ディナポリチャート(手法)には、大きなトレンドの転換を正確に発見する「ウォッシュ&リンス」「ダブル・レポ」というシグナルがあるのをご存知ですか?
日足レベルのシグナルで500pips以上の値幅を狙うポジショントレードが可能です。
正しい理論を学んでぜひチャレンジしてみてください。
目次
「ウォッシュ&リンス」と「ダブル・レポ」で大相場の転換点が分かる!
USD/JPYの日足 2017年後半から2018年前半のチャートです。
「ウォッシュ&リンス」は、ジョー・ディナポリが好んで使う表現です。
文字通り、相場にしこった様々な市場参加者のポジションを洗い、すすいで、キレイに洗濯してしまうようなトレードです。
底値では大量の売りをぶつけ、天井では大量の買い注文を出します。
数か月来、数年来の底値や天井は最強力なスイングポイントですから、底値に近づけば近づくほど大量の買い注文が、天井に近づけば近づくほど大量の売り注文が並んでいます。
そして、その少し外側に、膨大な数のストップ注文が並んでいます。そのストップを意図的に発動させ狩りにいく訳です。
「ウォッシュ&リンス」によって、数か月来、数年来の高値・安値が更新されますが、更新の値幅は意外に小さく(25pips未満)、天井に上ヒゲ、底値に下ヒゲとして痕跡を残すのみというケースが多くなります。
「上野式ブレイクアウト」は、大口トレーダーの「ウォッシュ&リンス」に便乗するトレード手法です。
ブレイクアウトが示現した後は、ドテンの「天井売り」あるいは「底値買い」に転じ、往復で莫大な利益を得ることができます。
「ダブル・レポ(Double Repo)」は、めったにないご馳走パターン
「ダブル・レポ」は、ジョー・ディナポリの定義では、「ダブル・リ・ペネトレーション(Double Re Penetration)」で、3×3DMAオレンジラインをローソク足が2回貫通する動きになります。
これは、1分足で見つけても無意味で、主に日足で判定します。
大相場の終焉(クライマックス)に発生するパターンであり、一般には、天井圏でのダブルトップ、底値圏でのダブルボトムのことだとご理解いただければ結構ですが、通常のチャート分析では、ダマシも多く、天井で売り、底で買うのはなかなか困難です。
しかし、「ダブル・レポ」の理論的な定義に基づけば、安心して、天井と底で反転ポジションを持つことができます。
日足で「ダブル・レポ」を発見し、エントリータイミングを1分足の理論的根拠に求めれば、より正確性が向上します。
天井近くで売る場合、日足を根拠とすれば「ダブル・レポ」つまり完璧な逆張り(反転トレード)ですが、1分足では、しっかり順張りの売りになるようなタイミングを計って仕掛けます。
短期トレード派の方は、下記の手法も参考にしてください。
「ディナポリチャート(手法)」を利用。勝てるFX短期トレードの実例
スイングポイントが正確に分かれば、トレード戦略は自由自在
重要度が高いスイングポイントでは反発狙いが基本
(1)は当日高値と同じで、ここがレンジの上限であり、押し目レベルが下限(1本下の白い太い水平線)になります。
ダウ理論に則れば、当日高値を上抜けしない限り、下限の押し目レベルは、いずれ下抜け(ブレイクダウン)する可能性は高いです。
しかし、その前にこのレンジの上限、下限での反転が何度も繰り返されることが多く、上限では戻り売り、下限では押し目買いという反発トレードを、ブレイクダウンの直前まで何度も繰り返し、回転させたいところです。
複数回繰り返す反発狙いトレード
重要度が高いスイングポイントには複数回タッチする可能性が高いので、反発狙いトレードは複数回行う準備をしておきましょう。
(2)のレンジの上限は、(1)のレンジの下限とちょうど同レベルであり、ロールリバーサル(役割転換)機能が働き、サポートからレジスタンスに変化しているため、戻り売りのターゲットとして最適です。
実際に2回チャンスがあり、いずれも成功していることになります。
一方、下限については1度はサポートを確認できたものの、2回目では安値更新、ブレイクダウンとなりました。
ダウ理論的の「下げダウ」(下落トレンド)の条件に限りなく合致した相場であり、新値更新は下落方向で連続して起こりやすいチャートです。
トレンド継続なら、時間の問題で必ずブレイクする
重要度が低いスイングポイントでは、いったん反発しても、トレンド継続なら、時間の問題で必ずブレイクします。
(1)(2)(3)のレンジの下限のサポートについて、1度目の反発は効いていますが、2回目には新値更新でブレイクダウンしています。
「ウォッシュ&リンス」を見破って便乗しよう!
「ウォッシュ&リンス」は、最重要なスイングポイントのファーストタッチで起こりやすいので、ブレイクアウト⇒ドテン戦略も想定しておきましょう。
GBP/USDの1分足です。
1.30000という最重要のスイングポイントは太い黄色の水平線で示されています。
約8pips下にレンジの上限が確認できますが、このラインをブレイクアウトしてからは、さらに上昇バイアスが強まり、一気に1.30000という重要なスイングポイントも上抜きました。
これは、ディナポリ理論の「ウォッシュ&リンス」の典型パターンです。
1.30000上のストップを巻き込んだ結果のオーバーシュートであり、一通りポジション整理が進んだ後は、ドテン売りにより再度1.30000を大きく割り込む流れになりました。
その後反発して、2度1.30000のレジスタンスを試す動きになりましたが、戻り売りで応戦され、いずれも下落に転じています。
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