2020年3月のコロナ渦勃発による経済危機により、株式を始めとするリスク資産が軒並み暴落したのは記憶に新しいと思います。
そこで、FRBなど各国の中央銀行が、緊急利下げおよび未曾有の規模の量的緩和を続けてきました。そのお蔭で2021年11月から2022年1月にかけて米国株を始めとするリスク資産が史上最高値を記録する大相場になりました。
史上最高値をつけるにあたり、NASDAQ総合指数(IXIC)とビットコイン相場の連動性がしきりに指摘されたことを覚えている方も多いと思います。実際に2020年3月にコロナ渦安値、2021年11月に史上最高値、2022年1月から暴落という流れはピタリと同期しています。
目次
ビットコインとNASDAQの比較チャート(週足)
BTCUSDの週足チャートに、NASDAQ総合指数(IXIC)の週足チャート(赤い太線)を重ねた比較チャートです。
より詳細なチャートに関しては、こちらからご覧ください。
ビットコインもNASDAQも、2022年末に底入れし、2023年初から急騰していることは同じです。しかし、NASDAQの戻りの速さに対し、ビットコインはいまだ低位でくすぶっているのが明らかです。
それでも、暗号資産取引所大手FTXの破たん時の安値15,479ドル(2022年11月)から31,170ドルの戻り高値(2023年4月)まで、5か月で2倍に急騰しているので底入れは間違いないところです。しかし、その後6か月近く経過しても4月の高値レベルを明確に上抜くことができず停滞中です。
ビットコインの戻り余力はNASDAQを超える
戻り余力というのは、史上最高値に戻すまでの伸びしろということですが、ビットコインは現在の27,000ドル台から69,275ドルまで、40,000ドル以上の余力を残しています。現状の相場から2.6倍の伸びが想定できるということです。
米国の政策金利と連動性が高い2年債利回りが5%台という超高金利の中で、ドル高および米国株を始めとするリスク資産高が共存している足元のマーケットです。米国雇用統計を始めとする経済指標も絶好調であり、想定された景気減速はハードランディングから、ソフトランディングへの転換が確実視されています。
ビットコインの低迷はアルトコイン安が原因
2022年5月にはTerra(LUNA)ショック、11月にはFTX破たんショックで、関連するガバナンストークン(アルトコイン)が暴落しました。そのプロジェクトリーダー(経営者)たちは、ガバナンストークンの価値を支える担保として大量のビットコインを保有していたのですが、破たんにあたり保有するビットコインで負債を精算する必要に迫られました。
2022年は2021年までのクリプトバブル崩壊の1年でした。しかし、ビットコインの希少性はいささかも棄損されていませんし、クリプト再編の大波でビットコインも底値を試されただけです。
2023年はSEC(米国証券取引委員会)との戦いに明け暮れた
SECのゲンスラー委員長は、ビットコイン以外の暗号資産は全て証券であり、SECの監督下におかれるべきという立場の急先鋒であり、違法な証券販売としてXRP(リップル)を提訴しました。結果「XRPの個人向け販売は証券にはあたらない」という判決が出ましたが、今後もSECの執拗なクリプト潰しは続きそうです。
米国ではビットコイン以外みな違法となる可能性はゼロではなく、クリプト業界の基軸通貨であるビットコインの換金売りが出やすい環境にありました。
ビットコインはSECの規制対象ではなくETFの上場の日も近づいている
金融業界が悲願とするビットコインETFの米国での上場について、もちろんSECが許認可権を持っている訳ですが、2021年のクリプトバブル、2022年の規制強化の中では決して認可は下りませんでした。しかし、2024年中には上場が承認される可能性が高まっており、そうなればビットコイン相場の暴騰は間違いないところです。
加えて、2024年前半にビットコイン半減期が訪れる見込みであり、ビットコインバブルを招く材料が揃いつつあります。
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