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日銀がインフレ目標2%達成を前に利上げを実施する可能性?
MEMO
日銀がインフレ目標2%達成を前に利上げを実施する可能性。当局者は金融政策正常化に向け議論を開始していると、関係者の話としてロイターが報じた。
2022年1月14日(金)
報道の信ぴょう性について
全く根拠のない話ではなく、日銀の意図的なリークである可能性は否定できない。
足元の物価が上昇を続ける可能性
携帯電話通信料金の値下げ効果の賞味期限切れが近づいている。
原油、液化天然ガス(LNG)などのエネルギーを始めとする輸入物価全般が上昇している。
円安が物価上昇に拍車をかけている。
「経済・物価情勢の展望」でインフレ率を上昇修正の可能性
標記レポートは年4回(1月、4月、7月、10月)に発表される。
日銀会合が終了し次第「基本的展望」が示され、経済・物価情勢の展望(背景説明を含む全文レポート)は、翌営業日の14時に公表される。
インフレ率とは、消費者物価指数(除く生鮮食品)のことである。
前回(2021年10月)発表分では、2023年7月時点で「+0.9 ~ +1.1」の見通しであった。
今回のレポートで、2022年、2023年の見通しを大幅上方修正してくる可能性がある。
特に2023年の見通しが、1%台後半になった場合には、2023年から利上げが可能になるとマーケットが受け止める可能性がある。
ちなみに、黒田総裁の任期は2023年4月8日である。
日銀金融政策決定会合の結果発表時間は、未定
金融政策に変更がない場合には、正午前後に発表になる。
変更がある場合には13時を過ぎる場合もある。
今回は、現状維持が予想されているため正午前後の発表が想定されるが、「展望レポート」のインフレ率の数字には要注意である。