上野ひでのりオンラインサロン始めました。

ユーロドル、ドル円、ポンドドルの取引額は膨大!流動性の高さに驚愕必至

為替相場の流動性は驚異的 1日の取引総額は日本の年間GDPを余裕で上回る。

個人投資家が、投資対象として、とっつきやすく感じている日本の個別株式は圧倒的に流動性が低く(発行株式数は少なく、時価総額も小さい)、四半期決算などで悪材料が出ると、発表直後に、どんな大型株でも5%、10%の暴落は日常茶飯事です。

「流動性」とは、ひと言でいえば、あなたが保有している株式を売りたいとき、買いたいときに、ポジションサイズに関わらず、思い通りの価格(レート)で約定できるか否かということです。

世界で最大の株式銘柄はAPPLEですが、時価総額は237兆円一日の取引額は3,000億円程度です。

これを大きいと思うか、小さいと思うか?



日本企業で最も大きなトヨタの約10倍ですから莫大であることは間違いありませんが、USD/JPYの一日の取引量は何と87兆円もあるのです。

世界最重量級のAPPLE株でも、四半期決算でサプライズがあると、10%を超える株価変動は珍しくありません。

USD/JPY相場が、一日に10%=10円(1米ドル=100円の場合。以下同じ)も動くことがありますか?
あり得ないですよね。

日銀が異次元緩和を発表しても、政府が為替介入を行っても、一日3円(3%)程度の変動に過ぎません。
最近はレンジ相場が定着し、一日にせいぜい50銭(0.5%)程度しか動きません。

その理由は、USD/JPYの取引額/日が87兆円もあるからです。
APPLEの取引額/日が3,000億円ですから、実に296倍もの巨大な流動性があるのです。

あなたがUSD/JPYの注文を1億円≒100万ドル分出しても、たった0.1銭=0.1pip(0.001%)の値幅も動かすこともできません。
一日87兆円分もの出来高があるのですから、1億円はごくわずかな重みしかないのです。

一方、日経225を構成する下位の銘柄の一日の出来高は10~20億円程度なので、仮に1億円分の売り注文を成行で一度にぶつけたらストップ安を誘発するかもしれません。

為替相場の一日の取引総額は659兆円もあり、日本の名目GDP497兆円を余裕で上回ります。

トレードすべき通貨ペアですが、1位~5位までで十分かと思います。

1位EUR/USD、2位USD/JPY、3位GBP/USDは、毎日主力通貨ペアとして取り組むべきでしょう。

4位AUD/USDは、この記事を書いているときの相場が0.77程度と、EUR/USDの1.21、GBP/USDの1.38と比べるとレートの重みがないので、仮に変動率が同じだったとしても、値幅が出にくいというデメリットがあります。

5位USD/CADは、原油相場と連動して値動きが軽いので面白い通貨ペアですが、どのブローカーでもスプレッドが広めで、手数料負担が重いのがデメリットです。

一方、9位のEUR/GBPは、2通貨の相関が非常に高く、「上野式為替サヤ取り」妙味が大きいので加えると面白いと思います。スプレッドの広さは、GBP/USDとほぼ同じで、同じ1pipの利益が出たとしても、GBP建てなので円転した金額が大きくなります。

個人トレーダーが大好きな11位のEUR/JPYは、上野式サヤ取り向きではなく値動きが読みにくいですが、ほどほどに流動性は高く、取り組みたい方はやってみても良いでしょう。

「上野式サヤ取り」はなぜ株式対応を止めて、為替に完全移行したのか?

APPLE株であろうが米国債であろうが、倒産、デフォルトリスクから完全に逃れることはできません。

あまりに多額の資金を集中させると、自己資金で流動性を低下させ、資金を引き揚げるときに暴落リスクがあります。

為替相場は、単なる通貨の交換市場ですから、実体がありません。

万が一、米国が破たん(債務不履行=デフォルト)すれば米国債は無価値になりますが、ドル円の価値はゼロにはなりません。

為替相場の流動性は飛びぬけて高いですし、私たちが行っているデイトレードでは、ポジションの保有時間は最長でも4時間程度、最大リスク(損切りの値幅は10~20pipsで、ほぼスリッページもなく必ず執行される)も決めているので、株式投資と比べて大損するリスクは極めて低いと断言できます。

以上のような理由で、「上野式サヤ取り」は為替に完全移行したのです。

上野ひでのり

相場は、10年に一度大暴落する?
テールリスク、ブラックスワン、フラッシュクラッシュで大暴落
相場ではプライスの絶対値の読み込みが命。チャートが描く絵にだまされてはいけない。