目次
前日の通貨強弱
| 順位 | 通貨 | 前日比 | 前日順位 |
|---|---|---|---|
| 1 | AUD | +0.53% | 3位 |
| 2 | CAD | +0.22% | 4位 |
| 3 | NZD | +0.19% | 1位 |
| 4 | USD | +0.03% | 8位 |
| 5 | GBP | -0.14% | 2位 |
| 6 | EUR | -0.23% | 6位 |
| 7 | JPY | -0.29% | 7位 |
| 8 | CHF | -0.30% | 5位 |
相場データ:2026/10/19。8通貨全体に対する相対変化。順位は丸め前の値で判定しています。
豪ドル・加ドル・NZドルが上位を占め、円とスイスフランが下位に沈む
2026年10月19日の8通貨強弱は、AUD(+0.53%)が全通貨に対して優位に立ち首位となったほか、CAD(+0.22%)が2位、NZD(+0.19%)が3位に並び、前日最下位だったUSD(+0.03%)が4位へ浮上してここまでがプラス圏となりました。
一方、マイナス圏ではGBP(-0.14%)、EUR(-0.23%)、JPY(-0.29%)、CHF(-0.30%)の順となり、欧州通貨と円が下位に並びました。
ドル円の深掘り:高値圏での反発と時間軸による主導側の違い
USD/JPYは始値157.914、高値158.548、安値157.695、終値158.473となり、前営業日(10月16日)終値の157.975から+0.498円(+0.32%)反発しました。
当日は安値157.695から高値158.548近辺へ戻し、前日高値(158.334)を上抜けて当日レンジ上限近くの91.2%位置で引けています。
直近5観測(10月13日〜19日)のレンジである安値157.542(10月15日)〜高値158.945(10月14日、10月月間高値)のなかでは66.4%位置にあり、158円台半ばへ水準を切り上げました。
8通貨強弱の算術分解で見ると、1日変化(+0.32%)はUSDの小幅高(+0.03%)とJPYの下落(-0.29%)が同方向に重なり、とりわけ円側のマイナス幅が算術上の押し上げに大きく作用しました。
独自の市場指標であるDXYが+0.19%(終値101.973)へ反発し、JXYが-0.30%(終値63.0907)と2日続落した動きとも方向が一致しています。
クロス円を見ても、AUD/JPY(+0.81%)、CAD/JPY(+0.50%)、NZD/JPY(+0.45%)、GBP/JPY(+0.14%)、EUR/JPY(+0.05%)がいずれも上昇し、8通貨最下位だったCHFに対するCHF/JPY(-0.03%)のみ小幅安にとどまりました。
一方、時間軸を広げると、USD/JPYの5日変化(10月12日比-0.06%)では円安(JPY -0.57%)を上回るドル安(USD -0.63%)が算術上の主導側となり、20日変化(9月21日比+0.73%)では円高(JPY +0.21%)を上回るドル高(USD +0.95%)が主導側となっています。
単日のドル高・円安と中期の強弱バランスは期間ごとに異なっており、各時間軸の主導側を区別して把握する必要があります。
短中期の通貨強弱
7月下旬起点の累積では円が首位を維持、直近20日はドル高・ユーロ安が鮮明
2026年7月28日を基準(100)とする短中期チャートの累積水準では、JPY(103.50)が依然として単独首位に位置し、100近辺の中位グループにGBP(100.26)、AUD(100.23)、USD(100.14)、CAD(100.11)が密集しています。
100を下回る下位グループにはCHF(99.20)、EUR(98.60)、NZD(98.05)が並んでいます。
直近の変化率を20日と5日で比較すると、20日変化ではUSD(+0.95%)が全7通貨に対して上昇する全面高となった一方、5日変化ではUSD(-0.63%)が全通貨に対して下落する全面安となっており、中期の上昇に対して直近5観測では調整が入っています。
逆にNZDは20日変化が+0.02%と横ばい圏ながら5日変化では+0.70%と全通貨に対して上昇し、CADも20日(+0.41%)・5日(+0.57%)ともに堅調です。
JPYは20日変化が+0.21%とプラスを保つ一方で5日変化は-0.57%と軟化しており、7月下旬以降の累積リードを保ちつつ足元で上値を切り下げる動きとなっています。
また、EURは20日変化が-1.28%と全通貨に対して下落しており、5日変化(-0.14%)や1日変化(-0.23%)でもマイナス圏が続いています。
長期の通貨強弱
長期累積は豪ドルが独走し、円・ユーロ・スイスフランが下位グループを形成
2025年11月7日を基準(100)とする長期チャートの累積水準では、AUD(107.53)が他通貨を大きく引き離して首位に立ち、次いでGBP(101.13)、NZD(100.68)、USD(100.07)が基準線の100を上回っています。
CAD(99.62)は100をわずかに下回る中位につけ、下位にはCHF(97.47)、EUR(97.01)、JPY(96.89)の3通貨が97前後で並んでいます。
短期・短中期・長期の3つの視点を重ねると、AUDは直近20日(-1.02%)や5日(-0.34%)で調整していたものの、前日(+0.53%)は再び首位へ反発し、長期累積(107.53)の優位を維持しています。
対照的に、JPYは長期累積(96.89)では8通貨最下位にあるものの、7月下旬起点の短中期累積(103.50)では首位に立っており、評価する起点によって円の立ち位置が大きく異なる点が確認できます。
中銀フラッシュ
| 通貨・中銀 | 政策金利 | 次回会合 | 利上げ | 据置 | 利下げ |
|---|---|---|---|---|---|
| JPY日銀 | 1.25% | 10/30 | 5% | — | — |
| USDFRB | 3.75-4.00% | 10/28 | 17.2% | 82.8% | 0% |
| EURECB | 2.50% | 10/29 | 11% | 89% | 0% |
| GBPBoE | 3.75% | 11/05 | 89% | 11% | 0% |
| AUDRBA | 4.60% | 11/03 | 18% | 82% | 0% |
| NZDRBNZ | 2.75% | 10/28 | 73.55% | 27.5% | 0.55% |
| CADBoC | 2.25% | 10/28 | 85% | 15% | 0% |
| CHFSNB | 0.00% | 12/10 | 18.35% | 82.2% | 0.2% |
各取得先の最新公表値。—は非公表または取得できない項目です。日銀の据置・利下げは推定していません。
RBNZ・SNBの見通しはPolymarketの予測市場価格です。合計を100%へ補正していません。
BoCの次回利上げ確率が38.0%から85.0%へ急伸し、据置優勢から逆転
前回の有効な記録(取得日2026年10月17日、価格基準日10月16日)と今回の記録(取得日10月20日、価格基準日10月19日)を比較すると、カナダ銀行(BoC、政策金利2.25%、次回10月28日会合、出典BlueGamma)の見通しに大幅な変化が生じました。
BoCの利上げ確率は前回38.0%→今回85.0%へ47.0ポイント上昇し、据置確率は62.0%→15.0%へ47.0ポイント低下して、利上げ織り込みが多数派へ逆転しています(利下げ確率は0%で変化なし)。
通貨強弱でもCADは前日比+0.22%(2位)、5日変化+0.57%(2位)と上位で推移していますが、取得データからは織り込み変化の具体的な背景要因や為替との先後関係までは特定できません。
10月末の会合集中に向けた各中銀の現在地
次回会合の日程を見ると、10月28日にFRB・RBNZ・BoC、10月29日にECB、10月30日に日銀と、来週後半に5中銀の会合が集中しています。
利上げ優勢となっているのはBoE(政策金利3.75%、次回11月5日、利上げ89%・据置11%)、BoC(利上げ85%・据置15%)、および予測市場Polymarketを参照するRBNZ(次回10月28日、利上げ73.55%・据置27.5%・利下げ0.55%)の3中銀です。
RBNZの利上げ確率は前回取得値(65.6%)から7.95ポイント上昇、BoEの利上げ確率は前回記録(92.0%)から3.0ポイント低下といずれも10ポイント未満の変動でした。
一方、据置優勢のグループでは、FRB(政策金利3.75-4.00%、CME FedWatch)が据置82.8%・利上げ17.2%・利下げ0%、ECB(政策金利2.50%、BlueGamma)が据置89%・利上げ11%・利下げ0%となり、いずれも前回記録から変化はありませんでした。
RBA(次回11月3日、ASX、価格基準日10月16日)は据置82%・利上げ18%(前回記録から利上げが2.0ポイント上昇)、SNB(政策金利0.00%、次回12月10日、Polymarket)は据置82.2%・利上げ18.35%・利下げ0.2%(前回取得値から利上げが4.6ポイント上昇)となっています。
数値計算と検証はPythonで行い、検証済みデータをもとにLLMを文章化支援に使用しています。
最終的な分析内容の確認・監修および文責は上野ひでのりが負います。

