まだトラリピ運用の決断ができないで悩んでいるのですか?
失敗した、儲からないなどデメリットを強調する偏った評判で二の足を踏む必要はありません。
失敗の3大原因は、通貨ペアの選択とレンジ設定の間違い、証拠金不足に尽きます。
この記事では、初心者でも成功できる仕組みを徹底解説します。
マネースクエアのトラリピ(PR)
目次
初心者がトラリピで失敗、儲からない3大原因とは?
1.通貨ペアの選択ミス
トラリピで運用する通貨ペアを選択する上で、5つの最重要ポイントは下記の通りです。
- メジャー通貨ペアで流動性が高いこと
- 両通貨の値動きの相関が高いこと
- 相関係数の高さに支えられて、過去5年間のレンジが1,000~1,500pips内に留まること
- フラッシュクラッシュの大暴落が起こっても、上記レンジ内に収まること
- スワップポイントの売りと買い合計のマイナスの差が小さいこと
【為替相場一日の取引量ランキング】1位ユーロドル、2位ドル円、3位ポンドドル 上記の5つの最重要ポイントをクリアした通貨ペアは、下記の通りです。
- ドル円(USD/JPY)・・・2022年から想定外のトレンド(ブラックスワン)が発生し、現状はおすすめできません。
- 豪ドルNZドル(オージーキウイ)
- ユーロポンド(EUR/GBP)
豪ドルNZドル(オージーキウイ)はメジャー通貨ペアではありませんが、その他の条件が飛び抜けて優れているので、選定しました。
ユーロ円、ポンド円、豪ドル円を運用しているユーザーもいますが、上記5点のチェックポイントから、トラリピ運用に適さないと考えます。
多くの通貨ペアを手掛けることが分散投資でリスクヘッジになると勘違いしているユーザーもいるのですが、現実には運用に適さない通貨ペアを1種類でも採用するとリスクが大幅に上昇します。
豪ドルNZドル(オージーキウイ)とユーロポンド(EUR/GBP)の2通貨ペアから選択するか、両方運用するのもありだと思います。
トラリピ運用で大損失が発生したという事例が多く見つかりますが、最初から失敗確実な方法で運用しているからであって、トラリピ自体の問題ではありません。
トラリピが、正しい方法で運用すれば、絶対に失敗しない優れたFXシステムトレードであることは間違いがありません。
トラリピで運用してはいけない通貨
- 資源国通貨(豪ドル、NZドル、カナダドル)
- 新興国通貨(トルコリラ、南アフリカランド、メキシコペソ)
資源国通貨は、コモディティ(商品)価格との相関が強くトレンドが出やすいため、米ドルや日本円との相関は低く、レンジの上限・下限を推定するのが困難だからです。
資源国通貨同士の組み合わせ「豪ドルNZドル」は問題ないどころか最適です。
新興国通貨は一方通行の暴落リスクがあるので論外です。
単発のトレードですら相当リスキーです。
新興国通貨が高金利の理由は、暴落リスクとのトレードオフだとご理解ください。
2.レンジの上限・下限設定のミス
運用期間は、最低2年、できれば5年以上を想定しておきたいところです。
レンジの上限・下限設定について、直近の相場だけを見て500pips程度の狭い設定をしてしまえば、確実に失敗するでしょう。
詳細は個別のページ(リンク先)をご覧いただきたいのですが、下記のレンジをおすすめしています。
3.資金管理に問題がある。証拠金不足
例えば、ドル円の場合、1,500pipsの広いレンジなので、レンジの中心から上を売りトラリピ、下を買いトラリピと設定して、「ハーフ&ハーフ」戦略を採用するのが良いと思います。
レンジのちょうど中心からスタートした場合に、下落トレンドでレンジの下限まで達してしまったとすれば、ここで最大含み損失となります。
最悪の事態を想定した資金計画が必要で、最初からその分の証拠金は準備しておくべきです。
実際には、全く戻りをつけないで一直線に下落する相場というのはあり得ません。
下落している途中の保ち合いで、利益確定が何度も入りますので、含み損失は徐々に膨らんでも、証拠金(実現益)は確実に増加しながら下落していきます。
証拠金に余裕があればあるほど、含み損失にも寛容になれるのは事実であり、含み損失がメンタル的に耐えられるか耐えられないかが、運用の成否を決めます。
ここがいちばんのポイントであるといっても過言ではありません。
証拠金が多ければ多いほど、含み損失が相対的に小さくなりますので、メンタル的に健全な状態を保てます。
トラリピ運用を途中で止めてしまう人は少なくありませんが、証拠金に余裕がないため、下記のメンタル的なプレッシャーに耐えられないようです。
- レンジの下限・上限に接近したときの含み損失の大きさ
- ドル円の場合、売り方向(上昇トレンド)のときに、日々スワップポイントがマイナス加算される
ドル円の「ハーフ&ハーフ」運用の場合、スワップポイントがマイナス計上されるのは、上昇トレンド(レンジの中心より上)の売りトラリピのときだけです。
上昇途中の保ち合いで、実現益も積み上がっていきますし、その中からスワップポイントを払い出していると考えれば、特に問題はないはずです。
トラリピ関連記事5選
【トラリピ】EAよりユーザビリティが高く、初心者にも扱いやすいFX自動売買システム
関連記事で、いちばん基礎的な内容です。
自動売買運用の仕組みと最強設定方法について徹底解説します。
バックテストの結果、ドル円を証拠金50万円、2年間運用した利回りは、初期証拠金に対して47.2%になります。
含み損は常に抱える形になりますが、レンジを外れないように慎重に事前設定し、証拠金が十分に足りていれば、実損失にはなりません。
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メンタル原因の大損とは無縁。ほったらかしFXシステムトレード
通常の裁量トレードと自動売買システムのトラリピと比べたとき、トラリピのほうが圧倒的にメンタルの負担が小さいのですが、その理由は、下記の通りです。
- トラリピでは、仕掛け、利食いの判断を随時行う必要がない
- トラリピでは、機会損失も利食いの失敗もない
- トラリピでは、ロスカットの苦痛を味わうことがない(万が一、想定レンジを外れてしまっても、証拠金が足りている限り)
【トラリピ】メンタル原因の大損とは無縁。ほったらかしFXシステムトレード
「ハーフ&ハーフ」戦略で、大暴落が起きても心配なし。逆に大儲けの実例あり
2019年01月03日(木)のドル円のフラッシュクラッシュの大暴落は、わりと最近のことなので、あなたも覚えているかもしれません。
108.900(暴落直前の高値) ⇒104.766(安値) 413.4pipsの大暴落
この程度の値幅は、レンジの下限には遠く達しませんので、急落中に建ったロングポジションは、往ってこいで全て利益確定していたと、正月の早朝、寝ぼけまなこで、大損失どころか、大儲けの結果を確認したというエピソードを紹介しています。
トラリピ「ハーフ&ハーフ」戦略で、大暴落が起きても心配なし。逆に大儲けの実例あり
【相関係数が最高】豪ドルNZドル(オージーキウイ)の長期安定運用メリットとは?
相関係数が10年間で0.9087と非常に高く、確率論的に決まったレンジ内の値動きを繰り返すので、「最強通貨ペア」と呼ばれます。
マネースクエアから、「トラリピ・Buy&Sell」という新戦略が提案されていますが、採用することをおすすめします。
ドル円はハーフ&ハーフで良いと思いますが、AUD/NZD(オージーキウイ)は、相関係数が高く、より一層中心レベルでの保ち合いが続きやすいので、重複ゾーンを増やすBuy&Sell戦略は確かに優位性が高いと思います。
運用開始時の証拠金100万円で、5年間運用すると資金は260万円まで増加というフォワードテストの結果もご覧いただけます。
【相関係数が最高】トラリピで豪ドルNZドル(オージーキウイ)の長期運用メリットとは?
【最強通貨ペアシリーズ第2弾】ユーロポンド(EUR/GBP)はレンジが狭く収益力が高い
EUR/GBP(ユーロポンド)は流動性が高く安全なメジャー通貨ペアです。
EUR/GBPは2.0%のシェアを持ち第9位です。
2016年6月23日に行われた英国国民投票にて、英国のEUからの離脱(ブレグジット)が可決されたことにより、多少乱高下した時期もあったのですが、2021年になってすっかり落ち着いた狭いレンジ相場に戻りました。
他の通貨ペアと比べて、同じ1pipでも、ポンド円ベースの決済ですから、非常に収益力が高くなります。
100万円の資金で1年10か月運用すると、利益の期待値は252,598円というバックテストの結果もご覧いただけます。
トラリピ【最強通貨ペアシリーズ第2弾】ユーロポンド(EUR/GBP)はレンジが狭く収益力が高い
トラリピの詳細情報
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豪ドル円(AUD/JPY)と南アフリカランド円(ZAR/JPY)を中心にトラリピ運用して1,000万円失ったというユーザーのブログが公開されており、失敗から学んで二度と失敗しない設定を考えたという後追い記事も読みました。
おすすめの通貨ペアではありませんが1種類に絞って、その後順調に収益を上げているようです。
トラリピは非常に優位性が高いFXシステムトレードです。
この記事を参考にしていただければ、成功の可能性は非常に高いです。ぜひご利用ください。
上野ひでのり