【米雇用統計前】上野総研・第3の矢「実質実効為替レート(REER)」が暴く円の絶対位置

【ファンダメンタル分析が苦手と悩んでいる方へ】試読版もご用意しました。
為替はなぜ動くのか――中央銀行・金利・資金フローから読み解く世界のFX市場【2026年版】

本日のテーマ

昨日のNY為替市場は、今夜の米雇用統計を控えて明確な方向感を欠く、
極めて神経質な往って来いの展開となりました。

ドル円は一時158円台へ乗せた直後に157円台前半へ急落し、
再び買い戻されて長期トレンドの分水嶺である200日線(158円台半ば)
の回復を試す動きを見せています。

高市首相の訪米に合わせた日米の口先介入による下落分を埋め戻しつつあるものの、
7月に実施された日米協調介入の記憶が強力なシグナルとして機能し、
上値を重く押さえつけています。

一方で、欧州通貨は悲惨な状況にあります。

欧州を巡る景気・財政リスクや金利差の動きを背景に、
ユーロドルは2022年以降何度も節目となってきた1.1250ドルを明確に下抜け、
2025年5月以来となる1.12ドル台前半へと底抜けしました。

ユーロ円も一時176円台まで急落するなど、
ドルの先高感が根強い中で欧州通貨の脆さが際立っています。

上野ひでのり本日の視点

1.上野ひでのり総研「第3の研究テーマ」公開

多くのトレーダーは、今夜の雇用統計の数字が「予想より上か、下か」
という丁半博打に熱中し、目先の値動きに振り回されています。

しかし、プロのクオンツトレーダーは、
決してそのような近視眼的な勝負はしません。

この神経質な相場環境において、ノイズから脱却するための「強力な武器」として、
昨日、「上野ひでのり総研」の第3の研究テーマである
『円の実質実効為替レート(REER)月報』を完全無料公開いたしました。

REER(実質実効為替レート)とは、
単純な「対ドル」の価格(名目為替レート)ではなく、
複数の貿易相手国との関係を「物価の変動(インフレ率)」まで加味して算出した、
「円の本当の購買力(実力)」を示す究極の指標です。

2.データの衝撃:歴史の下位「0.71%」に沈む日本円の現実

今回発表した最新の月報(2026年8月版)が示すデータは、
非常に衝撃的な内容となっています。

現在の円のREERは「66.02」を記録しており、
これは1980年以降の約46年間の歴史において「下位0.71%」という、
過去最低値に肉薄する異常な極限領域に沈み込んでいます。

過去1年間にわたるこの歴史的低位への沈み込みは、
物価調整前の名目実効為替レート(NEER)の下落によって明確に主導されています。

さらに、本レポートのエッジ(優位性)は単なる現状分析にとどまりません。
過去の共変動感応度(β=-0.80)を用いた
「条件付き中期シナリオ」を提示しています。

現在のドル円(159.74円)から、仮に「150円」へと円高が進めばREERは約69.4へ、
「140円」へと進めばREERは約73.4へと回復する関係性をデータから導き出しています。

そして、REERが70や80へ回復していくプロセスが、
どのように「輸入物価の上昇圧力緩和」や「家計の実質購買力改善」といった
実体経済の変化をもたらすのかを、図解入りで視覚的に紐解いています。

3.「3つの時間軸」を支配する者が相場を制す

なぜ、「上野ひでのり総研」はこれほど多様なレポートを
連続して公開しているのでしょうか。
それは相場を「立体的」に捉えるためです。

【短期(週単位)】
大口資金の偏りと逃げ足を測る『IMMポジション週報』
▼最新号(9/26)

【中期(半年〜1年)】
円の絶対的な実力と修正余地を測る『REER月報』
▼最新号(10/1)

【長期(数年)】
中央銀行マネーの構造的な歪みを測る『ソロス・チャート月報』
▼最新号(10/1)

この「短期・中期・長期」の3つのレイヤー(層)を掛け合わせることで、
初めて「目先のノイズ」と「不可逆なトレンド」を見分ける
プロの相場観が完成します。

すべて無料で提供しておりますので、
ぜひブックマークして毎月の更新を定期的にチェックしてください。

4.実践的戦術:今夜の雇用統計と158円台の攻防…

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