ビットコイン相場は非常に堅調で、まさしく「押し目待ちに押し目なし」の典型となっています。
2023年末から2024年初にかけて、押し目買いタイミングが2度想定できます。
前者の押し目はやってこない可能性がありますが、後者の押し目は確実にやってくるでしょう。
どんなに強い相場であっても「噂で買って事実で売る」パターンの急落は避けられないという話をします。
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ビットコイン現物ETFのNY上場承認のXデーは1月上旬
1月上旬とは具体的に、1月8日(月)から10日(水)の3日間です。
現在、ビットコイン現物ETFは9社から申請が出ており、SEC(米証券取引委員会)の審査期日(承認or否認)が複数到来するからです。
否認されれば、グレイスケール社と同様にSECは訴訟を提起される可能性が高いでしょう。そしてまた敗訴が想定されます。
必要な要件を満たしてさえいれば、上記Xデーには初承認のニュースが飛び込んでくるでしょう。
Xデーまでは「噂買い」がさらなる上昇を加速させる可能性
数か月前から、現物ETFの上場承認ネタで暴騰しているビットコイン相場です。
もはやマーケットの誰もXデーの承認を疑っていない状況です。足元では「噂買い」がさらに加速する可能性があります。
何か事前に想像さえできない悪材料で40,000ドル割れ、38,000ドルの強力なサポートレベルまで押し目をつければ、最も望ましい展開です。
しかし、Xデーが接近するにつれ、そのチャンスは期待できなくなります。
【噂で買って事実で売る】の反落の底を狙う作戦にスイッチ
ともあれ、焦って高値掴みをするのは避けたいところです。
全く押し目らしい押し目をつけない値動きから想定するに、今後はおそらく下記のような値動きになると思います。
- Xデーの上場承認ヘッドラインが流れた瞬間に50,000ドルを一瞬上抜けるようなオーバーシュート
- 「事実売り」が殺到し急落
- 40,000ドルを目安に、瞬間的に割り込むような値動きまであり得る
【まとめ】Xデー後の売りが一巡してから買い向かうのが効率良い
「噂で買って事実で売る」の急落の値幅や水準は正確には分からないものの、そういう現象が起こる可能性は非常に高いです。
ビットコインに限らず、過去の株式相場・為替相場などで何度も繰り返された鉄板パターンです。
ここで押し目が深くなればなるほど、その後の上昇余力も高まります。
もう二度とやってこない絶好の押し目買いのタイミングになるでしょう。
押し目の大底で買うのは困難ではありますが、40,000ドル近辺で拾えるチャンスは十分あり得ると思います。