【上野ひでのりプロFX】今週のトレード戦略 2021年11月28日(日)

【上野ひでのりプロFX】本日のトレード戦略 2021年11月17日(水)


このブログでは、下記の情報を完全無料で毎営業日提供することにより、個人FXトレーダーの必勝を全力でサポートします。

FXトレードで継続的に収益を上げるために必ず知っておくべき重要情報をリアルタイムにお届けしますので、プロに負けない優位性の高いトレードシナリオを再現できるようになります。

1.為替相場の値動きの最大要因である米国金利の最新情報
2.主要通貨ペアの値動きの概況
3.ドル円トレードの勝てるシナリオ提供

ドル円以外の通貨ペアの詳細な相場情報については、【有料】トレード戦略レポート会員用ブログで公開します。
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できる限りビジュアルベースで分かりやすい簡潔な説明を心がけます。

最後のまとめは、音声(インターネットラジオ)で収録していますので、各種グラフやチャートを読み取るのが苦手な方は、先にラジオを聞いていただくことをおすすめします。
最重要ポイントについて、上野ひでのりの肉声で解説します。

為替相場を動かす3大要因は下記の通りです。

  1.  金 利
  2.  投 機
  3.  実 需
特に、金利と投機の動向については、多角的に分析した最新データを提供します。
実需の動向については、何か特別なフローが判明した場合、随時お知らせします。

【まとめ】音声解説(インターネットラジオ)

為替相場概況

このDailyブログをお読みいただく前に、下記のWeeklyブログをお読みください。

【上野ひでのりプロFX】今週のトレード戦略 2021年11月14日(日)

16日(月)のドル相場は、NYタイム入り前までは、米国債利回り(米国金利)が前日の高値からの押し目での保ち合いに終始し、明確な動意なし。

ドル円は東京タイム前場に114.311の高値をつけて上昇の意欲を見せるも反落。
しかし、114円台は底堅く、朝方の114.067の安値を下抜くことはなく114.100で押し目を固めてから、欧州タイム以降の高値更新に期待を持たせた。

昨日24時には114.300に大きめのオプションのストライクがあり、NYタイム入りに向けて上昇をサポートした側面もあろう。

NYタイム入り後は、22:30発表の米国小売売上高が予想を大きく上回りドル相場は上昇。
23:15発表の米国鉱工業生産も同様でドル高を支えた。

しかし、指標の効果は実際には限定的で、ドル円は114.400近辺から114.300のオプションに向けて下落、米国債利回りも、ドル円と相関が高い2年債利回りの伸びは限定的、10年債利回りは前日高値に迫る値動きであった。
ポンドドル、豪ドル米ドル、ユーロドルは、米国小売売上高の発表直後こそ下落したが、その後急激に値を戻し、当日高値圏まで値を伸ばす結果に。

ここでゲームチェンジャーとなったのが、今週を通して要注意のFRBの要人発言である。

ブラード・セントルイス連銀総裁はブルームバーグTVのインタビューに答え、「PCEコアデフレーターがかなり高く、FRBはテーパリングを加速するなど、よりタカ派的に行動すべきだ」との考えを示した。
また、市場の金利見通し(FedWatch)には同意、今後の経済環境次第だが2022年に2回の利上げを予想しているとした。
さらに、利上げ以外でもタカ派寄りの行動ができるとし、テーパリング終了を待たずに利上げも可能だと指摘した。

26:00、29:10開始予定の他のFRB要人の講演を警戒していたが、予定されていないタイミングでのコメントで、ドル戻り売りのムードは一変、急激なドル買戻しとなった。

ユーロドル、豪ドル米ドル、ポンドドルは急反落で、ユーロドルは年初来安値をさらに更新。
ドル円は、24時にNYオプションカットの大きめのストライク114.300があったため、上値が重かったものの114.600近辺まで、戻り売りの強さに対抗してじり高となった。

米国債利回りは急騰と言えるほどの伸びはなく、10年債利回り(長期金利)の高値は1.646%まで。
10月22日の1.706%レベルには、まだ遠い印象。

先週の米国CPIショックに引き続き、絶好調な指標がドル相場を押し上げたようなエコノミストのコメントが多いが、実際にはブラード・セントルイス連銀総裁(来年から投票権あり)のタカ派コメントが決め手となっている。

リアルタイムにNYタイムの相場を見ていない日本人エコノミストの後付け解釈にはだまされないようにしたい。

昨日の通貨の強弱と売買動向

対米ドル通貨強弱(前日比)


英国雇用統計の好調でポンドのショートカバーが進行し、ドル高による反落でも強さを維持した。ポンドドルは小幅上昇、ポンド円は大きく上伸。
ユーロドルで年初来安値の更新が続いたが、実際には円のほうが弱くユーロ円の下落を支え、豪ドルは対ドルで大きく下落したが、円に対しては強さを辛うじて維持した。

ドルインデックス DOLLAR INDEX SPOT(DXY) 日足チャート

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ドルインデックスは、93~94の揉み合いを上抜け、95.978まで上昇。
2020年7月22日以来の高水準となり、ドル全面高を示している。
直近の高値更新については、構成比における比重が最も高いユーロドルの急落が貢献した形である。

為替トレードに必須! 必ず確認しておきたい関連相場情報

ダウ平均株価 日足チャート

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名目金利の上昇基調は確認できるが、期待インフレ率がそれを上回るペースで上昇中のため、実質金利はマイナスを深掘りしている状況から、株式市場にとって追い風は続き、企業業績も好調であることから、史上最高値更新を続ける可能性が高い。

直近のドル円相場は株価との連動性が薄れており、米国金利(米国債利回り)の上昇によるドル高やWTI原油の上昇による円安の要素のほうが影響力が強くなっている。

WTI原油先物 日足チャート

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需要の急増に対し、産油国が増産に応じない状況から、8月23日の61.76ドルの押し目から急騰、10月25日に85.39ドルをつける過程で、大幅な円安が進行した。
しかし、足元の在庫は増加しており、85ドル水準が強力なレジスタンスとなりそうである。
85~90ドルが需要減を招かない限界値であると考える市場関係者が多く、悪いインフレ(スタグフレーション)懸念と連動する円安が、これ以上加速する可能性は低いと思われる。

ドル円のファンダメンタルズ

米国の経済環境と今後の金融政策

  • 米国株主要3指数が史上最高値を更新中
  • 足元のインフレが加速している状況の中、FRBの「インフレは一時的(transitory)」の見通しが誤っている可能性
  • 11月から量的緩和の縮小(テーパリング)を開始し、2022年半ばで終了見込み
  • FRBの要人発言では、利上げを急ぐ局面ではないと繰り返すが、市場では2022年末時点で2回以上の利上げを80%以上織り込んでいる。ブラード・セントルイス連銀総裁は、16日にこの見通しに賛成した。
  • FRB議長人事が大詰め。パウエル議長の再任確率が下がり、ブレイナード理事の就任の可能性が高まりつつあるが、よりハト派(緩和的)な議長の誕生は、利上げ確率を下げ、一時的なドル反落を招く可能性がある。

米国と日本の10年債利回り(長期金利)の格差とドル円相場


実質金利の比較より簡便な名目金利の比較を行っている。
利回り格差の拡大がドル円相場の上昇につながるというのが理論的であるが、必ずしも比例的には動かないので注意したい。
日本の10年債利回りの変動は非常に小さいため、米国10年債利回りを長期金利のベンチマークとして、ドル円相場の方向性と重ねるという利用のしかたで良いだろう。

ドル円相場に特に影響を与えるイベント

  • 17日(水)22:30 米国住宅着工件数・建設許可件数
  • 17日(水)27:00 米国20年債入札
  • 18日(木)22:30 米国新規失業保険申請件数・失業保険継続受給者数
  • 18日(木)22:30 米国フィラデルフィア連銀景況指数
  • 18日(木)24:00 米国景気先行指数
  • 16日(火)~19日(金)まで、FRB要人発言が続く
  • 未定 FRB議長人事が決定(パウエル氏かブレイナード氏)
経済指標よりも、FRB議長人事を含めて、要人発言が相場を大きく動かす可能性が高い。
昨日のブラード・セントルイス連銀総裁のように要人発言はタカ派(利上げに積極的)に傾く可能性が高くドル高を促進しそうである。
しかし、FRB議長がブレイナード氏に決定した場合には、ハト派の印象が強く、一時的に大幅なドル反落を招くリスクがあるので注意したい。
人事発表は遅くとも今月中、日本の深夜から早朝になる可能性が高いと思われるが、バイデン大統領の動向を注視したい。

ドル円のガンマトレードに役立つオプション情報

「ガンマトレード」とは、大きめのオプションの権利行使価格(ストライク)に対して、期限日のNYオプションカット(24時)に向けて行われる優位性の高いトレードである。
オプションカットの直前まで、ストライクを上回れば売り、下回れば買いのポジションが増加していきストライクに収れんしていく値動きが典型的である。

  • 115.000 17日(水)24:00
  • 114.250 18日(木)24:00
  • 114.200 18日(木)24:00 23日(火)24:00
  • 114.000 24日(水)24:00
  • 113.900 18日(木)24:00
現状では、大きめのオプションが確認できないため、現状では本日のNYタイムの為替相場に大きな影響は与えない見込み。
本日期限の115.000などが確認できるようになり、今後は114円台から115円台前半のオプションに注目したい。

その他の主要通貨ペアに影響を与えるイベント

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ドル円のテクニカル分析

日足分析(フィボナッチ)

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フィボナッチ・エクスパンションによるOP(メインの高値目標)は、115.850となっており、2021年内の高値めどと考えるが、到達可能性は現状では50%程度であろう。
115.000のプライスの節目のレジスタンスは非常に強力であり、昨日のブラード発言だけで上抜くことは容易ではない。

1時間足分析(ダウ理論)

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米国CPIショックの前日の9日に112.725の深めの安値をつけ、この日を基準日として、5営業日連続で高値・安値を切り上げており(一部例外あり)、上げダウ継続中である。
このトレンドの勢いで、一気に115円台を上抜くかどうか注目される。

重要なチャートポイント

  1. 年初来高値114.969・安値102.592
  2. 注目の高値114.969・安値112.725
  3. 直近の高値114.969・安値114.100

今週のトレードシナリオの中間検証

15日(月)に114円台乗せ、16日(火)から114円台キープで、旧年初来高値114.699を目指すという流れは想定通りである。
しかし、17日(水)東京タイム入り直前に114.969までの上昇は、意外感があった。

本日は特別重要な経済指標の発表は予定されていないが、引き続きFRB要人発言に注意したい。
本日23:10、25:00、25:20、26:40、翌6:05、6:10と、断続的にFOMCの投票権を持つ理事の講演が複数入っており、タカ派コメントが米国金利とドル相場を大きく押し上げる可能性に着目したい。

27:00の米国20年債入札は、2年債、10年債などを含めた米国金利に大きな影響を与えることは確実視されており、連れてドル相場が変動しそうである。


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上野ひでのり