日本時間表示をたった3分で設定完了する5ステップ【MT4無料インジケーター】

MT4日本時間表示

MT4は非常に優れたFXチャートですが、海外ブローカーのサーバータイムが表示されるので不便だと思いませんか?
日本時間が表示できるインジケーターを本番口座契約の顧客だけに提供するケースが多いのですが、無料のインジケーターがあり、たった3分で設定完了しますのでお試しください。


日本時間表示インジケーターを設定する前に

1.キリ番のグリッド線を設定、間隔を固定する

グリッドビルダー キリ番のグリッド線を設定、間隔を固定できるグリッドビルダー【MT4無料インジケーター】 現状この作業を行う時間的な余裕がない場合でも、デフォルトの格子状の点線グリッドの非表示は一瞬で終了しますので、それだけは必ず行っておいてください。
日本時間表示インジケーターのグリッドと区別がつかなくなるからです。
参考 デフォルトのグリッドを非表示にする方法【MT4無料インジケーター】キリ番のグリッド線を設定、間隔を固定できるグリッドビルダー

2.【MT4スケールの固定】グリッドを絶対値で固定する

【MT4スケールの固定】グリッドを絶対値で固定しよう! 日本時間表示インジケーターの導入だけを目的としているならば、後回しで構いません。
ただ、1.と2.は、良いチャートの条件という観点からは、日本時間表示より優先順位が高い本質的な設定となります。

「JPN_Time_SubZero」という無料インジケーターを導入する

基本機能

「JPN_Time_SubZero」の基本機能は下記の通りです。

  1. MT4のサブウインドウに、シンプルな数字のみで日本時間を表示できる
  2. 日本時間は、分、時、日の表示が可能(秒、月、年も可能ですが必要ないでしょう)
  3. 垂直に点線表示できる

入手方法

下記のボタンをクリックすると、「JPN_Time_SubZero」のダウンロードを開始します。

DOWNLOAD


zip形式で圧縮してありますので、解凍した中身の「JPN_Time_SubZero.mq4」をご利用ください。

「JPN_Time_SubZero」はMQL4形式のソースファイルが公開されているので、エディター(MetaEditor等)でカスタマイズも可能ですが、ここではそのまソースファイルを組み込むことにします。

注意
下記のセットアップ方法は、マルチタイム・フレームで周期ごとに最適化を行う前提で紹介しています。
周期を切り替えてご利用の場合には、デフォルトのまま何も変更しないでOKです。

たった3分で設定完了する5ステップ

STEP.1
データフォルダを開く

MT4のプルダウンメニューからデータフォルダを開きます。
「ファイル」>「データフォルダを開く」
STEP.2
データフォルダに「JPN_Time_SubZero」を格納する

2階層下のIndicatorsフォルダ内に「JPN_Time_SubZero」をコピー&ペーストします。
「データフォルダ」>「MQL4」>「Indicators」>「JPN_Time_SubZero」

この作業が終わったら必ずMT4を再起動してください。
再起動せず、そのままSTEP.3に遷移しても、「JPN_Time_SubZero」は見つかりません。

STEP.3
「JPN_Time_SubZero」を挿入する

「挿入」>「インディケータ」>「カスタム」>「JPN_Time_SubZero」
STEP.4
パラメーターの確認

「パラメーターの入力」タブ内のデフォルト設定をご確認ください。

今回の設定は5分足に対して行いますが、その場合、デフォルト設定のまま何も変更する必要はありません。

赤枠で囲ったところが重要なので、説明しておきます。

  1. 「UserLocalPCTime」=「true」・・・あなたのPCの時刻で表示を行います
    次の列を確認すると、このMT4ブローカーのサーバータイムと9時間の差があると分かります
  2. 「Grid」=「true」・・・垂直のグリッドを表示します
    周期によっては表示したくないときもありますが、その場合、「false」に変更します
  3. 「HOUR」=「true」・・・1時間単位で数字を表示します
    ただし、長い周期になると表示エリアが密集するので、間引き表示されます
5分足、15分足、30分足、1時間足の場合は、このまま何も変更しないでOKです。
STEP.5
これで搭載完了しました!

ユーロドルの5分足の場合、このような表示になります。
日本時間(あなたのPCの時刻)がシンプルな数字で、加えて垂直のグリッドも表示されるので、とても分かりやすくなりました。

1分足に最適なパラメータ設定


この設定で、「00:00(hh:mm)」という表示になります。
10分ごとに垂直グリッドが表示されると視覚的に邪魔なので、「Grid」=「false」で非表示にします。

4時間足、日足に最適なパラメータ設定


この設定で、「00(dd)」という表示になります。

4時間足、日足になると、時間(hh)はエリア的に表示不能なので、日付(dd)のみシンプルに表示すると便利です。
MT4のデフォルトでは、間引き表示されているからです。

垂直のグリッドは不要でしょう。

週足、月足に設置する必要はなし

たった9時間の差に意味はありませんし、MT4のデフォルト表示で時期は分かりますので、日本時間表示は不要です。

パラメータの確認や修正が必要な場合

設定画面を閉じてしまった場合、下記の方法で開き、パラメータの確認や修正を行います。
参考 パラメータの修正が必要な場合【MT4無料インジケーター】キリ番のグリッド線を設定、間隔を固定できるグリッドビルダー 「Grid Builder」の例ですが、サブウィンドウの「JPN_Time_SubZero」に読み替えてください。

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MT4はとても自由度が高いチャートで、「こうしたい」という希望はほとんど叶えられるでしょうが、デフォルトの機能だけでは限界がありますので、よく出来たカスタムのインジケーターが数多く公開されています。
今後も、活用のしかたを含めて、続々と紹介していきますので、ご期待くださいね。

上野ひでのり