【ビットコイン押し目買いチャンス】2023年残り2週間の安値を拾おう!

12月13日(水)のFOMC後の会見におけるパウエル議長のハト派発言で米国株価指数は急騰し、ダウ平均株価は連日の史上最高値更新です。
ビットコインも連れ高しましたが、高値は43,553ドルに留まり、年初来高値44,747ドルの手前で戻り売り圧力に押されています。

一般に最も安全な暗号資産保管方法はコールドウォレットです。安全性が高いと評価されたハードウェアウォレットのLedger(レッジャー)がハッキングされ、脆弱性が明らかになると、ビットコインの上値はさらに重くなりました。

年初来高値44,747ドルを明確に突破するためには、やはり現物ETFのNY上場承認が必要になりそうです。
2023年の残り2週間以内にSEC(米証券取引委員会)の承認が得られる可能性は低く、年内のリバランスで利益確定売りに押される可能性が高くなったと思います。

ビットコイン現物ETF上場を疑う市場関係者はいない

SECはグレイスケールの現物ETFの承認を却下したことで起訴され、敗訴が確定しています。
ビットコインは証券ではなく商品であるため、バイナンス・コインベース・クラーケンのBIG3暗号資産取引所を起訴していることとビットコインの現物ETFの上場審査は別次元の問題であり、全く影響は受けません。

ビットコインの現物ETFの上場審査について、現在9件ほど同時進行しています。
早い案件は2024年1月上旬に審査期限を迎えるため、ここで承認される可能性が高いと想定されています。仮に却下した場合、SECは再び訴訟リスクを抱えます。
SECによる複数案件の承認は、時間の問題です。

2024年1月8日(月)から10日(水)がXデー

1月上旬とは、具体的に8日(月)から10日(水)です。
ここで審査期限を迎える全ての案件が却下される可能性は低いと思われます。

2023年中は新たな材料なしで最後の押し目形成

直近1か月は、SECと申請会社の面談が行われたニュースでビットコイン相場がポジティブな反応を見せることも多々ありました。
しかし、そんなヘッドラインはもう反応薄で、レッジャーのハッキングやNY連銀ウィリアムズ総裁の利下げ期待牽制発言などネガティブなニュースに反応しやすくなっています。

年度末の決算に向けて、事業会社だけでなく個人の利益確定売りも増加しそうです。

2024年初からの爆騰に向けて、最後の押し目になる可能性があります。以前から述べている通り、40,000ドル割れから38,000ドルレベルで仕込めれば上出来でしょう。

【まとめ】「噂で買って事実で売る」のパターンを想定しておこう!

2024年初から、Xデーが近づくに連れ、2023年の高値を上抜く可能性が高いと思います。
45,000ドル上抜けはもちろん、過熱感が強ければ50,000ドルに接近するケースも想定しています。

上場承認のヘッドラインの直後を想定していますが、50,000ドルに絡んだ高値を取った場合には、「噂で買って事実で売る」の戻り売りとなり、45,000~40,000ドルの範囲での急落があり得ると思います。

したがって、最後の40,000ドル割れのチャンスでの仕込みを推奨している訳です。