目次
前日の通貨強弱
| 順位 | 通貨 | 前日比 | 前日順位 |
|---|---|---|---|
| 1 | JPY | +0.74% | 6位 |
| 2 | CHF | +0.32% | 5位 |
| 3 | CAD | +0.14% | 4位 |
| 4 | GBP | -0.08% | 3位 |
| 5 | USD | -0.13% | 7位 |
| 6 | AUD | -0.26% | 1位 |
| 7 | EUR | -0.29% | 8位 |
| 8 | NZD | -0.44% | 2位 |
相場データ:2026/10/22。8通貨全体に対する相対変化。順位は丸め前の値で判定しています。
円の全面高とドル円・クロス円の節目の下抜け
2026年10月22日の8通貨強弱では、JPYが+0.74%で前日の6位から1位へ浮上し、他7通貨すべてに対して上昇する全面高となりました。
CHFが+0.32%で2位、CADが+0.14%で3位と続いた一方、前日1位だったAUDは-0.26%で6位、前日2位だったNZDは-0.44%で最下位の8位へ反落し、上位と下位の顔ぶれが大きく入れ替わっています。
ドル円(USD/JPY)は始値158.127、高値158.246、安値156.680、終値156.759と前日比-1.369円(-0.87%)の3日続落となりました。
1日の値幅は1.566円と直近5営業日平均の2.17倍に拡大し、前日までの5営業日安値(157.542)および月間安値を更新して156.680まで下落しています。
高値から終値にかけて1.487円反落し、日足レンジの下限近く(レンジ位置5.0%)で引けました。
通貨ペアの変動を算術的に分解すると、1日ではUSDの相対変化(対数変化率-0.13%)とJPYの相対変化(同+0.74%、ドル円換算で-0.74%)がともにドル円の下落方向へ作用し、円高側の動きがより大きく重なっています。
市場指標を照合しても、ユーロを57.6%含む6通貨固定ウェイトのドル指数(DXY)が101.616(前日比-0.07%)と小幅な3日続落にとどまったのに対し、円指数(JXY)は63.7875(前日比+0.85%)と3日続伸して月間高値および直近5営業日高値(63.9345)を更新し、レンジ上限近く(レンジ位置82.5%)で終えました。
クロス円でもEUR/JPYが175.779(-1.02%)、NZD/JPYが89.021(-1.14%)と前日までの5営業日安値を割り込んで安値圏で引けたほか、前日高値と前日安値の双方を広げたGBP/JPY(210.043、-0.82%)やAUD/JPY(110.016、-0.98%)も下落して終えており、円の強さが対ドルだけでなくクロス円全般に広がったことが確認できます。
株式・金・暗号資産の反落と市場横断の関係
他市場では、日経225(CFD)が終値62210.0(前日比-4.17%)と続落し、前日までの5営業日安値(63123.0)および月間安値を更新して安値62200.0に迫るレンジ最下限圏(レンジ位置0.4%)で引けました。
S&P500(CFD)が7662.65(-1.23%)、ナスダック総合指数が26008.8594(-2.60%)と下落し、JXYが+0.85%上昇したことで、日本株の下落は米株安および円高の双方と方向が一致しています。
一方、GOLDは終値4024.49(前日比-2.82%)と反落して月間安値(4021.25)を更新し、BTCUSDも81262.05(-4.04%)と大きく反落しました。
DXYが前日比-0.07%と小幅安だったなかでドル建て金とビットコインがともに大幅下落しており、通常のドルとの逆行関係とは異なる動きとなっています。
ドル側の小幅な変化だけでは両市場の下落を説明できず、BTCUSDについてはナスダック総合指数(-2.60%)と同じく下落方向での同調が観測されました。
短中期の通貨強弱
5日・20日の変化と短中期累積指数の比較
短中期チャート(2026年7月31日基準=100)の累積水準では、JPYが101.53で8通貨の首位に立ち、CAD(101.06)、USD(101.03)、AUD(100.88)、GBP(100.43)が100を上回る一方、CHF(99.40)、EUR(98.27)、NZD(97.49)は100を下回っています。
直近の変化率を期間別に比較すると、5日変化率ではAUDが+0.64%で他7通貨すべてを上回る全面高となり、CAD(+0.47%)、NZD(+0.34%)、GBP(+0.16%)がプラス圏にあるのに対し、JPYは-0.001%とほぼ横ばい、CHFは-0.02%、USDは-0.77%、EURは-0.81%の全面安となっています。
20日変化率ではGBPが+0.94%で首位、JPYが+0.90%で2位、CHFとCADがともに+0.45%で続く一方、NZD(-0.05%)、AUD(-0.33%)、USD(-0.43%)、EUR(-1.89%)はマイナス圏にあります。
ドル円を算術分解すると、5日(-0.77%)ではJPYがほぼ横ばいのなかでUSDの軟化(対数変化率-0.78%)が下落の主導側となったのに対し、20日(-1.31%)や1日(-0.87%)ではドル安と円高の双方が同方向に重なっており、時間軸によって主導側の内訳が異なっています。
長期の通貨強弱
長期累積水準と直近の反発・反落の対比
長期チャート(2025年11月12日基準=100)の累積水準では、AUDが107.07で単独首位を維持し、GBP(101.80)とNZD(100.02)が基準線を上回っています。
一方でUSD(99.77)とCAD(99.75)は100近辺に位置し、JPY(98.51)、CHF(96.95)、EUR(96.51)は基準線を下回る水準にあります。
JPYは1日(+0.74%)および20日(+0.90%)で強い戻りを示し、7月末基準の短中期指数でも101.53とトップに立っていますが、昨年11月基準の長期累積指数では98.51と依然100を下回っています。
反対にAUDは単日では-0.26%、20日では-0.33%と調整しているものの、長期累積では107.07と他通貨を大きく引き離しており、EURは長期累積で最下位(96.51)にあるうえ20日(-1.89%)・5日(-0.81%)・1日(-0.29%)のすべてで下落が続いています。
累積水準と直近の勢いを分けて捉えることが重要です。
中銀フラッシュ
| 通貨・中銀 | 政策金利 | 次回会合 | 利上げ | 据置 | 利下げ |
|---|---|---|---|---|---|
| JPY日銀 | 1.25% | 10/30 | 7% | 93% | 0% |
| USDFRB | 3.75-4.00% | 10/28 | 7.2% | 92.8% | 0% |
| EURECB | 2.50% | 10/29 | 7% | 93% | 0% |
| GBPBoE | 3.75% | 11/05 | 97% | 3% | 0% |
| AUDRBA | 4.60% | 11/03 | 62% | 38% | 0% |
| NZDRBNZ | 2.75% | 10/28 | 85% | 14% | 1% |
| CADBoC | 2.25% | 10/28 | 89% | 11% | 0% |
| CHFSNB | 0.00% | 12/10 | 20% | 78% | 2% |
各取得先の最新公表値。—は非公表または取得できない項目です。
RBNZ・SNBの見通しはPolymarketの予測市場価格です。合計を100%へ補正していません。
RBAの利上げ織り込み急上昇と主要中銀の現在地
中銀見通しで前回の有効な記録と比較して10ポイント以上の大幅な変化が観測されたのは豪準備銀行(RBA、政策金利4.60%、次回会合11月3日)です。
ASXの公表値(前回記録の価格基準日2026年10月20日と今回2026年10月22日の比較)では、利上げ確率が22.0%→62.0%へ40.0ポイント上昇し、据置確率が78.0%→38.0%へ40.0ポイント低下して、利上げ織り込みが多数派へ逆転しました。
通貨強弱ではAUDは5日変化率で+0.64%の1位となる一方、2026年10月22日の1日変化率では-0.26%の6位と反落しています。
その他の主要中銀では、11月5日会合を控える英中銀(BoE、政策金利3.75%)で利上げ確率97%・据置確率3%(前回記録比で利上げが95.0%→97.0%へ2.0ポイント上昇)、10月28日会合を控えるカナダ中銀(BoC、政策金利2.25%)で利上げ確率89%・据置確率11%(同95.0%→89.0%へ6.0ポイント低下)と、いずれも高い利上げ織り込みが続いています。
数値計算と検証はPythonで行い、検証済みデータをもとにLLMを文章化支援に使用しています。
最終的な分析内容の確認・監修および文責は上野ひでのりが負います。

