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円安が止まらない7つの理由とドル円の高値到達目途について

プロ為替ディーラー上野ひでのり公式サイト
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円安が止まらない7つの理由とドル円の高値到達目途について
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円安が止まらない7つの理由

1.黒田日銀総裁の円安容認発言

3月17日にBIS(国際決済銀行)から発表された円の実質実効為替レートは66.54で50年ぶりの低水準に下落している。
にも関わらず、翌日の日銀金融政策決定会合後の記者会見にて、黒田総裁は「現在の円安は日本経済にプラス」と発言、円安を容認し、「中銀の政策に逆らうな」で円売りが加速している。

2.日米金利格差の拡大

2年国債利回り格差

  • 3月23日 米国2.100%-日本0.225%=1.875%
  • 2月22日 米国1.555%-日本0.197%=1.358%
1か月間で0.517%上昇。
すなわち米国の利上げ2回分(50bp)超の格差が開き、以後も拡大の見込みである。

3.為替オプションの需給の変化

ドル円を買う権利(ドルコール・円プット)と売る権利(ドルプット・円コール)について、1か月前と比較すると、買う権利のほうに需要が大きく傾きつつあり(ドルコール、円プットオーバー)、為替相場でドル買いヘッジを行わなければならなくなっている。

4.シカゴ投機筋IMMポジションで円売り加速

3月15日時点の最新データでは、日本円は差し引き62,340枚(前週比‐6,484枚)の売り越しとなっている。
3月22日時点のデータは今週末に明らかになるが、売り越し枚数が増えていることは、ほぼ確実である。

5.円指数の急落止まらず

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3月4日の87.22から、3月24日は82.55まで急落している。

6.WTI原油先物価格が再び上昇

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129.42ドルの高値をつけた後、93.56ドルまで暴落しているが、押し目から急騰が続き、3月24日の高値は116.61ドルに達している。
資源価格の上昇が日本の経常収支を急激に悪化させ、円安の根本原因になっている訳であり、原油価格の先高観は強力な円売り材料である。

7.121円台の買いが分厚い

3月23日の早朝に121.410の高値をつけた後、反落し、欧州時間入り前に121円台の高値ロングポジションが放置されたままになった。
ロンドン勢に狙われてまとまった売り浴びせとなったが、120.591まで下げても121円台ロングのストップは発動せず、その後急速に買戻しとなった。
ドル円の先高観で、少々の下げにはビクともしない腰の据わったロングが増えている。
米国の利上げ開始で、ドル円ロングのスワップポイントが増えていることもロングを支援している。


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ドル円の高値到達目途

125.000の到達はほぼ確実か?

ドル円週足

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125.000の手前に、123.751という戻り高値があり、戻り売りの目途として意識はされるだろう。
しかし、暴落前の戻り高値であり、レジスタンスとしては弱めである。

4月12日に発表の米国消費者物価指数(CPI)に注意

3月分のCPIであるが、ウクライナ戦争による供給制約やエネルギー価格の急騰もあり、総合CPIの前年同月比が+7.9%を大きく上回ることが確実である。
コアCPIについても、全体の1/3を占める家賃の伸びが止まらず、+6.4%からの上昇が見込まれるため、5月4日のFOMCにおける0.50%の利上げの可能性をさらに高めるだろう。
当然のこと、ドル高、円安要因となる。

4月28日の日銀金融政策決定会合後の黒田総裁発言には最警戒

円安容認発言を繰り返すようであれば、125円に到達はほぼ確実視される。