私は2006年にFXトレード・デビューしましたが、当時は、現在の基準で言えば、悪徳業者以外ありませんでした。
以降16年間にわたり、自分が絶対損しないように、少しでも優良な会社を選別し続け、計17社の口座を開設しましたが、現在使っているのは2社のみです。
そのうち、個人トレーダーの方に絶対的におススメできる究極の1社をご紹介します。
「なぜ、その会社が究極なのか?」を連載で、多面的に分析します。
連載記事を読めば、初心者の方でも、勝てる(絶対に損しない)FXトレードに必要不可欠な基礎知識が身に付くようにも工夫しました。
別に私がおススメする会社を使わなければならない訳ではありませんが、あなたが「そのFX会社を選んだ理由は何か?他社にない優位性は?」をはっきり認識しておかないと、知らない間に小さな損失が積み上がっているかもしれません。
企業イメージとか、宣伝量とか、キャッシュバックキャンペーンとか、本質と全く違うところで選んでいるのであれば、あなたは損している可能性が高いです。
このブログでは、乱立する比較サイトのように、業者側の宣伝文句をそのまま伝えたりはしません。
FXトレードというビジネスにおいて、厳密なエビデンスを基に取引のパートナーを選択する必要性について述べます。
目次
「スキャルピングOK!」の意味を考える
そもそもFXトレードの「スキャルピング」とは?
スキャルピングとは、デイトレードの範疇で、1~5pipsの値幅を確実に抜けるチャンスがあれば1時間に10回以上とか、ポジションを回転し続けて細かい利益を積み上げるトレード手法です。
1日に50回以上トレードを繰り返す猛者もいます。
スキャルピングが上手なトレーダーは、値幅は小さくて構わないので、仕掛けた方向が絶対に逆行しないタイミングで仕掛け、できるだけ短時間で利益確定することを最上級と考えます。
「せっかくすぐに利が乗ったのだから、多少の逆行には耐え、大きく利を伸ばすように頑張ろう」とは、絶対に思わないのです。
秒単位で5~10pips取れるチャンスもありますが、一日に何度もありませんので、平均2pipsも取れれば上出来でしょう。
勝率は高くなるのが普通で、優秀なスキャルパーは勝率90%を割らないと思います。
スプレッド(買えるレートaskと売れるレートbidの差。ドル円は通常0.2~0.3銭)が狭い通貨ペアを選び、10万から100万通貨単位のハイレバレッジで行うことが通常です。
一日20トレード、勝率90%
18勝(平均1.5pips)2敗(平均3pips)=+21pips
30万通貨×21pips=63,000円
「スキャルピングOK!」を明言している会社は3社のみ
- ヒロセ通商(LION FX)
- JFX
- FXプライムbyGMO(選べる外貨)
ドル円のスプレッドは、ヒロセ通商が0.2銭、FXプライムは50万通貨未満で0.3銭、50万~200万通貨で0.6銭と手数料が跳ね上がります。
あなたにスキャルピングを勧めている訳ではない
スキャルピングは非常に高度なトレード手法なので、特に初心者が取り組むのは非常に危険です。
ドル円のスキャルパーは、バーゲンハンターと同じ
スーパーやドラッグストアで、特売のティッシュBOXだけを大量に購入する客は当然嫌われますよね。
広告宣伝費のつもりで原価割れで提供している場合が多いので、他に何も買ってくれなければ大損です。
したがって、「お一人様3セットまで」など制限がつく訳です。
上記のFXプライムが50万通貨を境にスプレッドが倍増するのは、0.3pipsが赤字提供である証左です。
店側は、他の商品(通貨ペア)も買ってもらえる工夫をする
ヒロセ通商の例ですが、扱い品目を多くして(54通貨ペア)、GBP/JPY(ポンド円)のスプレッドは0.9銭とか、これでも最安値レベルですが、薄利のマージンを乗せています。
USD/ZAR(ドル南アランド)では66~127pips、USD/TRY(ドルトルコリラ)では88~1482pipsと、特殊な通貨ペアはリスクに応じた時価提供になります。
バーゲンハンターを排除するFX会社が多数派
「ドル円のスプレッド0.1銭」という特売品を大々的に宣伝して客寄せするFX会社も複数ありますが、「特定時間のみ」で時間外は固定解除の変動制になります。
こういうFX会社では、0.1銭の時間帯は赤字なので、スキャルパーに来てもらっては困るのです。
「スキャルピングOK!」のFX会社の収益構造
インターバンク(銀行間取引市場)との値ザヤで儲ける
いわゆるブローカー業務は、仕入れ先のインターバンク(銀行間取引市場)のレート提示に、一定の値ザヤ(中間マージン)を乗せて顧客に提示することで収益を生みます。
FX会社がインターバンクから提示されるドル円のスプレッドは、平常時なら0.1~0.8銭です。
顧客に対して、そのスプレッドの実績平均値を固定提示すれば、ブローカー業務に徹しても、理論的には原価割れはないことになります。
しかし、「ドル円スプレッド0.2銭固定」の場合、100%ブローカー業務に徹すれば、取引量が多いこともあり、赤字の垂れ流しになります。
そこで、顧客からの全ての注文を機械的にインターバンクに流すことはせず、顧客同士の売買注文をマッチングし、差分だけをインターバンクと取引します。
日本独自のDD(Dealing Desk)方式ですが、これは不正行為でも何でもありません。顧客が損失を被ることはありません。
かえって、FX会社の低スプレッド固定化を可能にする素晴らしい仕組みであるとさえ言えます。
残った差分の取引では赤字が発生しますが、同数でマッチングできた売買注文については、売買双方からスプレッド0.2銭分の利益が発生します。
狭いレンジ相場で、顧客からの売買注文がバランスしているときは、相当な利益になるでしょう。
この利益は、インターバンクに流した差分の赤字と相殺されます。
薄利でもボリュームで稼ぐ
薄利であっても利ザヤがプラスの通貨ペアについては、取引回数が多ければ多いほど儲かるので、スキャルパーは大歓迎の客となる訳です。
もちろん、DD方式で顧客の売買はマッチングされますので、そのボリュームが大きくなればなるほど莫大な利益となります。
ヒロセ通商では、ポンド円のキャンペーンを継続的に行っており、取引数量が増えれば増えるほどキャッシュバックや特典も増えるというということで、0.9銭の低スプレッドでも十分利益が出るビジネスモデルを構築しています。
ドル円のスキャルピングは、あまり歓迎できないはずですが、ポンド円なら、トレード回数とロット数が多ければ多いほど大歓迎というタイプのFX会社です。
顧客が勝てば、また大きな取引をしてくれるので、FX会社も儲かり「Win-Win」の関係です。
原価割れの低スプレッドを提示するFX会社は、顧客注文を相対(あいたい)で呑みこむ可能性
一方、「業界最狭スプレッド!ドル円0.1銭」などと宣伝している会社は、ポンド円のスプレッドも0.6銭など、かなり無理をしており、スキャルピングを繰り返されたら赤字の垂れ流しなので、スキャルパーを排除したいのです。
もちろんDD方式でマッチングを行いますが、それでも収益がカバーできない可能性があります。
差額の全数をインターバンクに流せば、リスクを100%カバーできている訳で、FX会社のポジションはスクエアです。
しかし、このような会社は、インターバンクと顧客間の値ザヤで儲けるブローカー的収益構造ではなく、DD方式でマッチングした差額も、全数はインターバンクに注文を流していない可能性があります。
顧客の発注ポジションを相対取引で丸ごと呑みこんで、顧客の利益はFX会社の損失、顧客の損失はFX会社の利益という利益相反関係になっている可能性があります。
もちろん、全ポジションがそうなら単なるノミ屋で違法ですから、一定のボリュームはインターバンクでカバー取引(反対売買、ヘッジ)を行うはずです。
10年ほど前は、勝ち過ぎた顧客の口座が凍結されるという事件が多数発生していました。
凍結された理由は教えてくれないので、しぶしぶ退場するしかありませんでした。
これは、顧客との間に利益相反関係があった証左に他ならないと思います。
「スキャルピングOK!」のFX会社はブローカー業務に徹している
ブローカーは、インターバンク(仕入れ)と顧客提示レート(小売り)の差額のスプレッドを主たる利益の源泉とする訳ですから、シンプルな収益構造です。
マッチングで相殺後に残ったFX会社のDDのポジションとインターバンク側のカバーポジションは常に同額で、手数料稼ぎのブローカーに徹します。
あなたが1億円儲けても、ブローカーには1銭も損失は発生しません。
逆にスキャルピング(高頻度、大量取引)を嫌がるFX会社は、インターバンクで100%カバーを行っておらず、顧客の相対取引のポジションの一部を呑んで、利益相反関係にあるのではないかと、勘繰りたくなります。
それでも、月間取引量に応じたキャッシュバックを行うFX会社が増えてきましたので、スキャルピングは歓迎しなくとも、取引ボリュームと整合的に増える適正なマージン収益があるのだと思います。
DD方式では、高速高頻度の自動売買システムに対応しては、FX会社のカバーが間に合わないことはあると思いますが、冒頭で紹介した手動で行うスキャルピング程度では、影響ないはずなんですけどね。
日本型DD方式とグローバルNDD方式の違い
DD(Dealing Desk)とは?
簡単に言えば、FX会社の相対取引の窓口業務です。
顧客の注文をDDで受けて、顧客同士の売買注文をマッチングさせて、差額の注文をインターバンクに流すのが基本になります。
日本型DD方式は、FX会社の不正の温床だった。
呑み行為を行っている場合、顧客が損すればFX会社が儲かるので、10年ほど前は、意図的にバッドティック(足元の相場とかけ離れた顧客にとって不利なレート)を提示し、「顧客がストップをつけて損失確定=FX会社の利益確定」などという不正取引が横行していました。
いわゆるストップ狩りというやつです。
現在は、金融庁がこのような不正取引への監視を強めていますので、あからさまにはできなくなりましたが、米国雇用統計とかFOMCなどのビッグイベントや早朝の時間帯を狙ってスプレッドを意図的に拡大し、「顧客の損失=自社の利益」を狙うことはあるかもしれません。
NDD方式は、カバー先の最良執行レートを提示するブローカー
FXというCFDつまり差金決済のデリバティブ取引は、米国にはありません(米国民には提供されていません)。
英国ロンドンで発達した高度なデリバティブで、NDD(No Dealing Desk)の純粋なブローカー業務を行っています。
したがって、「FXブローカー」という呼称が一般的です。
DDを介さず、全ての顧客からの注文は、ダイレクトに、インターバンク(カバー先)の最良執行レート+ブローカーのマージンで約定する透明性の高いシステムです。
あなたは、日本型DD方式を信じられるか?
透明性が高いNDD方式 限りなくそれに近いヒロセ通商(LION FX)
NDD業者の利益の源泉は、インターバンクと顧客の間に入って、スプレッド収益の差額(サヤ)を抜くことです。
したがって、顧客には、できるだけ高頻度で、大きなポジションを取引して欲しいと思っています。
インターバンクのスプレッドが固定ではないので、顧客に提示されるスプレッドも固定化できないはずですが、過去の実績から損失が出ないレベルで固定化して提示する例が多いです。
例えば、NDD方式でよく知られたOANDA JAPANのドル円のスプレッドも原則固定で、0.4銭(25万通貨まで)、0.8銭(300万通貨まで)です。
NDD方式では、構造的にこれくらいのレベルが限界です。
ヒロセ通商のドル円スプレッドは0.2銭なので間違いなくDD方式だと思いますが、標記のレート配信のイメージのように、NDD方式に近い思想で運営されていると思います。
日本のFX会社のほぼ全数はDD方式の相対取引業者
あなたが今、日本のFX会社を通してトレードを行っているとすれば、それはDD方式の相対取引業者です。
金融庁の規制がかなり厳しくなったので、過去行われたような不正は起きにくくなっていますが、程度問題で不正ギリギリを狙ってくる会社もあろうかと思います。
特に、狭すぎるスプレッドを提示している中小FX会社を私は信用できません。
その損失のツケは、必ず別のやり方で回収されるはずだと思うからです。
金融庁の監督下にある海外FXブローカーの日本現地法人はグローバルなNDD方式で、日本だけDD方式ということはあり得ないでしょう。
スプレッド引き下げ競争が激しいドル円などのスプレッドは構造的に広めなのは、致し方ありません。
ヒロセ通用(LION FX)はNDD方式のブローカーか?
顧客に有利過ぎる「原則固定」レートを提示している時点で違うと思われる。
「ヒロセ通商はNDD方式」と記載されたブログをよく見かけます。
「電話して聞いたから間違いない」とまで書いてあるので、信用しそうになりますが、冷静に考えてみてください。
公式のWebページには、NDDである旨は一切記載されていませんし、本当に完全なNDDだったら、私たちは低スプレッドの恩恵を受けられなくなります。
- DD方式は必ずしも悪ではない。低スプレッド固定に貢献している。
- NDD方式ではドル円0.2銭などの低スプレッドは実現不可能である。
- DD方式のメリットとNDD方式の透明性を兼ね合わせたハイブリッド型が最強
インターバンクのカバー先は23行もあります。
具体的には、下記のページをご覧ください。
カバー先案内
【結論】ヒロセ通商は、NDD業者よりも、顧客側に有利である。
出典:ヒロセ通商(LION FX)公式ページ
2022年2月現在実施中のキャンペーン
こんなキャンペーンを毎月行っているのだから、顧客と「Win-Win」の関係であることは間違いありません。
ドル円がキャンペーンの対象にならない理由は、もうお分かりですね。
上野ひでのりが自信を持っておススメするFX口座第1位です。
⇒ ヒロセ通商(LION FX)の公式ページはこちら(PR)