【上野ひでのりプロFX】今週のトレード戦略 2021年11月28日(日)

【上野ひでのりプロFX】Weeklyトレード戦略 2021年11月21日(日)【有料版】


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【上野ひでのりプロFX】今週のトレード戦略 2021年11月21日(日)

下記のコンテンツを完全無料で提供しています。

1.為替相場の値動きの最大要因である米国金利の最新情報
2.主要通貨ペアの値動きの概況
3.ドル円トレードの勝てるシナリオ提供

このブログでは、ドル円以外の通貨ペア全6種類の詳細な相場情報をお届けします。

有料化(料金などのサービス体系は未定)に向けたパイロット版であり、11月末日までは無料でお読みいただけます。


目次

【まとめ】音声解説(インターネットラジオ)

1.ユーロドルのトレード戦略

ユーロ圏の経済環境と今後の金融政策

  • コロナ渦第5波が急拡大で、オーストリアがロックダウンを決定
  • Ifo独企業景況感が4か月連続低下(6か月ぶりの低水準)
  • 足元のインフレ加速のため、短期金融市場では来年11月までに0.10%の利上げを織り込んでいる。
  • ECB(欧州中央銀行)は、インフレが依然の予想よりも長期化する可能性には言及するも、「一時的」との言及を繰り返す。
  • ラガルド総裁は、「利上げ前に満たされるべきフォワードガイダンスの3つの条件を明確に示している。2022年中に満たされる可能性は非常に小さい」と発言
  • パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)は来年3月で終了するが、代わりに資産購入プロフラム(APP)を現在の月200億ユーロから月400億ユーロに拡大して緩和を継続する可能性
  • バイトマンECB理事(独連銀総裁)が、ラガルド体制に抗議の辞任を表明
  • 独経済諮問委員会はECBに対して、FOMCのドットプロットのようなメンバーの金利予想で、正常化の道筋を示すべきとの提言を行った。
  • トルコリラの急落で、南欧の銀行のトルコ向け融資(スペイン、フランスが過半数)が不良債権化している。
欧州圏のパンデミック急拡大により、ユーロドルは暴落が継続中
インフレの加速、長期化懸念で市場では利上げの織り込みが進むが、ラガルド総裁は、市場の利上げ期待に強い反発を続け、コミュニケーション能力に欠けるという指摘がある。
インフレの加速を示す経済指標の発表とこれに連動した市場の2022年の利上げの織り込みはユーロの上昇要因。
ECBの市場と対立する強硬なスタンスは、ユーロ売りの要因となりやすい。

ドイツと米国の10年債利回り(長期金利)の格差とユーロドル相場

相場に特に影響を与えるイベント

  • 未定 FRB議長人事が決定(パウエル氏かブレイナード氏)
  • 22日(月)25:30 米国2年債入札
  • 22日(月)27:00 米国5年債入札
  • 23日(火)17:15 仏製造業PMI・サービス業PMI【速報値】
  • 23日(火)17:30 独製造業PMI・サービス業PMI【速報値】★
  • 23日(火)18:00 欧製造業PMI・サービス業PMI【速報値】
  • 23日(火)27:00 米国7年債入札
  • 24日(水)18:30 独Ifo景況指数★
  • 24日(水)22:30 米国新規失業保険申請件数・失業保険継続受給者数
  • 24日(水)22:30 米国第3四半期GDP【改定値】
  • 24日(水)22:30 米国個人消費【改定値】
  • 24日(水)22:30 米国耐久財受注
  • 24日(水)24:00 米国新築住宅販売件数
  • 24日(水)24:00 米国ミシガン大学消費者信頼感指数【確報値】
  • 24日(水)24:00 米国PCEコアデフレーター ★
  • 24日(水)24:00 米国個人所得・個人支出
  • 24日(水)24:30 米国週間原油在庫
  • 24日(水)28:00 FOMC議事録公表(11月2日、3日分) ★
  • 25日(木)米国祝日(感謝祭) 米国金融市場は休場
  • 25日(木)21:30 ECB理事会議事要旨公表(10月28日開催分)
  • 25日(木)22:30 ラガルドECB総裁の発言
  • 26日(金)米国ブラックフライデー 米国金融市場は短縮取引
  • 26日(金)17:00 ラガルドECB総裁の発言
仏、独、欧州の製造業PMI・サービス業PMI【確報値】(特に独が重要)について、予想からのかい離が大きいとユーロ相場に与える影響が大きい。
独Ifo景況指数が5か月連続低下になる可能性があり、その場合、ユーロ売り要因になる。

ガンマトレードに役立つオプション情報

「ガンマトレード」とは、大きめのオプションの権利行使価格(ストライク)に対して、期限日のNYオプションカット(24時)に向けて行われる優位性の高いトレードである。
オプションカットの直前まで、ストライクを上回れば売り、下回れば買いのポジションが増加していきストライクに収れんしていく値動きが典型的である。

  • 1.1580 22日(月)24:00大きめ
  • 1.1550 30日(火)24:00大きめ
  • 1.1500 22日(月)24:00大きめ 24日(水)24:00巨大
  • 1.1450 22日(月)24:00大きめ 30日(火)24:00大きめ
  • 1.1400 24日(水)24:00大きめ
  • 1.1350 22日(月)24:00 25日(木)24:00
  • 1.1340 23日(火)24:00
  • 1.1300 22日(月)24:00 24日(水)24:00
  • 1.1220 23日(火)24:00
19日(金)につけた年初来安値1.12500からの反発は弱く、1.13221止まりである。
大きめのオプションは、1.1400以上に設定されているが、オプション絡みの売買で、今週中にそのレベルまで戻す可能性は低い。
1.13台のオプションが大型になれば、ショートカバーの急反発を阻むレジスタンスとして機能するだろう。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

画像をクリックすると、別画面でフルHD表示できます。

1.15000の重要なラウンドナンバーの節目を割り込んで以降、明確なサポートラインが見つからないが、1.12500の重要な節目のプライスのサポートが頼りの状況は先週から変わらず、19日(金)に1.12500ぴたりでサポートされ、急反発となった。
しかし、戻りは1.13221止まりであり、週末大引けにかけてじり安、週明けも年初来安値圏での保ち合いが続いている。

今週、1.12500を割り込んで、さらなる下値模索する可能性は50%の確率であり得ると考えており、その場合、過去の安値レベルでの明確なサポートが存在せず、プライスの節目のサポートを順々に試す形になるだろう。

  • 1.12500(強力な節目のプライス)
  • 1.11250(強力な節目のプライス)
  • 1.10000(強力な節目のプライス)
  • 1.09341(XOP=拡大された安値目標)
とは言え、FRB議長人事を始めとする今週の重要なイベントがきっかけで、急反発、強烈なショートカバーが起こる可能性も十分あり、その場合、戻り売りのターゲットは下記の水準が強力になりそうだ。
  • 1.13750(強力な節目のプライス)
  • 1.15000(強力な節目のプライス)
  • 1.15365(OP=メインの安値目標)

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

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先週末の安値1.12500、高値1.13741、この124.1pipsのレンジのどちらを抜けるかにより、今週の相場が大きく変わってくるが、現状では安値をもう一度試す可能性が高く、2点底で急反発となるか、あっさり安値を下抜けて、上記の安値の節目を目指すか、正念場であろう。
確率的には50:50で、テクニカル的にはサポートされやすいが、ファンダメンタル的には下抜けしやすいと考えている。

重要なチャートポイント

  1. 年初来高値1.23494・安値1.12500
  2. 注目の高値1.13741・安値1.12500
  3. 直近の高値1.13221・安値1.12500

今週のトレードシナリオ

ファンダメンタルズ的には、下げる要素しか見つからないユーロ相場である。
今週発表される重要な経済指標も、前回からの悪化予想となっており、さらに予想を下回る低下となれば、年初来安値を再度更新する可能性が高い。
しかし、一定の材料が出尽くせば、必ず利益確定、ショートカバーで急反発するのが、あらゆる相場の常であるため、突っ込み売りで安値を深掘りする方向にポジションを取るよりも、節目のプライスでサポートされた後の急反発を狙うほうが、値幅的には期待できそうである。

2.ユーロ円のトレード戦略

ガンマトレードに役立つオプション情報

  • 128.00 25日(木)24:00

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

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他の主要クロス円は、10月の円安相場のピークで、年初来高値を更新しているが、ユーロ円のみ年初来高値134.124に対し、10月の高値133.478となり、年初来高値に届いていない。
フィボナッチ・リトレースメントの100.0(年初来高値134.124)から0.0(9月21日の安値127.926★)のレンジ内の値動きが続く可能性が高い。
19日(金)のリスクオフ相場では、クロス円全般が売られ、ユーロ円も127.976まで急落となり、上記★レベルで辛うじてサポートされて、長めの下ヒゲを残し反発に転じた。
128.750の節目のプライスを挟んだ保ち合いが続いており、このレベルをサポートに変えることができれば、再び130.000のラウンドナンバーを目指した反発が継続する可能性がある。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

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11月10日の米国CPIショック直前につけた131.417の戻り高値の日を基準として、7営業日連続で、高値と安値を階段状に切り下げる下げダウ(一部例外あり)となった。
日足で述べた★レベルでは力強く反発したものの、その後は128.750の節目のプライスを挟んだ保ち合いが継続中である。

重要なチャートポイント

  1. 年初来高値134.124・安値125.087
  2. 注目の高値133.478・安値127.926
  3. 直近の高値129.984・安値127.976

今週のトレードシナリオ

19日(金)の18時台から、リスクオフのドル円・クロス円売りのトレンドが継続中であり、再度、日足で述べた★レベルのサポートを試す可能性があるが、NY株価が一時的に暴落するような強烈なリスクオフにならなければ、★レベルを下抜いていく可能性は低いだろう。
ドル円が115.000のレジスタンスに向けて反発する可能性は高く、ユーロドルも、もう一度安値を試した後には強烈なショートカバーが入る可能性が十分あり、ユーロ円も130.000のラウンドナンバーを目指しての反発となる可能性を70%程度の確率でみておきたい。

3.ポンドドルのトレード戦略

英国の経済環境と今後の金融政策

  • BOE(英中銀)のベイリー総裁は、インフレ警戒のシグナルを発し続け、世界同時多発的な債券市場の動揺(早期利上げの織り込み競争)である「狂乱の10月」を招いた。
  • ベイリー総裁の発言から、市場は11月4日のMPC(英中銀金融政策委員会)での利上げを確実視していた。
  • 結果は、期待を裏切る見送りとなり、市場の行き過ぎた利上げ期待にも懸念を示した。
  • BOEは、今後数か月以内の利上げが必要との認識は示しており、市場は2022年2月の利上げ開始に見方を後退させている。
  • 11月17日に発表された英国消費者物価指数(CPI)が予想を大きく上回り、今年12月の利上げの織り込みが再び進みつつある。
10月に大騒ぎして市場を混乱させ、11月の利上げが規定路線になると、利上げを見送り、市場の期待に懸念を示すという流れで、ベイリー総裁は市場の信認を完全に失った。
ポンドの失望売りにつながり、年初来安値を更新している。

英国と米国の10年債利回り(長期金利)の格差とポンドドル相場

相場に特に影響を与えるイベント

  • 未定 FRB議長人事が決定(パウエル氏かブレイナード氏)
  • 22日(月)25:30 米国2年債入札
  • 22日(月)27:00 米国5年債入札
  • 23日(火)18:30 英国製造業PMI・サービス業PMI【速報値】★
  • 23日(火)20:00 英国ハスケルMPC委員の発言
  • 23日(火)24:00 英国ベイリーBOE総裁の発言★
  • 23日(火)27:00 米国7年債入札
  • 24日(水)22:30 米国新規失業保険申請件数・失業保険継続受給者数
  • 24日(水)22:30 米国第3四半期GDP【改定値】
  • 24日(水)22:30 米国個人消費【改定値】
  • 24日(水)22:30 米国耐久財受注
  • 24日(水)23:30 英国テンレイロMPC委員の発言
  • 24日(水)24:00 米国新築住宅販売件数
  • 24日(水)24:00 米国ミシガン大学消費者信頼感指数【確報値】
  • 24日(水)24:00 米国PCEコアデフレーター ★
  • 24日(水)24:00 米国個人所得・個人支出
  • 24日(水)24:30 米国週間原油在庫
  • 24日(水)28:00 FOMC議事録公表(11月2日、3日分) ★
  • 25日(木)米国祝日(感謝祭) 米国金融市場は休場
  • 26日(金)米国ブラックフライデー 米国金融市場は短縮取引
  • 26日(金)22:00 英国ピルMPC理事の発言
ベイリーBOE総裁のコメントが、先週のCPIの好調を受けて、利上げに積極的なタカ派なニュアンスを帯びてくれば、ポンド相場主体の上昇が継続する可能性がある。
しかし、今週は、米国側の経済指標やイベント(FRB議長人事の決定)などで、ドル主体で相場が動く可能性が高いと想定している。

ガンマトレードに役立つオプション情報

  • 1.34000 26日(金)24:00
  • 1.33700 22日(月)24:00
1.34000のオプションは、18日(木)までに大きく上抜いたものの、19日(金)の強烈なリスクオフによる反落により、上記オプションのストライクの下に潜り込んでおり、1.33700と1.34000のストライクに向けて値を寄せていく可能性は高いと考える。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

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フィボナッチ・リトレースメント100.0(起点)は年初来高値の1.42481であり、0.0(終点)は旧年初来安値の1.34112★である。
戻り高値の1.38341はフィボナッチ38.2%と61.8%の中間地点になるが、200日移動平均線のレジスタンスを受けて下落に転じ、11月4日のMPCでの利上げ見送りにより、さらなる急落となった。

いったん旧年初来安値でサポートされ、自律反発に転じたものの、10日の米国CPIショックでさらなる下落を招き、当日中に年初来安値を更新した。
12日に新年初来安値1.33527をつけた後は、週末の買戻し、ポジション調整も手伝い自律反発となったものの、19日(金)のリスクオフで大きく反落、1.34069の安値をつけてから反発、辛うじて★レベルでサポートされた形である。
新年初来安値をつけてからの反発が弱く、ドル全面高に押される展開が継続しており、ドル相場の急反落がないと、上昇の浮力がつかない状況にある。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

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19日(金)の高値1.35093、安値1.34069に対して、22日(月)は、安値圏での狭いレンジでのはらみ足になっており、反発上昇、安値更新、いずれのモメンタムにも欠けている。

重要なチャートポイント

  1. 年初来高値1.42481・安値1.33527
  2. 注目の高値1.36066・安値1.33527
  3. 直近の高値1.35093・安値1.34069

今週のトレードシナリオ

17日(水)発表の英国消費者物価指数(CPI)の予想上振れ効果は、ファンダメンタル的には、近い将来のポンド相場の反発を支えるものになると期待できる。
しかしながら、足元では、19日(金)のリスクオフ相場から抜け出すことができず、上値が重い展開が続いている。
ポンド(英国)側主導の相場ではなく、米国株価、WTI原油先物、米国長短金利(米国債利回り)が相場を動かすドライバーになっているため、いったん全面ドル高からの反落が確認できないと、ポンドドル相場の浮力は獲得できないであろう。

4.ポンド円のトレード戦略

ガンマトレードに役立つオプション情報

現状、為替相場に影響を与えるオプションは確認できない。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

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フィボナッチ・リトレースメントの100.0(起点)は、7月20日につけた押し目の148.456であり、0.0(終点)は10月20日に円安のピークでつけた年初来高値の158.213である。

4日のMPCでの利上げ見送りによる急落要因が、12日の安値152.328に至るまでの大部分を占めている。
フィボナッチ38.2%の154.486★は下抜いたが、61.8%の152.183の手前で押し目を入れており、38.2%ラインを目指して自律反発を続ける可能性が高いと考える。

実際に、17日(水)には、★レベルを力強く上抜いたものの、戻り売りに押され、19日(金)には再度★ラインにタッチしたものの、レジスタンスを受け下落中に、強力なリスクオフのポンド円に押されて急反落となり、152.500のサポートを試すレベルまで達した。
その後は、週末の引けに向けて急反発となったが、一目均衡表の雲と153.750の節目のプライスでレジスタンスを受けているところである。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

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ポンドドルと同様、19日(金)の高値154.447、安値152.516に対して、22日(月)は、安値圏での狭いレンジでのはらみ足になっており、反発上昇、安値更新、いずれのモメンタムにも欠けている。

重要なチャートポイント

  1. 年初来高値158.213・安値139.510
  2. 注目の高値156.243・安値152.328
  3. 直近の高値154.447・安値152.516

今週のトレードシナリオ

極端なリスクオフが継続する可能性は低いため

  1. ドル円の114円レベルの安定的な推移
  2. ポンドドルの強烈なショートカバー
2つの要因で、ポンド円が急反発に転じる可能性は非常に高いと思われる。
日足で述べた★レベルの154.486から155.000の節目のプライスまでの反発の可能性を80%程度想定しておきたい。
残り20%の確率では、12日の押し安値152.328を割り込むような極端なリスクオフ(円とドルの全面高)もあり得ると考える。

5.豪ドル米ドルのトレード戦略

豪州の経済環境と今後の金融政策

  • 一次産品の最大輸出先の中国の景気減速の影響が大きく、鉄鉱石相場が大幅反落で、厳しい経済環境に
  • 日本向けのLNG(液化天然ガス)の輸出は好調で、豪ドル円相場には追い風
  • 経済活動再開の動きが顕著になっており、豪州の実質GDP成長率は2022年末に前年比+5.5%へと大幅に上昇する見通し
  • 11月2日、RBA(豪州中銀)のフォワードガイダンスで、「2024年前の利上げなし」の文言を削除、ロウ総裁は2023年の利上げの可能性にも言及。市場では早期利上げ観測が台頭
  • RBAは、3年債利回り目標を撤廃し、イールドカーブコントロール政策を廃止。金利上昇を容認
経済活動再開と第3四半期の消費者物価指数の上昇により、RBAは金融正常化に舵を切ったことが鮮明になったが、米国よりは遅れており、今後利回り格差の変動に注目したい。

豪州と米国の10年債利回り(長期金利)の格差と豪ドル米ドル相場

相場に特に影響を与えるイベント

  • 未定 FRB議長人事が決定(パウエル氏かブレイナード氏)
  • 22日(月)25:30 米国2年債入札
  • 22日(月)27:00 米国5年債入札
  • 23日(火)27:00 米国7年債入札
  • 24日(水)07:15 豪州ブロックRBA総裁補佐の発言
  • 24日(水)09:40 豪州ブロックRBA総裁補佐の発言
  • 24日(水)22:30 米国新規失業保険申請件数・失業保険継続受給者数
  • 24日(水)22:30 米国第3四半期GDP【改定値】
  • 24日(水)22:30 米国個人消費【改定値】
  • 24日(水)22:30 米国耐久財受注
  • 24日(水)24:00 米国新築住宅販売件数
  • 24日(水)24:00 米国ミシガン大学消費者信頼感指数【確報値】
  • 24日(水)24:00 米国PCEコアデフレーター ★
  • 24日(水)24:00 米国個人所得・個人支出
  • 24日(水)24:30 米国週間原油在庫
  • 24日(水)28:00 FOMC議事録公表(11月2日、3日分) ★
  • 25日(木)米国祝日(感謝祭) 米国金融市場は休場
  • 25日(木)09:30 豪州第3四半期民間設備投資
  • 26日(金)米国ブラックフライデー 米国金融市場は短縮取引
  • 26日(金)09:30 豪州小売売上高★
豪州小売売上高が相場を大きく動かす可能性は低く、米国側の指標やイベント(FRB議長人事の決定)などのドル主体の値動きになると思われる。

ガンマトレードに役立つオプション情報

「ガンマトレード」とは、大きめのオプションの権利行使価格(ストライク)に対して、期限日のNYオプションカット(24時)に向けて行われる優位性の高いトレードである。
オプションカットの直前まで、ストライクを上回れば売り、下回れば買いのポジションが増加していきストライクに収れんしていく値動きが典型的である。

  • 0.7425 26日(金)24:00
  • 0.7415 22日(木)24:00小さめ
  • 0.7400 23日(火)24:00
  • 0.7275 24日(水)24:00
  • 0.7270 22日(木)24:00小さめ
本日の高値0.72733レベルより上に、全てのオプションが存在しており、今後の反発相場で、その節目ごとにレジスタンスが機能する可能性が高くなっている。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

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フィボナッチ・リトレースメントの100.0(起点)は、2月25日につけた年初来高値の0.80071であり、0.0(終点)は8月20日につけた年初来安値の0.71058である。
現状では、押し安値(年初来安値)0.71058を更新する可能性を想定したフィボナッチ・リトレースメントの引き方になっているが、上述したRBAの金融政策のタカ派転換(11月2日時点)により、反発上昇する可能性が高いと考えている。

38.2%戻しの0.74501、61.8%戻しの0.76628で戻り売りという戦略が基本であるが、実際の戻り高値は0.75553であり、半値戻しレベルにある200日移動平均線にレジスタンスを受けて下落している。
直近2週間は資源国通貨売り優勢で、戻り売りが継続中であるが、0.72500の重要なプライスの節目近辺から反発に転じている(実際は0.72266、0.72267の2点底からの反発)。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

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0.73704の戻り高値をつけた15日を基準として、本日まで5営業日連続の下げダウとなっているが、重要なプライスの節目の0.72500(実際は25pips下の節目0.72250)では、いったん反発に転じている。
原油相場の下落による資源国通貨売りが、上値を重くしている。

重要なチャートポイント

  1. 年初来高値0.80071・安値0.71058
  2. 注目の高値0.75553・安値0.72621
  3. 直近の高値0.73676・安値0.72621

今週のトレードシナリオ

11月16日のRBAロウ総裁の発言は、11月2日の理事会で行った発言より、ややハト派に傾いた印象があり、豪ドル売りが続いている。
原油相場の軟化から資源国通貨売りとなり、より一層下落圧力を強めているが、19日(金)の安値0.72260★を下抜ける可能性は低いと想定している。
原油相場を含めコモディティ価格が暴落するようなケースは想定しにくいが、仮にそうなれば、★安値レベルを大きく割り込むだろうが、20%以下の確率だと考えている。
米国金利の上昇によるドル全面高のパターンでは、★安値レベルは更新しにくいと考える。

6.豪ドル円のトレード戦略

ガンマトレードに役立つオプション情報

現状、為替相場に影響を与えるオプションは確認できない。

日足テクニカル分析(フィボナッチ)

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フィボナッチ・リトレースメントの100.0(起点)は、8月20日につけた押し目の77.892であり、0.0(終点)は10月21日に円安のピークでつけた年初来高値の88.251である。
38.2%の押し目レベルは83.058、61.8%の押し目レベルは81.085であるが、19日(金)のリスクオフのピークでも、61.8%レベルには達することはなく、一目均衡表の雲のサポートを受けて、再び38.2%レベルまで値を戻している。
豪ドル米ドルが先週安値を大きく更新する流れにならない限り、ドル円の反発上昇が牽引する豪ドル円の上昇の可能性は高いと思われる。

同じ豪ドルでも、豪ドル米ドルとはまるで違う強いチャートになっており、年内に年初来高値を更新する可能性も十分あり得る。

1時間足テクニカル分析(ダウ理論)

リスクオフの嵐となり82.153の安値をつけた19日(金)を基準として、22日(月)は安値をしっかり切り上げ、高値更新の態勢も整えているため、今後の反発上昇に十分期待が持てるチャートとなっている。
ダウ理論でいう明確な転換のシグナルが出た可能性がある。

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重要なチャートポイント

  1. 年初来高値88.251・安値78.849
  2. 注目の高値85.205・安値82.153
  3. 直近の高値83.357・安値82.153

今週のトレードシナリオ

豪ドル米ドル相場とは明確に区別する必要があり、豪ドル円は、豪州と日本の貿易収支の実需を反映したものである。
今週のRBAロウ総裁のややハト派発言と原油安で豪ドル米ドルは下落しているが、ドル円は19日(金)に大きな調整を入れたものの強い相場が継続しており、値動きが相殺されている。
もう一段の上昇のためには、豪ドル米ドルの下げ止まりを確認する必要があるだろう。


Weeklyレポートで提示したトレードシナリオに対する検証を、火、水、木発行のレポートで行うルーティンになります。
引き続きよろしくお願いいたします。

上野ひでのり