今週のトレード戦略 2022年1月23日(日)

株高・原油高のリスクオンはそろそろ終息?ポンド円、豪ドル円の大幅反落に警戒!【Dailyユーロ・ポンド・豪ドルトレード戦略】

Dailyユーロ・ポンド・豪ドルトレード戦略 2021年12月29日(水)【有料版】


このブログをお読みいただく前に、下記の無料ブログを必ずお読みください。

Dailyドル円トレード戦略 2021年12月29日(水)【有料版】しばらく無料

下記のコンテンツを提供しています。

1.為替相場の値動きの最大要因である米国金利の最新情報
2.主要通貨ペアの値動きの概況
3.ドル円トレードの勝てるシナリオ提供

このブログでは、ユーロ・ポンド・豪ドルのドルストレートおよびクロス円の全6種類の詳細な相場情報をお届けします。

有料化(料金などのサービス体系は未定)に向けたパイロット版であり、12月末日までは無料でお読みいただけます。


目次

【まとめ】音声解説(インターネットラジオ)

本日の値動き・想定レンジ

本日の主要通貨7通貨ペア+WTI原油先物の予想レンジのレポート

このチャートをご覧いただき、25pips、125pipsの節目のレジスタンス・サポートの感覚を養ってください。

ユーロ・ポンド・豪ドル相場概況

米国株、S&P500指数は史上最高値を更新、ダウ平均株価は史上最高値まであと38ドルに肉薄するなど、米国金利が上昇しているにも関わらず、株高の騰勢は衰えを見せない。
昨日は引けにかけて下落しているが、一時的な押し安値と見られ、明確な株安材料が出てこない限り、しばらく史上最高値ラリーが継続しそうだ。

WTI原油先物も年初来高値85.39⇒押し安値62.46ドルからの戻りが弱い状態が続いたが、昨日は76.90ドルの戻り高値をつけている。

11月下旬以来の株高・原油高のリスクオンが、12月21日(火)以降継続中であり、このトレンドが継続する限り

  • 円安・ドル安
  • ポンド高
  • 資源国通貨高
が、さらに進行しそうである。

円が最弱となっているため、ドル円、クロス円は揃って上昇している。
しかし、ドルストレートでのユーロドルの弱さがあり、ユーロ円の上昇は限定的な状況である。

1.ユーロドルのトレード戦略

ユーロ圏の経済環境と今後の金融政策

  • 2022年に2~3回の利上げ予定のFRBと量的緩和の継続で利上げ予定のないECBの金融政策の格差から、ユーロドルの下落余地は大きいと一般に考えられている。
  • 一方、2022年のインフレ見通しはFRBが2.6%、ECBが3.2%と、逆転現象が見られ、ECBがこれを放置できずタカ派に転じる可能性もあり、ユーロドルの底入れ、反発を想定する向きもある。

ドイツと米国の10年債利回り(長期金利)の格差とユーロドル相場


利回り格差は、わずかながら拡大しつつあり、理論的にはユーロドル反発を支えやすい。

相場に特に影響を与えるイベント

  • 29日(水)18:00 欧州圏マネーサプライM3
  • 29日(水)24:00 米国中古住宅販売保留
  • 29日(水)24:30 米国週間原油在庫
  • 29日(水)27:00 米国7年債入札

ガンマトレードに役立つオプション情報

「ガンマトレード」とは、大きめのオプションの権利行使価格(ストライク)に対して、期限日のNYオプションカット(24時)に向けて行われる優位性の高いトレードである。
オプションカットの直前まで、ストライクを上回れば売り、下回れば買いのポジションが増加していきストライクに収れんしていく値動きが典型的である。

  • 1.1506 31日(金)24:00
  • 1.1500 03日(月)24:00小さめ
  • 1.1275 29日(水)24:00
本格的な反発トレンドには成長しておらず、1.13500の重要なプライスの節目の手前で上値を抑えられていることから、1.15台のオプションは、ほぼ相場に影響を与えないだろう。
一方、1.1275のオプションは、1.13割れのサポートとしてしっかり機能しそうである。昨日の安値は1.12895止まりとなった。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

画像をクリックすると、別画面でフルHD表示できます。

1.13000のプライスの節目を頂点とした三角保ち合いに収束しつつあり、値動きが非常に限定的になっている。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

画像をクリックすると、別画面でフルHD表示できます。

重要なプライスの節目である1.12500のサポートをしっかり固め、反発トレンドに乗りつつあったが、戻り高値は1.13434止まりであり、現状では1.13300台で戻り売りが待ち構えている状況である。

重要なチャートポイント

  1. 年初来高値1.23494・安値1.11861
  2. 注目の高値1.13601・安値1.12218
  3. 直近の高値1.13333・安値1.12895

本日のトレードシナリオ

1.13000のプライスの節目を頂点とした三角保ち合いをどちらに上抜けるかが焦点である。
戻り高値のレベルが少しずつ切り下がり、昨日は明確に1.13000を割り込んだ時間帯もあったことから、下落バイアスのほうがかかりやすい状況と考える。
しかしながら、本日24時期限のオプションバリアー1.12750のサポートは強固であろう。

2.ユーロ円のトレード戦略

ガンマトレードに役立つオプション情報

  • 130.00 29日(水)24:00
  • 128.00 29日(水)24:00
昨日の高値は130.225、本日の安値(途中経過)は129.689となっており、本日24時期限の130.00のオプションが明確に意識されていると思われる。
この場合、130.00を挟んだレンジが継続しやすく、オプションカットの24時までは、130.00に接近する方向にポジションを取ることで優位性を発揮するのがガンマトレードである。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

画像をクリックすると、別画面でフルHD表示できます。

130.000のラウンドナンバーのプライスの節目と一目均衡表の雲のレジスタンスが効いており、130.000を明確に上抜くのが困難な状況である。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

画像をクリックすると、別画面でフルHD表示できます。

127.512の直近安値をつけた20日(月)を基準として、昨日まで、6営業日連続の上げダウが継続中であり、上昇バイアスが継続中ではあるが、130.000の重要なプライスの節目でレジスタンスが強く、明確なトレンド転換のシグナルが出る可能性も想定しておきたい。

重要なチャートポイント

  1. 年初来高値134.124・安値125.087
  2. 注目の高値130.201・安値129.198
  3. 直近の高値130.201・安値129.689

本日のトレードシナリオ

上述の通り、本日24時のNYオプションカットまでは、130.000を挟んでのレンジを想定しているため、中心レンジに向けてのポジションを取るガンマトレードの優位性が高いだろう。

3.ポンドドルのトレード戦略

英国の経済環境と今後の金融政策

  • 英中銀(BOE)の2022年の利上げ見込みは、0.25%×4回=1.00%を見込む市場参加者が多くなりつつあるが、実際は5月と11月の2回のみと考える向きもあり、ポンド売りの要因になる可能性がある。
  • 足元の相場は、ジョンソン英首相が、年内は追加の行動制限を行わない見通しから強気継続とみられる。

英国と米国の10年債利回り(長期金利)の格差とポンドドル相場


緩やかに利回り格差が拡大しており、ポンドドルの上昇を支えている。

相場に特に影響を与えるイベント

  • 29日(水)24:00 米国中古住宅販売保留
  • 29日(水)24:30 米国週間原油在庫
  • 29日(水)27:00 米国7年債入札
原油相場とポンド相場は相関が高めであるため、原油在庫が影響を与える可能性は想定しておきたい。

ガンマトレードに役立つオプション情報

現状、為替相場に影響を与えるオプションは確認できない。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

画像をクリックすると、別画面でフルHD表示できます。

年初来安値1.13596をつけてから、はじめてポンドドルらしい自律反発のショートカバーが継続中であるが、1.35000の最重要なプライスの節目および一目均衡表の雲のレジスタンスが強く、その手前で、戻り高値圏での保ち合いに終始している。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

画像をクリックすると、別画面でフルHD表示できます。

1.31730の直近安値をつけた20日(月)を基準として、昨日まで6営業日連続で安値を切り上げ、高値も24日(金)を除いて同様のため、6営業日連続上げダウ継続中と認定しても差し支えない状況である。
とは言え上値は徐々に重く1.34612止まりで、135000のプライスの節目のレジスタンスを受けている。

重要なチャートポイント

  1. 年初来高値1.42481・安値1.31596
  2. 注目の高値1.34612・安値1.33771
  3. 直近の高値1.34370・安値1.34144

本日のトレードシナリオ

本日から、欧米とも本格的にクリスマス休暇明けの相場が再開される。
株高・原油高のリスクオンで上昇しやすい通貨ペアであるため、そのトレンドが継続するのであれば、連れ高で1.35000のレジスタンスを試す展開になるだろう。
しかし、上昇のモメンタムは明らかに低下しつつある。

4.ポンド円のトレード戦略

ガンマトレードに役立つオプション情報

現状、為替相場に影響を与えるオプションは確認できない。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

画像をクリックすると、別画面でフルHD表示できます。

12月6日(月)に148.945の安値をつけてから、昨日の戻り高値は154.575まで、563pipsの暴騰となっている。
足元の相場では、フィボナッチ・リトレースメントの38.2%レベルの154.486がレジスタンスとなっている。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

画像をクリックすると、別画面でフルHD表示できます。

149.521の安値をつけた20日(月)を基準日として、昨日まで6営業日連続で、高値および安値を階段状に切り上げ、上げダウ(24日のみ例外)となっており、上昇トレンドが継続中であるが、上昇のモメンタムは徐々に弱まっている。

重要なチャートポイント

  1. 年初来高値158.213・安値139.510
  2. 注目の高値154.575・安値154.000
  3. 直近の高値154.321・安値154.052

本日のトレードシナリオ

昨日の安値154.000を割り込まない限りにおいては、昨日の高値154.575を更新し、次の重要なプライスの節目である155.000を目指す可能性が高いと思われる。
しかしながら、株高・原油高のリスクオンの継続性には疑念があり、昨日の安値を割り込んで調整安が続く可能性も想定しておきたい。

5.豪ドル米ドルのトレード戦略

豪州の経済環境と今後の金融政策

  • 北半球の先進国同様、オミクロン株の爆発的な感染増加が懸念される状況であり、程度問題ではあるが、今後の経済成長の妨げになる可能性が高い。

豪州と米国の10年債利回り(長期金利)の格差と豪ドル米ドル相場


利回り格差は緩やかに縮小が続いており、理論的には豪ドル米ドルの下押し要因となり得る。

相場に特に影響を与えるイベント

  • 29日(水)24:00 米国中古住宅販売保留
  • 29日(水)24:30 米国週間原油在庫
  • 29日(水)27:00 米国7年債入札

ガンマトレードに役立つオプション情報

  • 0.7300 31日(金)24:00
  • 0.7030 29日(水)24:00巨大
昨日の高値0.72639に対して、0.7300のオプションは、今週末の期限までに、レジスタンスとしての影響力が増してくることが想定される。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

画像をクリックすると、別画面でフルHD表示できます。

年初来安値0.69922からの自律反発は、0.72639止まりであり、0.72500の重要なプライスの節目でレジスタンスを受けている。
一目均衡表の雲のレジスタンスも接近中であり、反発継続の阻害要因になりそうだ。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

画像をクリックすると、別画面でフルHD表示できます。

0.72500の重要なプライスの節目を、終値レベルで明確に上抜けない日が続いており、本日まで継続すれば5営業日連続となる。
戻り高値圏での保ち合いが続き、反落を警戒すべき局面に入ってきた。

重要なチャートポイント

  1. 年初来高値0.80071・安値0.69922
  2. 注目の高値0.72639・安値0.72054
  3. 直近の高値0.72358・安値0.72127(本日途中経過)

本日のトレードシナリオ

株式・原油相場のリスクオンでも、他の資源国通貨やポンドと比べて上値は重く、再び下落バイアスが高まりやすい状況である。
27日(月)の安値0.72054をを割り込めば、下落が加速する可能性がある。

6.豪ドル円のトレード戦略

ガンマトレードに役立つオプション情報

  • 81.15 29日(水)24:00
現状のレートから遠く、ほぼ影響がない。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

画像をクリックすると、別画面でフルHD表示できます。

12月3日(金)に78.786の安値をつけてから、昨日は83.436の戻り高値まで、465pipsの暴騰となっている。
足元の相場では、フィボナッチ・リトレースメントの38.2%レベルの83.058がレジスタンスとなっている。
次の重要なプライスの節目は83.750であるが、一目均衡表の雲のレジスタンスもあり、徐々に上値が重くなっている。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

画像をクリックすると、別画面でフルHD表示できます。

80.268の安値をつけた20日(月)を基準日として、昨日まで6営業日連続で、高値および安値を階段状に切り上げ、上げダウ(24日のみ例外)となっており、上昇トレンドが継続中であるが、上昇のモメンタムは徐々に弱まっている。

重要なチャートポイント

  1. 年初来高値88.251・安値78.849
  2. 注目の高値83.436・安値80.264
  3. 直近の高値83.088・安値82.527

本日のトレードシナリオ

27日(月)の安値82.527を割り込まない限りにおいては、昨日の高値83.436を更新し、次の重要なプライスの節目である83.750を目指す可能性が高いと思われる。
しかしながら、株高・原油高のリスクオンはそろそろ限界に近づいていると考えられ、27日(月)の安値を割り込んで調整安が続く可能性も想定しておきたい。


Weeklyレポートで提示したトレードシナリオに対する検証を、火、水、木発行のレポートで行うルーティンになります。
引き続きよろしくお願いいたします。

このブログの最新更新情報は、twitterでお知らせしますのでフォローをお願いいたします。


上野ひでのり