【ビットコイン40,000ドル割れか?】押し目買いのチャンスがようやく到来

「お待たせしました!」という感じで、ビットコイン相場がようやく調整局面に入りました。
12月11日(月)に40,641ドルまで急落、戻りは42,524ドルまでと鈍く、12日(火)に40,211ドルと安値を更新しました。

40,000ドルの節目での買い意欲はいまだ旺盛ではありますが、上昇のモメンタムは確実に落ちており、じり安で40,000ドルを下抜いた後、さらなる急落の可能性が高いと想定しています。
下記の記事で述べた通り、38,000ドルを瞬間割り込む可能性があるので、そのタイミングでの押し目買いが良さそうです。

【ブルームバーグがビットコイン50万ドル予想】新クリプト・スーパーサイクルの始まり?

仮に38,000ドルを割り込んでさらに下げ、当初の押し安値予想の35,000ドル割れになったとしても、44,000ドル台の高値掴みを避けられただけで御の字だと思います。

買った直後から含み損が膨らむと心理状態が悪くなる

「押し目待ちに押し目なし」という相場格言がありますが、だからと言って高値掴みでも良いという理屈にはなりません。
大相場に乗り遅れまいと買い焦ると、買った時点が最高値という可能性が高くなるものです。

35,000ドル割れの可能性は低くなりましたが、40,000ドルを割れて38,000ドルに達する可能性は高まっています。
しかし、38,000ドルにこだわって買いそびれるよりは、結果的に40,000ドル割れを拾えれば、それで良しとしましょう。

年初来最高値を掴んでしまった方もいらっしゃるかもしれません。40,000ドル割れとなれば、短期で10%超の含み損となる訳です。
「失敗した」という後悔の念が強くなると、二度とそういう思いをしたくないという防衛機制が働き、45,000ドル到達の微益でも手仕舞いしたくなってしまうのが投資家心理です。

押し目の底で買うのが無理なのは誰でも納得できること

一方、これからチャンス到来の押し目の底が拾えず、その途中で掴んでしまったとしても、さほど心理的なダメージはないはずです。
40,000ドル割れ直後に買い、仮に35,000ドルまで下がったとしても、長い下ヒゲをつけてすぐに切り返してくる可能性が高く、痛みを感じる時間はさほど長くありません。

「底値で買える確率は非常に低い」のは誰でも納得できることです。したがって、多少のタイミングのズレで2,000~3,000ドルの一時的な含み損が出たとしても、決して失敗トレードではないのです。

【最後に】アルトコインを買うのはやめよう


Web3をけん引するイーサリアム(ETH)以外のアルトコインに手を出すのは止めておいたほうが良いです。ビットコイン1本に絞ってガチホするのがおすすめです。

ポンジスキームのような詐欺的なアルトコインは論外ですが、レイヤー1と呼ばれるエリートコインであったとしても、米国での訴訟リスクが大きいからです。
SEC(米証券取引委員会)が、違法な証券(大半のアルトコインのこと)の売買を仲介したということで、バイナンス、コインベース、クラーケンのBIG3取引所に対し訴訟を提起していることは既にお知らせしました。

トークンの発行元(DAO)は中央集権的な組織ではないので訴訟の対象にはなりにくく、その代わりに取引所を訴えている訳です。
民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員が「仮想通貨マネーロンダリング防止法案」を提出したことでビットコインが下落した側面がありますが、BTC自体に問題はありません。

主要なアルトコインが最大の米国市場を失う可能性はゼロではない訳で、わざわざリスクを冒す必要はないと思います。