【ビットコイン急落待ち】空売り・押し目買いのチャンスはNYタイム終盤から東京タイム初動まで

ビットコインの年初来高値は、11月9日(木)の38,028ドルです。
続いて15日(水)に38,017ドルのダブルトップの高値をつけて急反落でしたが、安値は16日(木)35,517ドルまで。35,000ドルを割り込むことはありませんでした。

それでも、ダブルトップから2,500ドルの急落は、できれば空売りで捕まえたいところでした。しかし、私たちのトレードタイムである21時から24時頃まではじり安・保ち合いで、自信を持ってのショートは難しかったと思います。

この記事は、下記の人々に対してお役に立てる情報です。

  1. 35,000ドル割れの安値を拾いたいとチャンスを待っている方
  2. 既に2024年爆騰に向けての現物を仕込み済。空売りヘッジでショートの利益を追加したい方
「空売りヘッジでショートの利益を追加したい」とは、具体的には下記のような手法になります。
ビットコインうねり取り専科【上野ひでのりクリプトマイスター】

ビットコインの買い場は33,000~35,000ドル

前提条件として、ビットコイン相場を分析するにあたり、BTCJPYではなくBTCUSDのチャートをしっかり観察してください。
BTCUSDのチャートの押し安値として35,000ドル割れのチャンスは、複数やってくると述べました。この事象とUSDJPY相場は独立していますので、BTCJPYのチャートを見ていると、ビットコインが下がったのか、円高が進んだのか分からなくなります。

BTCUSDベースで押し安値を判断します。今後はUSDJPYがさらに下落する見通しなので、待てば待つほど日本円ベースでは安く買える可能性が高いのです。じっくり待つ甲斐がありますよね。

最近の急落は、NYタイムの終盤で起こることが多いので、朝起きたらすぐにBTCUSDチャートをチェックしましょう。33,000~35,000ドルのレンジにあれば押し目買いチャンスです。
ドル円レートが仮に145円まで下落していたとすれば、1BTCを478.5万円~507.5万円で買えることになります。年初来高値は574.8万円だったので、かなりお買い得ですね。

円高を待つより、ビットコインの急落の押し目を待つのが正しいスタンスです。ドル円トレードを絡めて複雑化するのは避けたいですからね。

空売りヘッジでショートの利益を狙うチャンスは?


ビットコインが急落するときは、1時間以内に1,000~3,000ドルくらいの値幅が出ることが珍しくありません。現物を担保にして、レバレッジ2~5倍の空売りポジションを建て、1時間以内に利益確定。次に、その利益で現物を買い増して終了です。

21時~24時のNYタイム序盤で、このような急落をするケースは少ないです。米国雇用統計や米国消費者物価指数などの重要経済指標は、最近では、ほとんど影響を与えません。米国株は激しく乱高下することもありますが、ビットコイン相場のボラティリティは上がりません。

もともと「ブラックロックとグレイスケールのビットコイン現物ETFのNY上場承認近し」の材料で年初来高値をつけた訳です。それに続くポジティブな後押し材料がなければ、現状の37,000ドル台の高値保ち合い相場は維持できないと考えます。
どこかのタイミングで、エアポケットに落ちたようなテクニカル的な急落をしてもおかしくありません。

ショートを狙う場合には必ず目視の短時間トレードで決着

例えば24時頃、年初来高値に近いところで値動き弱く、保ち合いの状態であれば、翌朝起きたときに安値で拾える可能性は高いです。成り行きで売り、36,000ドルで利益確定の指値を置いておけばヒットする可能性は十分あるでしょう。

しかし、「SEC(米証券取引委員会)が上場承認を出した」というヘッドラインで暴騰する可能性もゼロではありません。もちろん、逆指値が機能すれば損失は限定的ではありますが、できれば避けたいアクシデントです。先日は、フェイクニュースで暴騰した例もありますので要注意です。

したがって、逆指値を入れるのは当然のこと、少しでもおかしな値動きがあれば、早々に手仕舞いできるように、目視の短時間トレードを行うべきです。
目視できない時間帯に急落がやってきたら、値持ちの良い現物ロングを保有しているので、それをガチホすれば良いと考えましょう。

【まとめ】ビットコインの安値は寝ている間にやってくる

あなたが普段行っているであろうFXトレードは、25時(夏時間は24時)のロンドンフィキシングを過ぎると、顕著な値動きが収まる性質があります。したがって、年間通して21~24時がトレードのゴールデンタイムになります。

しかし、ビットコインはNYタイムの大引けにかけて大崩れすることが多いのです。
したがって、押し安値での買いを狙っているのであれば、明朝7~9時に安値を拾うことで十分間に合います。あるいは、毎日継続して指値を入れておけば良いと思います。

純粋なショートのチャンスとしては、最近そのパターンは減っていますが、下記のようなタイミングが狙い目です。
暗号資産の一日の大引けは日本時間の9時です。大引けまで年初来高値に迫りながら高値保ち合いで日をまたいだ場合、その瞬間に暴落することがあります。

暴落のサインは比較的分かりやすく、いったん急落してからボラティリティが明らかに上昇しますので、初動の戻りを叩いてやれば良いでしょう。私は毎度このパターンで2022年に大きな空売り利益を積み重ねました。