【上野ひでのりプロFX】今週のトレード戦略 2021年11月28日(日)

【サヤ取り】まとめ | 世界三大利殖のひとつで300年の歴史。ヘッジファンドの投資術

arbitrage


そろそろバブル崩壊が心配ですか?
暴落相場に強くローリスク・ミドルリターンで人気のサヤ取りですが、株式だけが対象だと思っていませんか?

この記事では、個別株はもちろん、株価指数(NT倍率)、FX、商品先物のサヤ取りを徹底解説します。
売買両建てのペアトレードで、リスクヘッジ効果満点のサヤ取りを、今こそ始めてみませんか?

サヤ取りという黄金の利殖術

サヤ取りは、世界三大利殖のひとつ(他の二つは「サヤすべり取り」「オプションの売り」)と呼ばれ、300年の歴史があります。

相関が高い金融商品間(銘柄間、限月間、年限間、市場間、通貨間など)のペアトレードで、売買両建てで行われることが多いユニークな手法です。

投機的に行われるよりも、ミスプライスを解消する「裁定取引」として行われることが一般的です。英語では「Arbitrage(アービトラージ)」といいます。

現物保有のリスクヘッジ目的の商品先物市場から発生し、現物の引渡しを伴わない差金決済による純粋なトレード手法として発展しました。世界初の先物市場は、1730年に大阪に開設された堂島米会所です。全国の年貢米の先物取引が行われていました。

その優れた仕組みがヨーロッパに伝わり、ユダヤ系の大財閥ロスチャイルド家は、銅山経営と銅の先物のサヤ取り(サヤすべり取り)で、莫大な財産を築きました

山種証券(現「SMBC日興証券」)の創始者である山崎種二(ヤマタネ)もサヤ取り名人で、米の先物のサヤ取りで大成功を収めました。

ロスチャイルド家の流れを汲むファミリーが、現代でも世界の金融界を牛耳っていますが、欧米の大手投資銀行だけでなく、タックス・ヘイヴン(租税回避地)のケイマン諸島などに本社を置く、いわゆるヘッジファンドも経営してしています。
ヘッジファンドのヘッジは、リスクヘッジのヘッジです。彼らの伝統の利殖術が「サヤ取り」なのです。

伝説の大相場師・林輝太郎氏によるサヤ取りの分類は下記の通りです。
参考 希代の大相場師・林輝太郎氏の「サヤ取り(鞘取り)」の分類と特徴プロ為替ディーラー上野ひでのり公式サイト

個別株式の両外しサヤ取り

現在、最もポピュラーなサヤ取りです。

相関係数が高い2銘柄の個別株式の一方を空売りし、もう一方を買います。同業種の大型株をペアで選ぶのが望ましいと思います。

売りは空売り(信用取引)で、買いは現物でも構いませんが、コスト面では信用取引の買いが有利です。売りも買いも信用取引で行えば、売買手数料が無料の証券会社もあります(少額の金利負担はあります)。

仕掛けた時点でのA銘柄とB銘柄の差額(サヤ)だけに着目し、サヤが狙った方向に動けば利益になります。相場全体の騰落には影響されません。

ポジション保有期間は、平均2~3週間程度ですが、利益が伸びれば数か月キープすることもあります。

下記の記事では、13営業日のサヤ取りの実例、16万円の証拠金で4.6万円の利益を上げた手法を徹底解説します。
あなたにも再現できます。ぜひチャレンジしてみましょう!

専門家が語るサヤ取り(鞘取り)の真実。本当に稼げる方法はこれだ!

株価指数 NT倍率(日経平均とTOPIX)のサヤ取り

個別株式の両外しサヤ取りの応用編です。日本を代表する株価指数である日経平均株価(日経225)とTOPIXのサヤ取りです。

「日経平均株価÷TOPIX」の比率をNT倍率といいますが、倍率が今後上昇するか下落するかがトレードの着目点になります。

これを先物で行うこともできるのですが、個別株式の延長線上で、ETF(上場投資信託)で行うのが良いと思います。

下記の記事では、13営業日のサヤ取りの例で、約20万円の証拠金で9,450円の利益の実例について徹底解説しています。

株式サヤ取り(鞘取り)の応用。NT倍率取引の実例と収益

NT倍率のサヤ取りは、サヤが大きく縮小(倍率が低下)したときに、拡大(倍率上昇)狙いで仕掛けるのが基本です。これだけ覚えていれば、勝てる可能性が非常に高くなります。

上野式株式ロングショート 個別株式の両外しサヤ取りの応用

ヘッジファンドの代表的手法「株式ロングショート」を個人でも再現可能なことをご存知ですか?

「上野式株式ロングショート」は、サヤ取り5ペア10銘柄を同時に仕掛け、同時に手仕舞いする画期的なトレード手法です。

個人トレーダーの資金力でも十分再現可能なので、ぜひチャレンジしてください。

ヘッジファンド手法【株式ロングショート】個人でも再現可能【サヤ取り】応用編

商品先物のサヤ取り

商品先物のサヤ取りは、前述の通り、サヤ取りの原点です。

ラリー・ウィリアムズやジョー・ディナポリを代表とする米国の著名トレーダーは、皆、商品先物(コモディティ)で巨万の富を築きました

私の著作である「株式サヤ取り入門」という書籍が出版されていますが、もともとは商品先物のサヤ取りから始めています。個別株式よりも、商品先物のサヤの値動きのほうが理論的で、勝率が高いからです。

下記の記事では、ガソリンの限月間サヤ取り原油とガソリンのクラック・スプレッドの実例を紹介しています。どちらも取り組みやすいサヤ取りなので、ぜひお試しください。

商品先物の限月間サヤ取りと石油のクラック・スプレッド
世界の金融を牛耳るロスチャイルド家の財産の基礎を築いた世界三大利殖のひとつ「サヤすべり取り」をご存知ですか?

「サヤ取り」の一種ですが、売買両建ではなく新甫発会した先物を売り続けるだけのシンプルなトレード手法です。
この記事では、現代に応用するための基礎的な条件を徹底解説します。

【サヤすべり取り】ロスチャイルド家繁栄の基礎。世界三大利殖のひとつで「サヤ取り」の一種

FXのサヤ取り

個別株式のサヤ取りが、相関の高い2銘柄間のペアトレードであることからの連想で、「AUD/JPY」と「NZD/JPY」の2通貨ペアの両外しサヤ取りを行うような手法が「FXのサヤ取り」として紹介されていますが、明らかに間違ったトレードなので決して行わないでください。

FXトレードは、もともと「通貨ペア」を対象に売買を行いますが、この時点で既にペアトレードになっているのです。
例えば、豪ドル売り&NZドル買いのサヤ取りを行いたいのであれば、「AUD/NZD」売りというポジションを持てば良いことになります。

証拠金は半分以下、売買コスト(スプレッド負担)は2/3以下で済み、利益確定の指値注文(リミット)とロスカットの逆指値注文(ストップ)を設定し、相場急変時のリスクヘッジを行うことができます。

FXのサヤ取りについては、間違った常識がはびこっていますので、十分に注意していただきたく、下記の詳細記事をご覧ください。

FXのサヤ取りに関する世の中の間違った認識を正します。

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サヤ取りには様々なバリエーションがありますが、どの方法でも正しく行えば、大暴落相場に強い特徴があり、ローリスク・ミドルリターンで、一生コツコツ稼ぎ続けることができる黄金スキルとなりますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

上野ひでのり