今週のトレード戦略 2022年1月23日(日)

昨年来高値115.520の更新は時間の問題か?リスクオン継続なら【今週のドル円トレード戦略】

Weeklyドル円トレード戦略 2022年1月2日(日)


このブログでは、下記の情報を完全無料で毎営業日提供することにより、個人FXトレーダーの必勝を全力でサポートします。

FXトレードで継続的に収益を上げるために必ず知っておくべき重要情報をリアルタイムにお届けしますので、プロに負けない優位性の高いトレードシナリオを再現できるようになります。

1.為替相場の値動きの最大要因である米国金利の最新情報
2.主要通貨ペアの値動きの概況
3.ドル円トレードの勝てるシナリオ提供

ドル円以外の通貨ペアの詳細な相場情報については、【Weekly】ユーロ・ポンド・豪ドルトレード戦略で公開します。

できる限りビジュアルベースで分かりやすい簡潔な説明を心がけます。

最後のまとめは、音声(インターネットラジオ)で収録していますので、各種グラフやチャートを読み取るのが苦手な方は、先にラジオを聞いていただくことをおすすめします。
最重要ポイントについて、上野ひでのりの肉声で解説します。

為替相場を動かす3大要因は下記の通りです。

  1.  金 利
  2.  投 機
  3.  実 需
特に、金利と投機の動向については、多角的に分析した最新データを提供します。
実需の動向については、何か特別なフローが判明した場合、随時お知らせします。

【まとめ】音声解説(インターネットラジオ)

為替相場概況

米国内でのオミクロン株の爆発的な感染拡大、ウクライナ情勢の緊迫など地政学的リスクがクローズアップされるも、株高・原油高のリスクオンが、年度末まで継続した。

ドル全面高の一年を締めるにあたり、ドル安調整のリバランスが行われていると推測される。
リスクオンの円安は、ドル安をやや上回り、ドル円は115円台に乗せて、じわじわと騰勢を強めている。

  • ドル全面安
  • 円が最弱
  • ポンドドル、豪ドル米ドルの急反発
  • 遅れて、ユーロドルのショートカバー
  • ポンド円、豪ドル円を中心としたクロス円の暴騰
という為替相場における典型的なリスクオン相場も継続中である。

先週の通貨の強弱と売買動向

対米ドル通貨強弱(前週比)


円>ドル>ユーロ>ポンド>資源国通貨

年末に向けて、円が独歩安、続いてドルが全面安の展開が継続した。
ドル円以外のドルストレートでは全面ドル安、クロス円は全て上昇という典型的なリスクオンとなった。

対米ドル通貨強弱(前日比)


年度末最終日も、上記トレンドが継続したが、リスクオンで買われにくいユーロドルのショートカバーによる急騰が特徴的な一日であった。
ドルと円の相関は高く、ドル円相場は動かず。115円台に乗せて、上値が重いものの、着実に上値を伸ばしている。

シカゴ投機筋 最新IMMポジション 2021/12/21時点


全ての通貨で、差引がマイナスになっており、全面ドル買いポジションに傾いていることが分かる。
円売りポジションは11月上旬までは10万枚を超えたが、年末には半減しており、極端な円安トレンドは終息している。

ドルインデックス DOLLAR INDEX SPOT(DXY) 日足チャート

画像をクリックすると、別画面でフルHD表示できます。

96.938、96.906の2点天井から急落の可能性もあり、直近のドル全面高は、いったんピークを打ったと考えられる。

為替トレードに必須! 必ず確認しておきたい関連相場情報

米国の実質金利の推移


実質金利=名目金利-期待インフレ率 という関係になる。

期待インフレ率が再び反発上昇、名目金利(米国10年債利回り)はほぼ横ばい推移のため、実質金利のマイナス幅は拡大しつつある。
実質金利が低下すれば、理論的にはリスクオンに傾きやすい。

FRBの利上げ予測(Fed Watch) 2022/12/14のFOMCでの政策金利


出典:CME FedWatch Tool
米国政策金利は、現状0~0.25%であるが、このチャートは、市場関係者が織り込んでいる本年末までの利上げペースを示す。

  • 1回以上の利上げ確率98.8%(前週比-0.8%)
  • 2回以上の利上げ確率89.2%(前週比-5.6%)
  • 3回以上の利上げ確率64.2%(前週比-11.8%)
  • 4回以上の利上げ確率32.6%(前週比-11.3%)
前週末と比較して、やや、利上げの織り込み度が低下しているが、通常の変動の範囲内である。

実質実効為替レート(日本銀行)


出典:日本銀行
「黒田シーリング」とは、実質実効為替レートが70を下回る水準であり、日銀の黒田総裁が2015年6月10日に「これ以上の円安はありそうにない」と異例の円安けん制発言を行って以降、円安の限界点として意識されている。
日銀の最新版では70を割り込んでいるが、黒田総裁は足元の円安はメリットのほうが大きく、問題視していないと、繰り返し発言している。

ダウ平均株価 日足チャート

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12月30日(木)のザラバで史上最高値を更新し、36679.44ドルをつけたが、終値ベースで上回ることができず、2点天井からの調整安の可能性もあり、注意したい。

WTI原油先物 日足チャート

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12月30日(木)のザラバがリスクオンのピークであり、ダウ平均株価と連動し、77.41ドルの戻り高値をつけたが、週末にかけては反落して引けている。
一目均衡表の雲のレジスタンスを受けており、10月~11月の85ドル台のピークまで急騰するほどのモメンタムは確認できない。

ドル円のファンダメンタルズ

米国の経済環境と今後の金融政策

クリスマス休暇入りして、いったん棚上げになっている米国3大リスクに対し、再び向き合う年始相場になるだろう。

  1. オミクロン株の感染爆発
  2. 1.75兆ドルの大型歳出法案の否決リスク
  3. 上記2による成長減速で、FRBの利上げペースの減速の可能性

米国債利回りとドル円相場


米国2年債利回り、5年債利回りの上昇は止まらず、リスク資産相場にとっては逆風であるが、先週も株高・原油高のリスクオンが継続した。
10年債利回りは横ばい、20年債利回りと30年債利回りの逆転現象(逆イールド)が継続し、将来的な景気減速が示唆されている。
米国金利動向を考慮すれば、ややリスクオフ気味になるのが理論的であるので、新年からは、理論的な方向に修正されると考える。

米国と日本の10年債利回り(長期金利)の格差とドル円相場


米国10年債利回りは横ばいであり、直近のドル円の上昇を支えているのは、上述の通り、2年債、5年債利回りの上昇である。

ドル円相場に特に影響を与えるイベント

  • 04日(火)24:00 米国ISM製造業景況指数
  • 05日(水)22:15 米国ADP雇用者数
  • 05日(水)28:00 米国FOMC議事録公表(12月14日・15日開催分)
  • 06日(木)22:30 米国新規失業保険申請件数・失業保険継続受給者数
  • 06日(木)22:30 米国貿易収支
  • 06日(木)24:00 米国ISM非製造業景況指数
  • 06日(木)27:15 米国ブラード・セントルイス連銀総裁の発言(投票権あり)
  • 07日(金)22:30 米国米国雇用統計
米国雇用統計、ISM製造業・非製造業景況指数など重要指標が発表されるので、為替相場の方向性に影響を与えるだろう。
歴史的なタカ派に転換したFOMCの議事録にも注目したい。
ブラード・セントルイス連銀総裁はタカ派で知られ、今年から投票権を持つため、ドル高方向に大きなバイアスをかける可能性がある。

ドル円のガンマトレードに役立つオプション情報

「ガンマトレード」とは、大きめのオプションの権利行使価格(ストライク)に対して、期限日のNYオプションカット(24時)に向けて行われる優位性の高いトレードである。
オプションカットの直前まで、ストライクを上回れば売り、下回れば買いのポジションが増加していきストライクに収れんしていく値動きが典型的である。

  • 116.50 04日(火)24:00大きめ
  • 115.50 04日(火)24:00
  • 114.73 03日(月)24:00小さめ
  • 114.00 04日(火)24:00
  • 113.55 05日(水)24:00
  • 113.45 06日(木)24:00
  • 113.25 03日(月)24:00
新年がリスクオン継続で始まった場合、当然のこと、11月24日の115.520の高値(昨年来高値)の更新を目指す流れになるが、115.50に4日(火)24時期限のオプションバリアーがあるため、意外に上値が重い展開も想定される。

その他の主要通貨ペアに影響を与えるイベント

【Weekly】ユーロ・ポンド・豪ドルトレード戦略でお知らせします。

ドル円のテクニカル分析

日足分析(フィボナッチ)

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昨年来高値115.520に、今週中に面合わせをする可能性が非常に高いと思われるが、すんなり上抜けるようであれば、フィボナッチ・エクスパンションによるOP(メインの高値目標)の115.850まで達する可能性も十分想定できる。
オレンジ色の移動平均線(3×3DMA)と適度な間隔を開いたまま、ローソク足の実体が上昇をしており、ややモメンタム不足ではあるが、非常に強いチャートパターンである。
かつ、115.520に達するまでに明確なレジスタンスはない。

1時間足分析(ダウ理論)

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113.141の安値をつけた17日(金)を基準日とし、10営業日連続(不完全な日が2回あるが)で、高値および安値を階段状に切り上げており、上げダウとなっている。
1日ごとの上昇の値幅は大きいとは言えないが、ダウ理論でいう明確なトレンドの転換シグナルが出る可能性は低く、じり高トレンド継続の可能性が高い。

重要なチャートポイント

  1. 年初来高値115.520・安値102.592
  2. 注目の高値115.520・安値113.141
  3. 直近の高値114.215・安値115.004

今週のメインシナリオ 確率50%

リスクオンによる円安トレンドが継続、昨年来高値115.520に面合わせするところまでは到達する。
その後、多少の揉み合いを経た後、OP(通常の高値目標)の115.850近辺まで上昇する。

今週のサブシナリオ1 確率25%

4日(火)24時期限の115.500のオプションバリアーが強烈に機能し、昨年来高値115.520に到達できずに反落、115円台前半での保ち合いが続く。

今週のサブシナリオ2 確率25%

米国3大リスクに関するネガティブなニュースでリスクオフに転じ、再びリスク資産相場が急落。ドル円は連れ安となる。
113.750の重要なプライスの節目ではいったんサポートされるが、上値が重い状態が続く。


Weeklyレポートで提示したトレードシナリオに対する検証を、火、水、木発行のレポートで行うルーティンになります。
引き続きよろしくお願いいたします。

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上野ひでのり