目次
前日の通貨強弱
| 順位 | 通貨 | 前日比 | 前日順位 |
|---|---|---|---|
| 1 | GBP | +0.27% | 5位 |
| 2 | NZD | +0.09% | 3位 |
| 3 | CAD | +0.07% | 2位 |
| 4 | AUD | +0.04% | 1位 |
| 5 | CHF | -0.04% | 8位 |
| 6 | EUR | -0.05% | 6位 |
| 7 | JPY | -0.09% | 7位 |
| 8 | USD | -0.29% | 4位 |
相場データ:2026/10/20。8通貨全体に対する相対変化。順位は丸め前の値で判定しています。
ポンドの全面高とドルの全面安が鮮明化
2026年10月20日の8通貨強弱は、GBPが前日比+0.27%で首位に立ち、他7通貨すべてに対して上昇する全面高となりました。
2位にはNZD(+0.09%)、3位にCAD(+0.07%)、4位にAUD(+0.04%)が続き、プラス圏の4通貨をポンドと資源国通貨が占めています。
一方、最下位の8位はUSD(-0.29%)で、他7通貨すべてに対して下落する全面安となりました。
CHF(-0.04%・5位)、EUR(-0.05%・6位)、JPY(-0.09%・7位)もマイナス圏で引けましたが、下落幅はドルが突出して大きく、対ドルではすべての主要通貨が上昇しています。
ドル円の深掘り:ドルと円の双方の弱さと指数・クロス円の対比
USD/JPYは始値158.473から高値158.597、安値157.822のレンジで推移し、終値は前日比-0.20%(-0.316円)の158.157と反落しました。
日中は前日高値(158.548)を上抜けて週間高値となる158.597を付けたものの、終値は日中レンジの中央やや下(43.2%位置)へ押し戻され、直近5営業日レンジ(157.542〜158.945)の内部にとどまっています。
8通貨強弱で円が7位(-0.09%)と軟調だったにもかかわらずUSD/JPYが下落したのは、8位となったドル(-0.29%)の下げ幅が円の弱さを上回ったためです。
通貨ペアの算術分解でも、当日および直近5営業日(USD-0.63%、JPY-0.54%、USD/JPY-0.09%)ともにドル側の下落が円側の下落を上回っています。
独立した市場指数と照合すると、ドル指数(DXY)は前日比-0.24%の101.729と下落して直近5営業日安値を更新(一時101.506)し、前日安値(101.769)も下回って引けました。
円指数(JXY)は前日比+0.21%の63.2201へ上昇しましたが、主要クロス円ではGBP/JPY(+0.36%、終値211.592)やNZD/JPY(+0.19%、終値89.836)、CAD/JPY(+0.17%、終値112.453)がいずれも直近5営業日高値を更新しており、円の対ドルでの反発と他通貨に対する弱さが並存する一日となりました。
欧州通貨の対ドル選別と株式・金・暗号資産の横断整理
欧州通貨の対ドル相場では、GBP/USDが前日比+0.56%の1.33778へ上昇し、日中高値1.34086で直近5営業日および月間高値を更新しました。
ポンド高(+0.27%)とドル安(-0.29%)が双方向から重なったGBP/USDに対し、EUR/USD(+0.24%、終値1.12362)はユーロ自身が8通貨中で-0.05%と小幅安だったため、ドル全面安に引き上げられる形での上昇となっています。
他市場との関係をみると、米S&P500(+0.59%、終値7742.0)と日経225CFD(+0.58%、終値65089.0)はともに2日続伸し、日中レンジの上限近くで引けて日米株の方向が揃いました。
また、DXYの下落(-0.24%)に対してBTCUSDは+1.01%(終値82842.25)と反発して5営業日高値を更新(83438.65)した一方、GOLDはドル安局面にもかかわらず前日比-0.37%(終値4125.14)と3日続落し、通貨換算の逆相関だけでは説明できない独自の下げとなっています。
短中期の通貨強弱
累積水準首位の円と直近モメンタムが堅調なポンド・加ドル
2026年7月29日を起点(100)とする短中期チャートでは、累積指数でJPY(103.48)が首位を維持し、AUD(100.86)、GBP(100.26)、USD(100.17)、CAD(100.08)までが100を上回るグループを形成しています。
下位グループはCHF(98.78)、NZD(98.28)、EUR(98.19)の順となっています。
ただし、直近の変化率と照らし合わせると、1日・5日・20日の全期間でプラスを維持しているのはGBPとCADの2通貨です。
GBPは20営業日比で+0.90%(8通貨中1位・全面高)、5営業日比で+0.31%、前日比で+0.27%と一貫して強く、CADも20営業日比+0.61%、5営業日比+0.48%、前日比+0.07%と堅調に推移しています。
対照的に、20営業日比で+0.63%(2位)のUSDと+0.11%(4位)のJPYは、直近5営業日比ではUSDが-0.63%(最下位・全面安)、JPYが-0.54%(7位)とともに反落しており、20営業日比で-0.10%だったNZDが直近5営業日比では+0.68%(首位・全面高)と巻き返しています。
EURは20営業日比で-1.20%(最下位・全面安)、5営業日比で-0.28%、前日比で-0.05%といずれの期間でもマイナス圏が続き、短中期チャートの最下位(98.19)に沈んでいます。
長期の通貨強弱
豪ドルの長期独走と時間軸で異なる円の立ち位置
2025年11月10日を起点(100)とする長期チャートでは、AUDが累積指数107.01で単独首位を走り、GBP(101.44)とNZD(100.57)が100を上回って追随しています。
中位には基準線近傍のUSD(99.88)とCAD(99.60)が位置し、下位はCHF(97.40)、JPY(97.34)、EUR(97.11)が97台で並んでいます。
短中期チャートと比較すると、AUDは直近20営業日(-0.96%)や5営業日(-0.33%)で調整局面にあるものの、長期の累積的な優位は揺らいでいません。
一方、GBPは長期で2位(101.44)の位置を保ちながら直近20営業日(+0.90%)および前日(+0.27%)で首位に立っており、長期と短中期の双方で底堅さが確認できます。
最も時間軸の差が大きいのはJPYで、7月末以降の短中期では首位(103.48)にある一方、昨年11月からの長期累積では97.34と7位にとどまっています。
また、EURは長期(97.11)と短中期(98.19)の双方で最下位となっており、複数期間にわたって上値の重い展開が継続しています。
中銀フラッシュ
| 通貨・中銀 | 政策金利 | 次回会合 | 利上げ | 据置 | 利下げ |
|---|---|---|---|---|---|
| JPY日銀 | 1.25% | 10/30 | 5% | — | — |
| USDFRB | 3.75-4.00% | 10/28 | 16.1% | 83.9% | 0% |
| EURECB | 2.50% | 10/29 | 8% | 92% | 0% |
| GBPBoE | 3.75% | 11/05 | 90% | 10% | 0% |
| AUDRBA | 4.60% | 11/03 | 22% | 78% | 0% |
| NZDRBNZ | 2.75% | 10/28 | 73.55% | 27.5% | 0.75% |
| CADBoC | 2.25% | 10/28 | 89% | 11% | 0% |
| CHFSNB | 0.00% | 12/10 | 18.15% | 82% | 0.2% |
各取得先の最新公表値。—は非公表または取得できない項目です。日銀の据置・利下げは推定していません。
RBNZ・SNBの見通しはPolymarketの予測市場価格です。合計を100%へ補正していません。
政策金利の取得未完了:RBNZ。
掲載見送り:日銀。鮮度・取得状態の確認が必要です。
次回会合の利上げ織り込みが先行する英・加・NZと据置優勢の米・欧・豪・スイス
現在の政策金利水準は、確認できた7中銀のなかでRBA(4.60%)が最も高く、FRB(3.75-4.00%)とBoE(3.75%)が3%台後半、次いでECB(2.50%)、BoC(2.25%)、日銀(1.25%)、SNB(0.00%)の順となっています。
RBNZの政策金利は今回取得未完了のため空欄とし、推定による補完は行っていません。
次回会合に向けた織り込みでは、BoE(11/05会合、利上げ90%・据置10%)とBoC(10/28会合、利上げ89%・据置11%)で9割近い利上げ確率が示されており、Polymarketの予測市場価格でもRBNZ(10/28会合)は利上げ73.55%・据置27.5%・利下げ0.75%と利上げ側が優勢です。
一方、ECB(10/29会合、据置92%・利上げ8%)、FRB(10/28会合、据置83.9%・利上げ16.1%)、SNB(12/10会合、据置82%・利上げ18.15%・利下げ0.2%)、RBA(11/03会合、据置78%・利上げ22%)では据置見通しが8割前後から9割超を占めています。
前回の有効な保存観測と比較すると、今回比較可能な7中銀すべてで10ポイント以上の大幅な確率変化は発生していません。
比較的動きがあったBoC(利上げ85.0%→89.0%、+4.0ポイント)やRBA(利上げ18.0%→22.0%、+4.0ポイント)、ECB(利上げ11.0%→8.0%、-3.0ポイント)、FRB(利上げ17.2%→16.1%、-1.1ポイント)も小幅な推移にとどまっており、日銀(10/30会合)は今回の見通しが掲載見送りのため前回記録との比較自体が不能です。
前日の為替市場では利上げ織り込みの高いGBP・NZD・CADが強弱上位3通貨を占めた一方、確率自体は前回記録から大きく動いておらず、高水準の織り込み維持と当日の通貨選好が並存する形となっています。
数値計算と検証はPythonで行い、検証済みデータをもとにLLMを文章化支援に使用しています。
最終的な分析内容の確認・監修および文責は上野ひでのりが負います。

