今週のトレード戦略 2022年1月23日(日)

年度末の実需のリバランスでも、ドル円・クロス円の上昇継続、リスクオンか?【Dailyユーロ・ポンド・豪ドルトレード戦略】

Dailyユーロ・ポンド・豪ドルトレード戦略 2021年12月30日(木)【有料版】


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Dailyドル円トレード戦略 2021年12月30日(木)【有料版】しばらく無料

下記のコンテンツを提供しています。

1.為替相場の値動きの最大要因である米国金利の最新情報
2.主要通貨ペアの値動きの概況
3.ドル円トレードの勝てるシナリオ提供

このブログでは、ユーロ・ポンド・豪ドルのドルストレートおよびクロス円の全6種類の詳細な相場情報をお届けします。

有料化(料金などのサービス体系は未定)に向けたパイロット版であり、12月末日までは無料でお読みいただけます。


目次

【まとめ】音声解説(インターネットラジオ)

ユーロ・ポンド・豪ドル相場概況

ダウ平均株価は、昨日のザラバで36571.55ドルをつけ、史上最高値をついに更新した。S&P500指数は連日の史上最高値更新だったが、昨日は一休みという状況である。
WTI原油先物も年初来高値85.39⇒押し安値62.46ドルからの戻りが弱い状態が続いたが、昨日は77.34ドルの戻り高値をつけて、80ドル台回復をターゲットに入れる値動きである。

このように、株高・原油高のリスクオンが継続となり

  • 円安・ドル安
  • ポンド高
  • 資源国通貨高
が、さらに進行に歯止めがかからない状況である。

円が最弱となっているため、ドル円、クロス円は揃って上昇している。

直近の相場ではドルストレートでのユーロドルの弱さが目立ったが、昨日は、25時のロンドンフィキシングに向けて、突如ユーロドルの強烈なショートカバーが入り、12月16日のECB理事会後の高値1.13601を上抜く、1.13667の戻り高値をつけた。
ドル円の115円チャレンジと同期した値動きであり、ユーロ円の急騰にもつながった。

ポンドドル、豪ドル米ドルのショートカバー、自律反発には、そろそろ一服感も出てきているが、円安トレンドが継続中のため、ポンド円、豪ドル円の相場は引き続き強含みの展開が続いている。

1.ユーロドルのトレード戦略

ユーロ圏の経済環境と今後の金融政策

  • FRBとECBの金融政策について、前者が明らかにタカ派のため、2022年には利回り格差がいっそう縮小し、ユーロドル相場を押し下げると想定されている。
  • 一方、2022年のインフレ見通しはFRBが2.6%、ECBが3.2%と、逆転現象が見られ、ドイツ10年債利回りは連日の上昇(マイナス金利の縮小)が続き、足元ではかえって、利回り格差が拡大している。

ドイツと米国の10年債利回り(長期金利)の格差とユーロドル相場


昨日は米国10年債利回りの上昇幅が上回り、利回り格差は縮小したが、関係なくユーロドルのショートカバーが優勢であった。

相場に特に影響を与えるイベント

  • 30日(木)22:30 米国新規失業保険申請件数・失業保険継続受給者数

ガンマトレードに役立つオプション情報

「ガンマトレード」とは、大きめのオプションの権利行使価格(ストライク)に対して、期限日のNYオプションカット(24時)に向けて行われる優位性の高いトレードである。
オプションカットの直前まで、ストライクを上回れば売り、下回れば買いのポジションが増加していきストライクに収れんしていく値動きが典型的である。

  • 1.1506 31日(金)24:00
  • 1.1500 03日(月)24:00小さめ
現状の相場水準では、ほぼヒットすることがなさそうなオプションであり、ユーロドル相場に与える影響は小さい。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

画像をクリックすると、別画面でフルHD表示できます。

1.13000のプライスの節目を頂点とした三角保ち合いに収束しつつあったが、昨日25時のロンドンフィキシングに向けては、年初来安値1.11861をつけた直後の戻り高値1.13829に迫る1.13667まで急反発した。
年末の実需のリバランスによるポジション調整の可能性が高いが、1.13750のプライスの節目のレジスタンスの強さも示していた。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

画像をクリックすると、別画面でフルHD表示できます。

昨日24時期限のオプションについて、1.1275にストライクがあり、ロンドンタイムに1.27736の安値をつけていったん下抜いたため、このレベルでの保ち合いが継続すると思われた。
しかし、直後から、最近全く見られなった強烈なショートカバーで自律反発となり、25時のロンドンフィキシング直前に1.13687まで急反発となった。
本日は、上昇分をほぼ吐き出しており、年末のリバランスに伴う実需の買いが集中した結果と推測される。
16日(木)のECB理事会直後の高値1.13601は上抜いており、上昇余地は拡大したと言える。

重要なチャートポイント

  1. 年初来高値1.23494・安値1.11861
  2. 注目の高値1.13829・安値1.12218
  3. 直近の高値1.13667・安値1.12736

本日のトレードシナリオ

昨日25時のロンドンフィキシングに向けての上昇の値幅は、ほぼ往ってこいで失っているため、引き続き1.13の節目を挟んだ保ち合いになりやすいだろう。
しかし、今日、明日の25時のロンドンフィキシングに向けて、実需のリバランスの強烈なユーロ買いというケースもあり得ない訳ではなく、注意が必要であろう。
1.13割れ、1.1275アラウンドでは底堅い買いもあり、押し目買い主体で考えるのが良さそうだ。

2.ユーロ円のトレード戦略

ガンマトレードに役立つオプション情報

現状、為替相場に影響を与えるオプションは確認できない。
昨日の高値は130.225、本日の安値(途中経過)は129.689となっており、本日24時期限の130.00のオプションが明確に意識されていると思われる。
この場合、130.00を挟んだレンジが継続しやすく、オプションカットの24時までは、130.00に接近する方向にポジションを取ることで優位性を発揮するのがガンマトレードである。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

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昨日はユーロドルの強烈なショートカバーに支えられ、ユーロ円も急反発、130.000のラウンドナンバーの節目を明確に上抜き、130.592の高値をつけた。
ただし、あや戻し的な側面も大きく、一目均衡表の雲のレジスタンスもあり、130.000台を維持するのは容易ではなさそうだ。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

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昨日の高値130.592から往ってこいで値を削っており、130.000のラウンドナンバーの節目のサポートを試す可能性が高い状況である。
このレベルを維持できるとすれば、ユーロドルより、ドル円の115円台定着が貢献することになるだろう。

重要なチャートポイント

  1. 年初来高値134.124・安値125.087
  2. 注目の高値130.592・安値129.648
  3. 直近の高値130.592・安値130.121(本日途中経過)

本日のトレードシナリオ

ユーロドルがほぼ往ってこいで昨日の上昇値幅を失っているにも関わらず、130.000台を維持しているのは、ドル円のじり高トレンドによるものである。
130.121の安値を割り込んだとしても、130.000レベルでは押し目買いの需要は旺盛であろうと思われ、反発上昇を想定しておきたい。

3.ポンドドルのトレード戦略

英国の経済環境と今後の金融政策

  • 12月8日には、0.681%まで下落した英国10年債利回りは、昨日1.026%まで上昇し、ポンド高を支えている。近い将来1.5%までの回復を期待する市場関係者が増加している。

英国と米国の10年債利回り(長期金利)の格差とポンドドル相場


直近では、明らかに利回り格差が拡大しており、ポンドドルの上昇を支えている。

相場に特に影響を与えるイベント

  • 30日(木)22:30 米国新規失業保険申請件数・失業保険継続受給者数

ガンマトレードに役立つオプション情報

現状、為替相場に影響を与えるオプションは確認できない。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

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年初来安値1.13596をつけてから、久しぶりにポンドドルらしい自律反発のショートカバーが継続中であるが、1.35000の最重要なプライスの節目および一目均衡表の雲のレジスタンスが強い中、本日は1.35048まで高値を伸ばしている。
しかし、年度末のロンドンフィキシングに向けての実需のリバランスによる買い越しである可能性も高く、滞空時間は短く、しっかりとレジスタンスを受けて、いったん反落となっている。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

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1.31730の直近安値をつけた20日(月)を基準として、不完全ながらも、本日まで8営業日連続の上げダウと認定して良い状況にあり、もう一段の戻り高値を試す可能性が十分ある。

重要なチャートポイント

  1. 年初来高値1.42481・安値1.31596
  2. 注目の高値1.35048・安値1.34082
  3. 直近の高値1.35048・安値1.34539(本日途中経過)

本日のトレードシナリオ

1.35000の重要なプライスの節目を直前に、上昇のモメンタムが弱まった可能性が高いと、昨日までは感じられたが、昨日25時のロンドンフィキシングに向けての実需買いと思われる騰勢が強く、年度末まで2回のロンドンフィキシングに向けて、再び騰勢が強まる可能性を想定しておきたい。
ただし、その流れで1.35000を上抜いても、滞空時間は短く、急反落の可能性が高いと考える。

4.ポンド円のトレード戦略

ガンマトレードに役立つオプション情報

現状、為替相場に影響を与えるオプションは確認できない。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

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12月6日(月)に148.945の安値をつけてから、本日の戻り高値は155.353まで、640.8pipsの暴騰となっている。
足元の相場では、フィボナッチ・リトレースメントの38.2%レベルの154.486がレジスタンスもあっさり上抜き、155.000の重要なプライスの節目を挟んだ保ち合いになりつつある。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

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149.521の安値をつけた20日(月)を基準日として、本日まで8営業日連続で、高値および安値を階段状に切り上げ、上げダウ(24日のみ例外)となっており、上昇トレンドが継続中であるが、上昇のモメンタムを昨日取戻し、さらなる上伸の可能性も十分あり得る。

重要なチャートポイント

  1. 年初来高値158.213・安値139.510
  2. 注目の高値155.353・安値154.000
  3. 直近の高値155.353・安値154.852(本日途中経過)

本日のトレードシナリオ

株高・原油高のリスクオンが継続する前提で、155.000の重要なプライスの節目のサポートを固め、もう一段上の節目156.250を目指す展開を主体に考えておきたい。
年度末のロンドンフィキシングに向けてのリバランスの状況が、その値動きを加速するか、減速させるかは事前には予測不能である。

5.豪ドル米ドルのトレード戦略

豪州の経済環境と今後の金融政策

  • 直近では、RBNZ(豪州中銀)の金融政策の行方が話題に上ることは少なくなっているが、タカ派色を強めるFRBとの格差が、豪ドル米ドルの上値を重くする可能性は高い。とは言え、2022年半ば米国が利上げを実際に開始するまでの市場の期待値である。

豪州と米国の10年債利回り(長期金利)の格差と豪ドル米ドル相場


利回り格差は直近で明らかに縮小しており、理論的には豪ドル米ドルの下押し要因となり得る。

相場に特に影響を与えるイベント

  • 30日(木)22:30 米国新規失業保険申請件数・失業保険継続受給者数
  • 31日(金)10:00 中国財新製造業PMI・非製造業PMI

ガンマトレードに役立つオプション情報

  • 0.7300 31日(金)24:00
昨日の高値0.72723に対して、0.7300のオプションは、今週末の期限までに、レジスタンスとしての影響力がさら増してくることが想定される。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

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年初来安値0.69922からの自律反発は、0.72723止まりであり、0.72500の重要なプライスの節目を明確に上抜いたとまでは言えず、レジスタンスを受けている。
一目均衡表の雲のレジスタンスも接近中であり、反発継続の阻害要因になりそうだ。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

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0.72500の重要なプライスの節目を、終値レベルで明確に上抜けない日が続いており、本日まで継続すれば6営業日連続となる。
戻り高値圏での保ち合いが続き、反落を警戒すべき局面に入ってきたが、31日(金)期限の0.73000のオプションが消滅すれば、上値が軽くなる可能性もあり得る。

重要なチャートポイント

  1. 年初来高値0.80071・安値0.69922
  2. 注目の高値0.72723・安値0.72127
  3. 直近の高値0.72667・安値0.72433(本日途中経過)

本日のトレードシナリオ

株式・原油相場のリスクオンでも、他の資源国通貨やポンドと比べて上値は重く、再び下落バイアスが高まりやすい状況であるが、底堅さも見せており、高値圏での保ち合いが継続する可能性が高い。

6.豪ドル円のトレード戦略

ガンマトレードに役立つオプション情報

現状、為替相場に影響を与えるオプションは確認できない。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

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12月3日(金)に78.786の安値をつけてから、本日は83.602の戻り高値まで、481.6pipsの暴騰となっている。
フィボナッチ・リトレースメントの38.2%レベルの83.058がレジスタンスも上抜き、83.750の重要なプライスの節目のレジスタンスを試す状況である。
83.750と同時に、一目均衡表の雲のレジスタンスを同時に上抜けば、85.000の非常に重要なプライスの節目までの戻りもあり得る状況である。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

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80.268の安値をつけた20日(月)を基準日として、本日まで8営業日連続で、高値および安値を階段状に切り上げ、上げダウ(24日のみ例外)となっており、上昇トレンドが継続中であるが、上昇のモメンタムは徐々に弱まっている。
83.750の重要なプライスの節目を明確に上抜くことができるかどうかが、もう一段上昇できるか否かのポイントになるだろう。

重要なチャートポイント

  1. 年初来高値88.251・安値78.849
  2. 注目の高値83.602・安値82.527
  3. 直近の高値83.602・安値83.265

本日のトレードシナリオ

豪ドル米ドルの上昇のモメンタムが非常に強いとは言い難いため、ドル円が115円台に定着し、115.520の年初来高値更新に向けて上昇トレンドを継続するならば、83.750のプライスの節目も明確に上抜いて、85.000の非常に重要なプライスの節目に向けての上昇トレンドに発展する可能性がある。


Weeklyレポートで提示したトレードシナリオに対する検証を、火、水、木発行のレポートで行うルーティンになります。
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上野ひでのり