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黒田日銀は、この異常な円安を放置するつもりなのか?【日銀金融政策決定会合】

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黒田日銀は、この異常な円安を放置するつもりなのか?【日銀金融政策決定会合】
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円の実質実効為替レートが70未満に定着

ドル円週足

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黒田シーリング(天井)とは?

実質実効為替レート(日本銀行提供)


2022年3月17日に取得した最新のグラフであるが、直近8営業日で急激に進行した円安が、まだ反映されていないようである。

「黒田シーリング」とは、実質実効為替レートが70を下回る水準であり、日銀の黒田総裁が2015年6月10日に「これ以上の円安はありそうにない」と発言して以降、円安の限界点として意識されている。
同年6月5日に125.854のアベノミクス後高値をつけた直後の国会質疑における発言である。
この発言を受けドル円は急落し、異例の口先介入となった。

2022年3月16日の高値119.121において既に、実質実効為替レートは黒田日銀の過去最低レベルを更新していることは間違いないが、放置を続けるつもりなのか。

円指数も6年ぶりの水準まで下落

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円指数は、ドル円が2016年1月29日に121.686の高値をつけたタイミングの安値に並ぶ83.95まで急低下している。


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歴史的な円安水準での黒田日銀総裁の発言に注目

日銀金融政策決定会合

2022年3月17日(木)~18日(金)に日銀政策決定会合が行われ、18日(金)正午前後に結果が発表になるが、現状維持の可能性が高いだろう。

黒田総裁記者会見 2022年3月18日(金)15:30開始

前回は、1月18日に行われているが、直近の数回では、「歴史的な実質実効為替レートの低さ、円安水準をどう捉えているのか?」という質問が繰り返されている。
黒田総裁は「物価上昇を通じて家計所得に及ぼすマイナスの影響は強まっている可能性がある」と述べる一方、「総合的にはメリットのほうが大きい」という認識を変えていない。

イールドカーブコントロールの弊害

日銀は、10年物国債の利回り(長期金利)のレンジを下限-0.25%~上限+0.25%に収めるイールドカーブ(金利曲線)コントロールを行っている。

2月10日(木)に一時的に上限の+0.25%を上回ったことから、日銀は14日(月)から金額無制限で0.25%で指値オペ(介入)を行う旨を発表した。

主要各国の長期金利は、米国長期金利の上昇に連れて急騰しているが、日本の長期金利は政策的に安値で据え置かれることになっている。
当然のこと、対外金利差は拡大し、円独歩安が継続することになる。

記者会見では、いつもより厳しい質問が飛ぶ可能性が高いが…

日本のインフレは、確かにエネルギー価格、食品価格以外には進行しておらず、日銀のインフレターゲットの2.0%に程遠いことは間違いない。
今回もインフレ見通しを多少上昇修正してくるだろうが、現状の政策を変更するような事態であるとは認識していないだろう。

したがって、記者会見で円安の弊害についてコメントすることもなく、危機的な円安は歯止めが効かず進行する危険性が高まっていると考える。