【2023年ビットコイン高値は36,000ドル目途か?】現物ETF上場の正式承認待ち

現状では、世界最大の資産運用会社ブラックロック社のビットコイン現物ETF「iShares Bitcoin Trust(IBTC)」のNASDAQ上場承認が、先頭を切って審査が進行中と思われます。

2024年に爆騰が確実と言われるビットコインですが、2023年中にはどんな準備を行えば良いのでしょうか?

それは押し目買いです。あるいは高値からの空売りで、押し安値での現物購入の軍資金を得るほうがおすすめです。
焦って35,000ドルレベルで買ってしまわないよう、落ち着いて自制しましょう。

詳細は、下記のページをご参照ください。
【ビットコイン3.5万ドル・500万円突破】全く焦る必要はないが、すぐに準備を開始しよう!

上場は確実か?承認の時期はいつか?

SEC(米証券取引委員会)は、いつでも上場承認を出すことができますが、2024年1月の期限ぎりぎりまで詰めが続くと思います。
ビットコイン現物のカストディの問題をクリアすることが難関のようです。

「カストディ」とは、機関投資家の代理人として、有価証券の保管・管理等を行う業務を総称です。この場合はビットコイン現物の保護預り業務を指しています。同ETFのカストディアンは、大手暗号資産取引所のコインベース傘下の「コインベース・カストディ」を起用する方針です。
現物の裏付けがしっかり機能するかどうかの審査が最終関門です。

仮に1月に上場が否認された場合には3月期限で再審査となる見込みですが、2回目の審査に落ちると、もう一度やり直しです。
しかし、そうなる可能性は非常に低いです。

SEC(米証券取引委員会)は議会からも承認を急ぐよう催促されています。また、否認する合理的な理由がない場合、訴訟を起こされるリスクもあるからです。

事実上、上場は確実と思われますが、「それはいつか?」の質問には誰も答えられないので、「2024年1月目途」と考えるしかありません。
それまでは、11月2日(木)の高値36,024ドルを大きく更新するのは、材料不足で困難であろうと思います。

上場の7年後2031年までに117,640ドルに到達予想

2004年9月にブラックロック社の「iShares Gold Trust(IAU)」がニューヨークのNYSE Arca取引所に初上場の例から計算しました。上場直前の安値から上場7年後の高値まで7.6倍の急騰を演じました。

その後の見通しについて、4年毎の半減期の到来を織り込んだ相場予想については、下記のTikTokをご覧ください。
Bitcoin 2034年に20~40万ドル予想の根拠とは?

NASDAQ上場の現物ETFを日本から売買することは可能か?


SBI証券などで、海外ETFの取引が可能です。
同じブラックロック社の「iShares Gold Trust(IAU)」の売買は可能ですし、「iShares Bitcoin Trust(IBTC)」も時間の問題で可能になると思います。

税制に関しては、日本の証券会社の取引ですから、日本株と変わらず、源泉分離20%課税+αとなります。暗号資産はいまだに雑所得で総合課税の対象となりますし、損失の繰り越しもできません。

現物を暗号資産として取引する場合と比べて、ETFという証券のほうが取り回しは楽ですし、確定申告の手間も段違いでかからず、税制的にも有利なので、ETFを好む人は多いと思います。

2023年中は現物の押し目をじっくりと待つ時期

まだETFが存在していないので、現物を売買するしかないですね。空売りができる能力がある方なら、CFD(ビットコインFX)で適正なレバレッジをかけて行うのが良いでしょう。利益は現物を買い増す資金になります。

現物買いの目途としては、できれば30,000ドル台まで調整して欲しいと思いますが、32,000ドル台でも、今後の上昇の伸びしろ考えれば問題ないでしょう。
35,000~36,000ドルで買ってしまっても、大きな問題はありませんが、一時的に3,000~5,000ドル引かされるのは、癪に障りますよね。