今週のトレード戦略 2022年1月23日(日)

FOMC議事録のタカ派と米国雇用統計の好結果で米国金利高・株安も、ドル高のピークからは反落。ドル調整安が継続するか?

Weeklyトレード戦略【上野ひでのりプロFX】 2022年1月9日(日)

プロ為替ディーラー上野ひでのり公式サイト
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FOMC議事録のタカ派と米国雇用統計の好結果で米国金利高・株安も、ドル高のピークからは反落。ドル調整安が継続するか?
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このブログでは、下記の情報をWeeklyおよびDailyで提供することにより、個人FXトレーダーの必勝を全力でサポートします。

FXトレードで継続的に収益を上げるために必ず知っておくべき重要情報をリアルタイムにお届けしますので、プロに負けない優位性の高いトレードシナリオを再現できるようになります。

  1. 為替相場の値動きの最大要因である米国のファンダメンタルズの最新情報
  2. 主要7通貨ペアの値動きの概況
  3. 主要7通貨ペアのトレードシナリオ提供
最重要ポイントについては、ポッドキャストで音声解説します。

為替相場を動かす3大要因は下記の通りです。

  1.  金 利
  2.  投 機
  3.  実 需
特に、金利と投機の動向については、多角的に分析した最新データを提供します。
実需の動向については、通貨オプション取引の状況をベースにお知らせします。

目次

1月5日(水)公表のFOMC議事録のタカ派ポイント

FRBのバランスシートの早期縮小を検討

今年3月までにテーパリングを完了することは、ほぼ確定となった。
満期を迎えた債券は同額再投資を行い、量的緩和の規模(バランスシート)はしばらく維持すると考えられていたが、バランスシートの早期縮小が議論されていたことが明らかになった。
つまり、量的緩和の規模も徐々に縮小し、マーケットから早めに資金を引き揚げ金融正常化に向かいつつあるということである。

2022年の利上げは3月開始、計4回の可能性

3月にテーパリングが終了と同時に、同月に利上げを行う可能性が浮上し、議論が行われたことが判明した。
年4回の利上げの織り込みが一気に加速した。

1月7日(金)発表の米国雇用統計の正しい評価

非農業部門雇用者数(NFP)の伸び鈍化は全く問題ではない

NFPは+44.7万人予想が、+19.9万人と予想を大きく下回った。
米国雇用統計では、この指標が最も重要だと一般には考えられるが、失業率がほぼ完全雇用の低水準に至っては、さほど大きな伸びは期待できなくなっている。
実は、コロナ渦で手厚い失業給付を受けた中高年層の多くが、労働市場に戻ってこない現象が確認されており、人材不足が深刻化している。

失業率3.9%(前回4.2%)は、ほぼ完全雇用の驚異的な低水準

労働意欲を無くして求職活動をしていない人は分母にならないため、失業率が下がって当然と考えられる。

平均時給0.6%増(前回0.3%増)の上昇はインフレ加速要因

人手不足の中、優秀な人材を確保しようと思えば、賃金を上げざるを得ず、平均時給が加速度的に上昇している。
人件費増は企業のコスト増になり、小売価格に転嫁すれば、物価は急激に上昇する。

ドル相場の上昇は既にピークを打ったのか?

ドルインデックス(DXY)は96.938で、いったんピークを打ち反落中

ドルインデックスは、2019年10月には99.677まで上昇したことがあり、コロナ渦後は乱高下を経て91~93レベルで保ち合いになった。
足元の急上昇が始まったのは、FRBの早期テーパリング開始、利上げ時期前倒し議論が活発化した2021年9月以降であり、まだ一定の伸びしろは残していると考えられる。

シカゴ投機筋 最新IMMポジションのドル買いポジションが縮小を始めた

仮に3月から利上げが開始されるとすれば、3月16日(水)結果発表のFOMCのタイミングである。
利上げ期待が徐々に高まるにつれて、当該国の通貨が上昇し始めるのであり、利上げ前にピークを迎え、利上げが開始されると、むしろ売りのシグナルというのがマーケットの常識である。
そういう意味では、ドル高の賞味期限は意外に短く、今後2か月程度なのかもしれない

ドル売りの受け皿となる有望な通貨は?

  • 米国の次に金融正常化に向かう英国(ポンドドル)、ユーロ圏(ユーロドル)が受け皿として注目されている。
  • 原油相場次第で、カナダ(ドルカナダ)も有望
  • 円売りが相当程度進行しているが、反動としての円高(ドル円下落)は起こりにくい。日本がもっとも緩和的な姿勢を継続しているからである。
ポンドドルは既に強烈なショートカバーが継続しており、次は足元のインフレが高進しているユーロ圏のユーロドルが次の急騰通貨ペアとして人気を集める可能性がある。

米国のファンダメンタルズの最新情報

対米ドル通貨強弱と売買動向

対米ドル通貨強弱(前週比)


昨年末から年初にかけてリスクオンの株高・ドル戻り売りが進行していたが、5日(水)に発表されたFOMC議事録以降、株反落・ドル買いに転じた。
これにより、資源国通貨安となったが、原油高は継続したためカナダドルのみ底堅く推移した。
やや円安が進行したが、対ドル強弱は拮抗している。
株安のリスクオフでもポンドの買戻しは継続中

対米ドル通貨強弱(前日比)


好調な米国雇用統計で、FOMC議事録のタカ派姿勢がデータとして追認された関係で、さらなるドル高が進行すると思われた。
しかし、週末要因もあり、行き過ぎたドル高の利益確定売りのきっかけとなり、ドル全面安で週末大引けとなった。

シカゴ投機筋 最新IMMポジション 2022/1/4時点


全ての通貨で、差引がマイナスになっており、全面ドル買いポジションに傾いていることが分かる。
円売りポジションは11月上旬の10万枚から年末には半減(円高)したが、再び円安に傾きつつある。
ユーロが売り越しから買い越しに転じる可能性があり、低位保ち合いを抜けないユーロ相場の本格反発の可能性を予感させる。

米国債利回り(米国名目金利)の推移


米国2年債利回り、5年債利回りの上昇は止まらず、米国株安の原因となっている。
先週は10年債以上の長期金利も急騰しており、将来的な景気後退懸念が和らいでいる。
期待インフレ率を考慮した実質金利は依然マイナスであるが、名目金利の上昇により、マイナスの幅を狭めている。

FRBの利上げ予測(Fed Watch) 2022年末の政策金利


出典:CME FedWatch Tool
米国政策金利は、現状0~0.25%であるが、このチャートは、市場関係者が織り込んでいる本年末までの利上げペースを示す。

  • 1回以上の利上げ確率99.5%(前週比+0.7%)
  • 2回以上の利上げ確率94.6%(前週比+5.4%)
  • 3回以上の利上げ確率77.7%(前週比+13.5%)
  • 4回以上の利上げ確率48.2%(前週比+15.6%)
タカ派なFOMC議事録と好調な米国雇用統計を受け、4回以上の利上げ確率が急上昇した。
今年3月に利上げ開始、6月、9月、12月の計4回の利上げを織り込む確率が48.2%となっている。

ダウ平均株価 日足チャート

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タカ派なFOMC議事録が公表されてから、直前の史上最高値36952.65ドルから反落に転じている。
3月利上げ開始を織り込み始め、金利高を嫌気しての下落であるが、VIX(恐怖指数)は18.76の低位であり、投資家心理が大きく悪化している訳ではない。
金利上昇と株価史上最高値更新が両立する可能性は高い。

WTI原油先物 日足チャート

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7日(金)に、昨年10月~11月の85ドル台のピークに迫る80.45ドルの高値をつけた。
原油急騰・円安という方程式は崩れ、産油国のカナダドル高のみが連動している。ポンド高にも多少は貢献していると思われる。

主要7通貨ペアの値動きの概況とトレード戦略

今週の値動き・想定レンジ

今週の主要通貨7通貨ペア+WTI原油先物の値動き・予想レンジのレポート
このチャートをご覧いただき、25pips、125pips、625pips単位のプライスの節目のレジスタンス・サポートの感覚を養ってください。
チャート内のブロックの中で保ち合いになりやすいことが分かると思います。

今週の主要イベント

  • 11日(火)09:30  豪州小売売上高・貿易収支
  • 11日(火)23:00台 米国連銀総裁2名の発言(投票権あり)
  • 11日(火)24:00  米国パウエルFRB議長の上院での公聴会
  • 11日(火)27:00  米国3年債入札
  • 12日(水)06:00  米国ブラード・セントルイス連銀総裁の発言(投票権あり)
  • 12日(水)10:30  中国消費者物価指数・生産者物価指数
  • 12日(水)22:30  米国消費者物価指数
  • 12日(水)23:15  英国カンリフBOE副総裁の発言
  • 12日(水)24:30  米国週間原油在庫
  • 12日(水)27:00  米国10年債入札
  • 13日(木)22:30  米国生産者物価指数
  • 13日(木)22:30  米国新規失業保険申請件数・失業保険継続受給者数
  • 13日(木)24:00  米国ブレイナードFRB副議長の指名承認公聴会(上院)
  • 13日(木)27:00  米国30年債入札
  • 14日(金)16:00  英国GDP・鉱工業生産・貿易収支
  • 14日(金)22:30  米国小売売上高
  • 14日(金)22:30  欧州ラガルドECB総裁の発言
  • 14日(金)23:15  米国鉱工業生産
  • 14日(金)24:00  米国ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】
  • 14日(金)25:00  米国ウィリアムズ・NY連銀総裁の発言(投票権あり)
1月26日(水)28:00のFOMCの結果発表に向けて、要人発言や重要指標発表などが集中する週となる。
特に、上院公聴会でのパウエルFRB議長、ブレイナードFRB副議長(就任予定)の発言、その他投票権を持つFOMCメンバーの個別発言にも注意が必要である。
米国消費者物価指数、生産者物価指数の最新インフレ指標が発表になり、足元のインフレ進行の度合いに注目が集まる。
各イベントの詳細な解釈については、Dailyレポートにて詳報する。

1.ドル円のトレード戦略

ガンマトレードに役立つオプション情報

「ガンマトレード」とは、大きめのオプションの権利行使価格(ストライク)に対して、期限日のNYオプションカット(24時)に向けて行われる優位性の高いトレードである。
オプションカットの直前まで、ストライクを上回れば売り、下回れば買いのポジションが増加していきストライクに収れんしていく値動きが典型的である。

  • 116.50 10日(月)24:00大きめ
  • 116.00 14日(金)24:00大きめ
  • 115.50 12日(水)24:00 13日(木)24:00
  • 115.00 13日(木)24:00
  • 114.00 10日(月)24:00
  • 113.60 11日(火)24:00
14日(金)NYオプションカットの大きめのストライク116.000が存在するため、年初来高値116.354を更新するような値動きには、レジスタンスとして機能する可能性が高い。
今週スタートから、ドル全面安が継続するのか否かによって、効いてくるオプションが異なる可能性があり、Dailyブログで詳報する。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

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新年早々、4日(火)に昨年来高値の116.354を記録した。
投機筋が高値のストップを狩りにいく形でつけたと思われすぐ反落となり、フィボナッチ・エクスパンションのOP(メインの高値目標)の115.850のレジスタンス効果は効いていると考える。
7日(金)の安値は、オレンジ色の移動平均線(3×3DMA)にサポートされているが、週明けに下抜いて押し目を固めてからの再上昇となることを想定している。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

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116.354の昨年来高値を記録した4日(火)を基準日として、3営業日連続で、高値および安値を階段状に切り下げており、ダウ理論的にはトレンド転換したシグナルであるが、押し目を固めにいく過程の値動きであると想定している。

重要なチャートポイント

  1. 昨年来高値116.354・安値102.592
  2. 注目の高値116.354・安値114.947
  3. 直近の高値116.046・安値115.499

今週のトレードシナリオ

上記の注目の安値114.947を意識した反落を想定しているが、11日(水)以降は、FRBの要人発言と消費者物価指数などのインフレ指標の結果次第で、米国金利動向および株式相場が大きな影響を受けるのは間違いない。
FOMCのタカ派色をさら増すイベントになる可能性が高いが、昨年から続く行き過ぎたドル高の継続性には、調整が入りつつあるため、よほどのサプライズを与えないと再びドル全面高の基調に戻すのは厳しいのかもしれない。
週明けの動向を見極めた上で、Dailyブログにて詳報する。

2.ユーロドルのトレード戦略

ガンマトレードに役立つオプション情報

  • 1.1590 10日(月)24:00
  • 1.1525 12日(水)24:00
  • 1.1425 14日(金)24:00
  • 1.1400 12日(水)24:00
  • 1.1325 11日(火)24:00
  • 1.1300 12日(水)24:00大きめ 14日(金)24:00
  • 1.1290 14日(金)24:00
  • 1.1280 14日(金)24:00大きめ
  • 1.1275 10日(月)24:00
1.1300以下のオプションはサポートとしてよく機能しそうである。
1.1400より上のオプションは、当然強力なレジスタンスとなるが、行き過ぎたドル売りの大きな受け皿となるのであれば、1.14台乗せは十分あり得る。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

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11月24日の昨年安値1.11861からの反発の戻り高値1.13829がレジスタンスになってきたが、12月31日の1.13863の高値で、ようやく更新することができた。
しかしながら、1.13750の重要なプライスの節目と一目均衡表の雲のレジスタンスを受けて、上値が重い状態が続く。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

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1.13000を明確に割れて、じり安が継続する可能性は低くなっており、まずは1.13750の重要なプライスの節目のサポートを固めることができるかが次の課題となる。
1.14000のラウンドナンバーのプライスの節目のレジスタンスは非常に強力であるが、明確に上抜けば、本格的なショートカバー、自律反発に発展する可能性がある。

重要なチャートポイント

  1. 昨年来高値1.23494・安値1.11861
  2. 注目の高値1.13863・安値1.12218
  3. 直近の高値1.13647・安値1.12922

今週のトレードシナリオ

「シカゴ投機筋の最新IMMポジション」が示す通り、ユーロ売りから買い越しに転じる可能性が高くなっている。
市場全体のポジションは当然のこと、低位保ち合いでショートが多いが、今後は強烈なショートカバーで自律反発に転じる可能性がある。
FRBのタカ派を強めそうなイベントが集中する週であるが、意外にドル高のピークは近く、「噂で買って事実で売る」の反落になる可能性があり、ユーロドルはドル売りのいちばん大きな受け皿になる可能性は大きいと考える。
今週でなくても近い将来に、1.15レベルまでの反発の可能性は高まっていると考える。

3.ユーロ円のトレード戦略

ガンマトレードに役立つオプション情報

現状、為替相場に影響を与えるオプションは確認できない。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

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オレンジ色の移動平均線(3×3DMA)にしっかりサポートされながら、上昇トレンドが継続中である。
次の125pips単位のプライスの節目132.500までの上昇は十分あり得る。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

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直近の戻り高値131.598をつけた5日(水)を基準日として、6日(木)は高値と安値を切り下げたが、7日(金)は安値を切り上げて131.346までの反発を演じ、高値引けしているため、週明けは上昇が継続する可能性が高い。

重要なチャートポイント

  1. 昨年来高値134.124・安値125.087
  2. 注目の高値131.598・安値130.020
  3. 直近の高値131.346・安値130.812

今週のトレードシナリオ

週明けのドル円は下落を模索、ユーロドルは上昇バイアスがかかりやすく、クロス円のユーロ円は股裂き状態で、方向感が出にくくなるかもしれない。
しかし、ドル円の上昇トレンドは継続中であり、いったん押し目が決まってからの上昇と連れ高し、132.500のプライスの節目を目指す可能性は十分ある。

4.ポンドドルのトレード戦略

ガンマトレードに役立つオプション情報

  • 1.3400 14日(金)24:00
このオプションが効いてくるような下落相場になる可能性は低いと思われる。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

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昨年12月8日に年初来安値1.31596をつけた後の安値圏での保ち合いは完全に上抜き、オレンジ色の移動平均線(3×3DMA)にサポートされながら、上昇トレンドが継続しており、週明けも継続する可能性が高い。
1.35000の非常に重要なプライスの節目と一目均衡表の雲のレジスタンスが重なっており、このレベルを明確に上抜けば、もう一段の上昇を試す可能性が高くなる。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

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5日(水)のFOMC議事録、7日(金)の米国雇用統計は、ともにFRBのタカ派路線を後押しするイベントとなり、ポンドドルもいったんは売られたが、その浅めの押し目から着実に反発し高値更新を継続中である。
7日(金)の引け間際の高値1.35971は、5日(水)の高値1.35982でレジスタンスを受けているが、週明けは、この高値を更新する可能性が高いだろう。
上昇のモメンタムに衰えが全くないからである。

重要なチャートポイント

  1. 昨年来高値1.42481・安値1.31596
  2. 注目の高値1.35982・安値1.31304
  3. 直近の高値1.35971・安値1.35269

今週のトレードシナリオ

現状で最も、ドルの戻り売りの受け皿として機能しているのはポンドドルであり、ユーロドルも巻き込んで、もう一段高を演じる可能性は非常に高いと考える。
先週は、FOMC議事録、米国雇用統計と、ドル高祭りのイベントで押し目をつけても浅めから即反発という流れで高値を追いかける展開となっているため、今週のFRBタカ派イベントが続いても、ポンドドルは堅調に推移すると想定している。
通常は1.37500のプライスの節目を今週の上昇目標と考えるが、さらなるショートカバーの自律反発が継続すれば、もう一段上のプライスの節目の1.38750まで届く可能性も想定しておく。

5.ポンド円のトレード戦略

ガンマトレードに役立つオプション情報

現状、為替相場に影響を与えるオプションは確認できない。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

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昨年来高値158.213に対し、先週の高値は157.762で肉薄しており、今週、昨年来高値に面合わせする可能性は十分ありそうだ。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

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5日(水)の高値157.762は、ドル円の昨年来高値更新と連動した要素が大きく、ドル円が反落に転じてからは上昇のモメンタムが下落しつつあるが、ポンドドルのトレード戦略で解説した通り、ポンド自体の上昇が続けば、一時的な円高の相殺効果を乗り越えて、再び上昇トレンドに乗せることができるだろう。

重要なチャートポイント

  1. 昨年来高値158.213・安値139.510
  2. 注目の高値157.762・安値154.881
  3. 直近の高値157.177・安値156.619

今週のトレードシナリオ

ユーロ円のトレード戦略で解説した通り、ポンド相場自体がさらに騰勢を強めても、ドル円の調整安(円高効果)で上昇が相殺される可能性がある。
しかし、それは一時的な調整に過ぎないと思われ、ドル円の反発上昇に連れて、5日(水)の高値157.762を更新し、昨年来高値158.213に肉薄する展開も十分にあり得るだろう。

6.豪ドル米ドルのトレード戦略

ガンマトレードに役立つオプション情報

  • 0.7200 11日(火)24:00
  • 0.7150 11日(火)24:00
  • 0.7125 14日(金)24:00
  • 0.7100 14日(金)24:00
週明けも反発が継続する場合、0.7200のオプションバリアーを早々に上抜けるかどうかが、年末の高値0.72771に向けての試金石となるだろう。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

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重要なプライスの節目である0.72500レベルには一目均衡表の雲のレジスタンスも上値を抑えており、明確に上抜くには、ドル安だけでなく、豪ドル高が必要となってくる。
現状では、ポンドドルのように、ドル売りの受け皿として豪ドルが選好される状況にはなっていない。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

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0.72722の高値をつけた5日(水)を基準日として、2営業日連続で、階段状に高値および安値を切り上げ、下げダウとなった。
週末は、ポンドドル、ユーロドルと連れ高して反発高値引けとなっているが、戻り高値0.71873では、一目均衡表の雲のレジスタンスを受けて、上値が重くなっている。

重要なチャートポイント

  1. 昨年来高値0.80071・安値0.69922
  2. 注目の高値0.72771・安値0.70819
  3. 直近の高値0.71873・安値0.71296

今週のトレードシナリオ

7日(金)の大引けに向けて、ドル全面安となり、豪ドル米ドルも反発したが、ポンドドルやユーロドルのように、ドル売りの受け皿としては、優先的に選ばれていない状況である。
早期利上げ期待が高まるようなインフレ率の上昇やGDP成長率の明確な上昇などのファンダメンタルズの変化がない限り、仮にドルの戻り売りトレンドが継続したとしても、次の重要なプライスの節目である0.73750までの上昇は困難であろうと考える。
全面ドル安がさらに加速すれば、到達の可能性自体は否定しない。

7.豪ドル円のトレード戦略

ガンマトレードに役立つオプション情報

現状、為替相場に影響を与えるオプションは確認できない。
先週高値から反落した場合にはサポートとして機能すると思われるが、現状ではレートが離れており、相場に与える影響はほとんどない。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

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オレンジ色の移動平均線(3×3DMA)のサポートを受けて84.294まで高値を伸ばしてきたが、豪ドル米ドル売りとドル円反落のダブルパンチで、3×3DMAを下抜いて調整局面入りしている。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

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84.294の高値をつけた5日(水)を基準日として、2営業日連続で高値と安値を階段状に更新し、短期的な下落トレンド継続となっている。
実際は押し目をつける流れであろうが、ドル円相場の底入れまでは、トレンド反転は困難であろう。

重要なチャートポイント

  1. 昨年来高値88.251・安値77.892
  2. 注目の高値84.294・安値82.628
  3. 直近の高値83.218・安値82.628

今週のトレードシナリオ

豪ドル相場自体は、昨年来安値からの反発が弱く、ドル円の上昇とリンクした円安効果での高値が84.294であるため、ドル円相場がしっかり押し目を固めて、再び116円台に向けての騰勢を回復しないと、豪ドル円の5日(水)の高値84.294に再び面合わせする可能性は低いと考えられる。
足元では、豪ドル高より、円安をドライバーとして上昇しやすい特性の通貨ペアである。


Weeklyレポートで提示したトレードシナリオに対する検証を、Dailyレポートで行うルーティンになります。

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上野ひでのり