私は2006年にFXトレード・デビューしましたが、当時は、現在の基準で言えば、悪徳業者以外ありませんでした。
以降16年間にわたり、自分が絶対損しないように、少しでも優良な会社を選別し続け、計17社の口座を開設しましたが、現在使っているのは2社のみです。
そのうち、個人トレーダーの方に絶対的におススメできる究極の1社をご紹介します。
「なぜ、その会社が究極なのか?」を連載で、多面的に分析します。
連載記事を読めば、初心者の方でも、勝てる(絶対に損しない)FXトレードに必要不可欠な基礎知識が身に付くようにも工夫しました。
目次
ヒロセ通商の評判は最悪?
ヒロセ通商の評判をネット検索していると、ストップ狩り疑惑が喧伝されている記事が複数見つかります。
非常に興味深いテーマなので、私が実際に利用している実感を含めて、客観的な事実を述べたいと思います。
相場の急落時にスプレッドが広がり過ぎる
ヒロセ通商に限りませんが、いきなりスプレッドが拡大して想定外のストップがつくと、腹が立ちますよね。
「FX会社の不正(ストップ狩り)では?」と疑いたくなる気持ちも分かりますが、10年前ならいざ知らず、そんなあからさまな不正を行う会社は、現代の日本の金融庁の監督下ではありません。
イベントリスクと呼ばれますが、米国雇用統計やFOMCなどの結果発表の直前には、スプレッドが一気に拡大し、結果が市場に織り込まれる(動揺が収まる)まで、しばらくスプレッドが拡大した状態が続きます。
よほどの初心者でなければ、イベントの前にポジションを整理しておくか、ストップがつかないように一時的にレートを外側に移動するケースです。
急落も急騰も、2か国の通貨ペアの立場を逆転すれば同じ現象ですが、その原因が事前に予測できるものか、予測できないものかに分かれます。
どちらでも、スプレッドは当然のこと拡大しますが、これは意図的に行っている訳ではなく、カバー先の銀行団から提示されるレートがもともと拡大していることが原因です。
フラッシュクラッシュとは?
誰にも予測不可能なイベントリスクです。
【徹底解説 2023年版】5大フラッシュクラッシュ | FXの最大リスクとは?フラッシュクラッシュ(Flash crash)とは、原因不明で、瞬間的に起こる大暴落のことをいいます。
そして、ほとんどのケースで、一気に値を戻す展開(大暴騰)で、起点まで往ってこいとなります。
あらゆる金融商品の相場で起こり得るのですが、この記事で紹介するのは、最も高い流動性を誇る為替相場においても発生した実例です。
FXのフラッシュクラッシュは、2015年1月以来、2020年3月までに5回も発生しています。
2021年以降はまだ起こっていませんが、いつ発生してもおかしくないので、普段から用心しておきたいものです。
顧客のストップを意図的に狩ろうとしてくる
「相対取引(あいたいとりひき)のFX会社が、自社の利益にするために、市場の混乱に乗じてストップをつけたのだ」と疑いたくなる気持ちも分かりますが、それはたいがい言いがかりです。
特に、ヒロセ通商では、顧客から預かったオーダー(強制ロスカットも含む)を一切キープせず、瞬時にカバー先に流しているため、顧客のロスカット分の損失が、自社の利益になったりはしません。
小林芳彦氏の説明も怪しい、うさん臭い?
小林芳彦氏とは?
ヒロセ通商の100%子会社のJFXの社長です。ヒロセ通商の経営にも参画しています。
元カリスマディーラー小林芳彦氏【ヒロセ通商(LION FX)】プレミアム大反省会が好評!
オレ的ゲーム速報JIN氏とYoutubeで対談
【お金返して!】FX、強制ロスカットされた3000万円を返してとFX会社の社長に言ってみた。
ヒロセ通商のスプレッドだけ異常に広がった状態でロスカットになったが、他社であれば取引停止していたので助かったかもしれない。
関係者である小林氏に「カネを返してくれ」という企画です。
小林氏の主張は下記の通り
- ヒロセ通商は、顧客に常に最良のレートを提供するために、カバー先を増やし続け、現在は業界で最も多い23の世界の大手金融機関と取引を行っている。
- 顧客からの注文は全てカバーを行うので、顧客との利益相反はない(単なる仲介ブローカーである)。
- スプレッドが広がった分だけFX会社の収益になると勘違いしている人が多いが、それは違う。
- 当日は新年の早朝で、市場の流動性が非常に低下しており、ドルストレートの豪ドル米ドルやドル円でさえ、カバー先の銀行からレートが非常に取りづらい状況だった。
- 全てのカバー先の銀行は自分の身を守ることを優先するので、極端に広いスプレッドを提示してきたり、レートの提供を停止したところもあった。
- 日本の他のFX会社は、カバー先の銀行からほとんどレートが取れず取引停止にしてしまったが、ヒロセ通商は、この暴落がいつまで続くか分からないので、どんなに不利なレートであっても、約定(ロスカット)させることを優先させるシステムである。
- 結果的には、フラッシュクラッシュの特性として、すぐに往ってこいで値を戻してきたが、JIN氏のポジションは既にストップがつき、2,500万円の損失が確定した後だった。
- レート配信を停止したFX会社のポジションは、停止期間中の値動きがなかったことになったため、結果的に助かる例もあった。
- しかし、2015年のスイスショックのように、全金融機関が取引停止をしている間に、さらに下げ続けた例もあり、2,500万円の損失で止まらなかった可能性もある。
- 必ずしも値がすぐに戻るとは限らないため、どんなにスプレッドが拡大しても、可能な限りカバー取引は行い、顧客の損失を最小限に留めるためのストップ注文の執行ができるようなシステムになっている。
JIN氏は完全に納得した
小林氏から「フラッシュクラッシュが起きても、損をしないトレード手法を教えます」とのことで、今後も良好な関係が続くことになりました。
JIN氏は納得しても、全く納得できない視聴者コメントも多数
納得できないポイントは「全ての顧客注文をカバー先に流している」の部分
私も確かに、その点だけは気にはなりました。
論点の詳細につきましては、下記の記事を参照してください。
ヒロセ通商(LION FX)がスキャルピングOK!の意味とは?日本型DD方式とグローバルNDD方式
疑惑解明のために、説明を尽くして欲しい
- ヒロセ通商のDD(Dealing Desk)では、顧客の注文を一瞬たりとも預かったりしないのは事実
- まずは、同じ通貨ペアの売買注文は、DD内でマッチングし相殺約定させる
- その後、残った差分をカバー先の銀行にオーダーする
2.でマッチング約定できた全取引量を原資として、ドル円ならば0.2銭のスプレッドを、カバー原価なしで粗利益とすることができます。
「ドル円の0.2銭のスプレッド原則固定」では、100%ブローカー業務に徹するNDD(No Dealing Deak)なら大赤字になります。
2.のような収益化を、金融庁(金商法)では禁止していませんし、全く問題ない正規の金融ビジネスなのです。
なので、堂々とそういう収益構造であると、顧客に説明すれば良いと思います。
実際に、その収益はかなり莫大になるため、ヒロセ通商の業界最狭スプレッド(原則固定)提供の原資になりますし、多くのトレードをしてもらうことが収益拡大の好循環になります。
したがって、スキャルピング大歓迎なのです。
「カバー先の買いと売りの最も有利なレートを組み合わせて顧客に提示している」だけの説明だと、それが事実だとしても、全く納得できないのです。
クラッシュクラッシュのような一方通行の相場では、売りが売りを呼び、DD内で買い注文とマッチングできないので、ほぼ全数インターバンクに流す形になったでしょう。
顧客の注文を呑んでいるFX会社は多いのか?
フラッシュクラッシュのときに、インターバンクからレートを探す努力をせず、取引停止にしてしまった業者は、一時的に顧客の注文を呑んでいたことになります。
あなたは、こういうタイプの会社と、小林氏が説明した通り顧客本位のリスク回避を第一に考えているヒロセ通商のどちらが信頼できると思いますか?
通常の取引時にも、全数をインターバンクでカバーしているかどうかは分かりません。
おそらく全数ではなく、ある程度呑んでいて、その分は、顧客と利益相反になっている可能性はあると思います。
呑んだ分のレート配信は、カバー先の提示レートに関わらず、自社で勝手に決めることができますので、やり放題という可能性もあります。
この部分が、日本のFX業界にいまだに残る深い闇です。
ヒロセ通商は、100%カバー(DDでの相殺約定後)を行い、透明性の高い運営を行っている優良会社です。
【結論】ヒロセ通商は悪質業者ではない。
顧客のメリットが大きい優良業者である。
そのメリットを活かすために、豪ドル円の年越しなどの危険なトレードは避けよう
2019年1月3日のフラッシュクラッシュでは、グローバルでメジャー通貨であるドル円と豪ドル米ドルでさえ、インターバンクでレートが消えた訳で、クロス円のような合成通貨ペアのレートなど、提示されるはずがありません。
仮にレートがあったとしても、スプレッドが極端に開くのは致し方ありません。
日本人が休んでいるとき、日本人好みの通貨ペアは狙われやすい
特に、ロングに大きく傾いているクロス円のポジションなどは、海外のヘッジファンドのストップ狩りの餌食になりやすいですね。
ドル円でさえ暴落することがあるのですから、いわんやクロス円をや。ということです。
LION FXをご利用ください。